古本虫がさまよう 古本屋行脚をしながら気づいたこと? 何が高円寺商店街に起きているのか? 静寂革命か? 有楽町線はなぜ車内が暗いのか? 江戸川橋駅はなぜ待合席の真上の蛍光灯を復活しないのか?
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古本屋行脚をしながら気づいたこと? 何が高円寺商店街に起きているのか? 静寂革命か? 有楽町線はなぜ車内が暗いのか? 江戸川橋駅はなぜ待合席の真上の蛍光灯を復活しないのか?
(2015・10・11・日曜日)






「秋の乗り放題切符」がこの季節あることをすっかり忘れていた。

そのため、昨日(土曜日)は、「休日おでかけパス」(税込み2670円)にて、まずは横浜へ。関内有隣堂の店の前のワゴンのミニ古本市だと、わざわざ出かけるのはちょっとためらうのだが、今回は、「復活!第39回ヨコハマ古書まつり」ということで、2015/10/08~2015/10/11まで、有隣堂・伊勢佐木町本店 有隣堂本店別館2階催事場(旧・文具館)でやっているとのこと。

すでに古本屋ツアーインジャパンさんが走破ルポを書いている。僕も、以前、ワゴンではない、会場での古本市に2年ほど前だったか出かけたことがある(そのとき、洋画DVDに4000円だの強気の価格を付けている古本屋があったが、ある老人が、「こんなのブックオフなら数百円で売っているぞ、ぼったくりや」と趣旨の発言をしたのに共感したものだった?)。その程度の規模なら出かける価値はあるだろうと考えての「遠出」(ちなみにその2年前の今頃の似たような古本屋・古本市行脚は、巻末に再録)。

先ずは、午前10時オープンの有隣堂の古本市を片づけて、有隣堂周辺の古本屋とブックオフを覗き、そのあと、横浜線を経由して八王子へ。ここでも青空的な古本市をやっている。関内から八王子まで乗れば800円程度。本当は町田で下車して高原書店を覗きたいのだが……。

八王子では、古本市のほかにも、3軒ある古本屋とブックオフを覗く。新宿まで行くなら京王線のほうが安そうだが、JRで高円寺へ。古書会館周辺を。そのあと、お茶の水へ……と思っていたのだが……。



あいにくと、土曜日ちょっと午前中片づけなくてはいけない用事があり、午前10時の古本市開催時刻丁度に、横浜に行くのが困難。すると効率よく古本市行脚ができない? JR東日本に打撃を与える程度ほど乗り潰さないと「良心」が疼くから?

日曜日は雨になりそうで、雨だと八王子の古本市はやらないか、行くならなんとか天気がもっている土曜日のほうがいいな…と思いつつも、結局、昨日(土曜日)は、近場オンリーということで、東京メトロの一日乗り放題切符(600円)にして、先ずは神保町界隈へ。今にも降り出しそうな曇り空ではあったが…。まだ、さほど寒くはなく、まずまずの天気。

山崎功氏の『わが回想 イタリアとの六十年』 (同時代社)、本岡三郎氏の『金沢という街』 (金沢実業会)を購入。どちらも自叙伝。そこそこ面白そうだ。

そのあと、地下鉄で神保町駅から有楽町線の江戸川橋駅にちょっと寄った。
なんとホームの待ち椅子の真上の蛍光灯が外されたまま。前にもちょっと注意をしたのに…。茗荷谷駅なんて、「地上駅」だけど、新宿荻窪方面ホームは「谷間」でちょっと暗いので、待ち椅子の真上の蛍光灯を省くと本も読めないよと駅員に注意したら、数日後(翌日かもよ?)にはすぐに点灯した(といっても、一つだけ。もう一つ点灯してもいいと思うけど?)。

そのほか、神保町駅などの待合席の真上の蛍光灯も点灯したほうがいんじゃないのと何度も助言して、かなり時間が経過したけど、いつの間にか復活して久しいというのに、江戸川橋駅はいまだに…。呆れる。
たまたま駅員がホームにいたので再度注意を促した。官僚主義に陥るなとも。駅長に相談します…とか言っていたが…。どうなりますことやら。毎日利用する近くの住民の方も抗議をしては? 利用客を舐めるなと。

それにしても有楽町線の電車は、ほかのメトロの車両と違って特殊車両なのか? どうも車内蛍光灯の位置が、ちょっと上付きなのか、座ると、手許の本の文面が暗く感じる。車内蛍光灯は全部点灯している。最近、ようやく車内では間引きがなくなったことは報告ずみ。これって、一種の欠陥車ではなかろうか? もう少し、車内の明るさに注意をしてほしいものだ。どう考えても、有楽町線の車内蛍光灯の光量は他のメトロ車両と比べても少ない。この沿線では車内読書力は低下するのでは? 自信を持って言える。有楽町線の車両の照明力は他のメトロ車両より劣ると。こういう格差はないほうがいいと思う。

ともあれ、丸ノ内線の新高円寺駅へ。ブックオフを覗くも煩くて買う意欲起きず。お値段も? 黒川博行氏の『勁草』 (徳間書店)は新刊だが、税込み定価1944円が、なんと1560円(税込み)もする。全然安くない? せいぜいで2割引。これでは…。図書館を利用しようとする人も多いのでは? 文庫になるのを待つ?

この前、ある定年生活者の人と話をしていたら、いやぁ、この本面白いねということで、何冊か本をカバンから取り出していた。推定印刷部数6000部の本。千代田区立図書館やら複数の区立図書館。最近は、本は一冊も買っていないとのこと。それでもちゃんと読んでいる。ううむ…。ブックオフも、この高さでは、定年生活者は見向きもしないのかもしれない。

ともあれ、ブックオフを出てルック商店街を歩きながら高円寺駅へ。すると……。おお? 何故だ? いつもの電柱からの煩い音楽が流れていないのだ。午後2時半すぎ。静か!? こんなこと初めて。いつもはJRの高円寺駅から古書会館に行くことが多い。その道筋も最近、たまたまかもしれないが、電柱からの騒音音楽に出くわさないことは報告ずみ。何が高円寺商店街に起きているのか? 静寂革命か?

たまに丸ノ内線の新高円寺からルック商店街を通ってテクテクと行く時もあるが、いつも煩い。それなのに…。町内会の自己規制なのか。マイクの故障中なのか。善良なる市民の声の抗議故の改善なのか? 
真相は不明だが、本当に静かだとありがたい。行き交う人の声と違って、電柱からの騒音は人間の意思の力でコントロールできる人工音声。それがのさばっていては、快適な環境とはいえまい。

せっかく、個性的な店の多いルック商店街なのに、電柱からの騒音がいやで、なるべく通らないようにしている。今回は、ユニークな雑貨店などに入ったりする余裕も発生(何も買わなかったが)。久しぶりにアニマル洋子へも。

進歩的文化人らによる『マスコミ床屋政談』 (社会評論社)が100円(税込み)。藤木洋氏の『うたは闘いとともに うたごえの歩み』 (音楽センター)が800円。合わせて900円。千円札を出したら、お釣りを200円くれようとするので…。いつもなら、多めのお釣りを受取ったら脱兎の如く走っていくのだが、この日は、電柱からの騒音もなく心地よく感じて「善人」になっていたので、「あのお…」と。正直者古本虫でした。

『うたは闘いとともに うたごえの歩み』は、どうしようもない教条コミュニストによる歌声運動、自画自賛の本のようだ。当時の愚かな風潮を感得する上では役立つ? 

この店頭で、 「ブックフェス2015 独立自主的書店」(10・11~12)のチラシ(カラー刷りの立派なもの)を手にした。アニマル洋子ほか十数軒の古本屋が早稲田大学前の某ビル(岩田ビル)一階で古本市をやっているそうな。この前、水中書店のホームページでやっていることは目にしたが忘れていた。こういう古本市も、 「日本の古本屋」の古本市の情報コーナーで紹介すればいいのに、なぜしないのだろうか。それを知っていれば、ついでに高田馬場周辺の古本屋を巡りながら、そこに寄る人も一人(僕?)いただろうに……。日曜は……。別の予定があるし、横浜、八王子の古本市にも行けないかな……。このブックフェス、11日-12日と午前10時から午後6時までやっていて、12日は、先着30名様で2000円以上お買い上げの方にはオリジナルトートバッグをプレゼントとのことだが。

ともあれ、アニマル洋子の先の古本屋へ。ここは何か消毒でもしているのか、古本の「臭い」がしない。小ぎれいな真新しい専門書がズラリと並ぶ。あまり古本屋らしくないので、いつもざっと見る程度。今回も買いたい本はなかったが…。

でも、意外と安い。
例えば、以前紹介した、J.K.ザヴォドニーの『消えた将校たち カチンの森虐殺事件』 (みすず書房) は3672円(税込み)もする本なのに、ここでは1000円なのだ(税込みかどうかは買っていないので不明)。ブックオフでも、ここまで安くはしないだろう。みすずの本なら、まだ新しい本だから、まぁ、ブックオフなら、税込みで2800円ぐらいかな?
さきほどの黒川氏の本は最新刊とはいえ、せいぜい2割引程度にしかしていない。こちらは7割引き? 意外と立派な古本屋だったのだ?

都丸などを覗いて、いつもと違う左回りのコースで古書会館へ。

名古屋テレビ報道部の『中国を知る 探報アルバム』 (青年書館)が外の売場で100円(税込み)。文革礼賛ヨイショ本。パラパラとめくったが、昭和49年の刊行で1200円もする本だが、100円の価値もない本だということがすぐに分かる。「この探報記は、朝日・毎日・読売はじめ新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどマスコミが挙げて称賛した『名古屋テレビ報道部』の貴重な成果です」とのことだが……。ヒトラー統治下のドイツなどを探報したら、同じような本を出したであろうレベル。情けないかぎり。

そのほか、武藤功氏の『現代文学論 暴かれるべき文学のイデオロギー』 (同時代社)、村上一郎氏の『新装版 振りさけ見れば』 (而立書房)が2冊とも200円で400円。あと、持っているはずだが(読んだ?)河邊虎四郎氏の『市ヶ谷台から市ヶ谷台へ 最後の参謀次長の回想録』 (時事通信社)が300円と安かったので、ついつい購入。いい本も悪い本も安い?

古書会館の中にいたらちょっとタバコ臭い? 出入り口の引き戸ドアは開いている。中の事務室で吸っている古本屋関係者はいない。外か…と思ってみたら、会館の向かいの駐車場で吸っている人が2~3人。やれやれ。風の関係で、こちらまで漂ってきているのだ。少し離れて、立ちどまって吸えばいいと思っているのだろうが。おやおや、そのうち、お一人さまは、駐車場や道路にポイ捨てしてはいけないという「善人」なのか、こちらまでやってきて、古書会館内広間脇の「灰皿」に。やれやれ、ますます悪臭が接近。
そして、最後の一服をということで、灰皿のところで何度かスーハースーハーしている。ますます悪臭がこちらに。
「建屋のない原発」が歩いて、こっちに来るようなもの。こんなところに灰皿なんか置かなければいいのに…。いつになったら撤去することやら?
やれやれ。悪臭さえなければ、安くていい古本市会場なのだが……。タバコに対する認識が甘いから…。

ともあれ、古書会館からいつものコースを廻って駅に戻り(すると電柱からは、♪カラスのなんとか…という童謡が流れていた。やれやれ。音は小さめのように感じたが、やはり電柱からの騒音は続いているのやら?)、高円寺駅から新高円寺まで歩き、丸ノ内線で新宿御苑へ。
そこでの所要を片づけ、いつもの「いなば」で、つけ麺(900円)。相変わらず美味い。満腹になり、夕刻5時すぎ帰宅の道へ。地下鉄乗車は1000円弱。

本日(日曜日)は、さて……。それにしても、以下のような、2年前の今頃のことを思い出すと、人間、同じようなことをして、同じような感慨を抱き全く進歩がない? ただ、下記の文を読むにつけ、2年前にはあったはずの古本屋の中で、「消えた古本屋」が何軒かあることに気づく。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!


2013/10/13(日) 06:37:27(以下の切符の値段は、消費税5%時代のもの。最新価格は当然値上げされている)。
「休日おでかけパス」で4P達成! 有隣堂古本市で後期高齢者の某古本屋に対する「ぶったくり批判」に、我共鳴す! 古本屋には「おもてなし」はなし?


結局、昨日・土曜日(2013・10・12)は、朝「休日おでかけパス」を購入。これは土・日・祝日利用可能で、2600円で、東は土浦、北は自治医大、西は奥多摩、小田原、大月、南は(省略)まで一日乗り放題切符。でも、黒磯はともかく、宇都宮ぐらいまで乗れるならともかく…。

「青春18切符」より一日換算で300円も高く、乗れる範囲もかなリ狭い。「北海道&東日本パス」は一日当たり1500円弱。秋の乗り放題切符は一日当たり2500円だから、それに比べても割高。

それでも、「取りあえず小田原」「取りあえず土浦」には行ける。でも、都内からだと、土浦ぐらいでは往復するだけだと元が取れない。小田原だと元は取れるか…(乗車駅により変動)。。

ということで、先ずは関内へ。有隣堂イセザキ店で古本市をやっているから。ここの古本市へ行くのは久しぶり。店前のワゴン古本市は一箱古本市みたいな小規模だが、別館でもやっているとか。以前、本館の地下一階でやっていたかと記憶しているが…。

ともあれ、久しぶりの関内だ。

午前10時過ぎに関内駅に到着。本店前のワゴンでは特に買いたいものはなし。本店を覗くと、村上春樹フェアなどをやっている。ノ-ベル文学賞を取るかもということで準備していたのだろう。あいにくと受賞を逃したが、まぁ、やるしかないかということで…かな?

別館に行く。立川フロムの古本市と同じ程度の規模。

ただ、何となくタバコ臭い。奥にカーテン的敷居があって、古本屋関係者の荷物置き場になっているが、もしかしたら、そこで一服しているのかと疑惑の眼で見たが見えない…。
勘違いかもしれないが…。しかし、怪しい限り。
もし一服しているとしたら許せない?

『JT、財務省、たばこ利権 日本最後の巨大利権の闇』 (ワニブックスPLUS新書)を出したばかりの松沢成文前神奈川県知事(現在参議院議員)に110番しなくては?

室内には歌詞のないジャズ風音楽が流れている。嫌いではないが、ないほうがベスト。

物色していたらDVDのコーナーが。シルビア・クリステル主演の「プライベート・レッスン」など、ちょっとエロティックな懐かしいのがあるのだが、お値段が高い。

これって、去年だったか、藤沢の有隣堂の古本市やこの前の新橋SL広場前の古本市などでも見かけたから、横浜周辺のどっかの古本屋さんの出品ではなかろうか。売れずにたらい回し状態になっているのではないか(いや、それでも少しは売れている?)。

なにしろ3000円台だの5000円前後のお値段がついているのだ。定価よりも高い? 品切れ絶版? そんなに入手困難というわけでもあるまい?

阿呆らし屋の鐘が鳴る…ような価格というしかないなと思っていたら、70代後半の白髪のおっさんが、「これ、3500円もするのか? こんなのブックオフで300円で売っとるで。ツタヤで500円や。ぼったくりもいいところやな」と奇声を発した。

レジにいる古本屋のおっさんは「はぁ…」と返事するばかり。だが、そのおっさんの言う通りや! 「ほんまほんま、ぼったくりや!」と唱和したくもなった。

そのオッサン、いろいろとDVDのお値段の高さにクレームを付けていたが、同感共感した次第。ホンマ、非常識なお値段。竹中労の本もほかにもあったが、これもお値段は高い。このあたりは「相場」かもしれないが。

しかし、新橋SL広場でも見かけた、レイモン・アロンの『歴史哲学』 (荒地出版社)なんか、新橋でもここでも300円(新橋に出品した古本屋さんが、ここに移動?)。安いのもありまっせ。

僕はここでは長田正雄氏の『随筆 乾杯』 (法務技術社)とタマシ・クラウスの『ソヴィエト・テルミドール 現代ロシア政治の源流』 (東洋書店)を購入。

別館から本店前のワゴンセ-ルに戻ったら、なんとさっきのオッサンが、ワゴンセールのレジの人に同じクレームをしていた。しつこい? いやいや、正論だ。何度でも正しいことを指摘するのは間違っていない。

しかし、20年後の我の姿を見た思い。

高円寺の古本市会場などの「悪臭」「喫煙野放し」にもクレームつけた我が身故に共感こそ覚えども、反感は持たない。オッサンの言う通り、某横浜古本屋さんのDVD価格はぼったくりや!?

でも、よくよく考えると…。日本は一応自由主義経済国家。古本屋が本やDVDやビデオにどんな価格を付けようが自由。最終的には需要と供給の関係で決まるのだから。

例えば、高井桃の絶版DVDを、神保町の某DVD専門店では10000円で売っていても、ブックオフで1000円で買えるなんてことはいくらでもある。本と同様で、絶版なら復刻復刊することもある。そうなると、中古価格は暴落する。

したがって、「ぼったくり」と批判するのも自由だが、それを無視するのも自由。そう考えると、さきほどのオッサンの抗議も馬耳東風でもいいのかも。

それはともかくとして、有隣堂の先に古本屋があったよなと。

ずっと先までなら古本屋も何軒もあるが、時間の関係で一番近い古本屋へ。ところが午前11時開業とあるのにドアが開かない。すでに午前11時10分。やれやれ。

仕方なく向かいにあるブックオフへ。煩いだけのブックオフ。特に買いたい本はなし。

また、さっきの古本屋に戻ったら開店していた。ここに来るのも数年ぶりか?ここは「ザ・古本屋」という感じの古本屋だ。ブックオフとは全く異なる品揃え。競争することはあるまい。10年、いや15年、いや20年前か? 何度か訪れているが、経営者が代わったそうだけど、店内レイアウトも古本の傾向も変わることなく(そういえば、関内有隣堂イセザキ店の店内レイアウトも不変のような感じ。これって、高田馬場の芳林堂と同じではないか?)。古本がぎっしりと埋まっている。

ここでは中河輿一氏の『悲劇の季節』 (角川文庫)と井手成三氏の『京都案内記』 (角川新書)を購入。井手氏は元法制局次長で『困った憲法・困った解釈 「日本国憲法」逐条批判』 (時事新書)という名著を書いている人。

それにしても有隣堂周辺、コンビニ前などに「日本たばこ」提供の青空喫煙用灰皿があちこちにあり、本当にタバコ臭い。横浜市長や神奈川県知事は一体なにをしているのだろう。小田原市周辺も酷かったが、不特定多数の人が行き来する通りで、これほどまでに青空喫煙を野放しにするのは野蛮すぎる。立ちどまって吸えば許される人口密度ではない。せっかくの心地よい風なのに、それにタバコの悪臭が加味されているから本当に迷惑。密閉した喫煙ルームを設置すべきなのに。そんなことも分からないフリをしているのが、日本たばこだ。

関内駅に戻りお茶の水駅へ。

土曜日の古本市は、横浜関内、神保町、高円寺、八王子と4箇所あるのだ。3Pどころか最低でも 4Pしなくてはいけない。

横浜からなら横浜線で八王子にも行けるが、神保町古書会館が午後5時で閉館、高円寺古書会館が6時閉館、八王子が8時閉鎖だから、順番としては神保町→高円寺→八王子に行くほうが合理的なのである。

神保町古書会館では、長谷川修氏の『ふうてん学生の孤独』 (新潮社)、加藤陽三氏の『私録・自衛隊史 警察予備隊から今日まで』 (防衛弘済会)、TBSパックインミュージック編の『もう一つの別の広場』 (ブロンズ社)、髙橋昌男氏の『蜜の眠り』 (新潮社)を購入。

髙橋氏の本の帯には「年上の女性の成熟した肉体の魅力に限りなく溺れこんでいく独身青年」「情痴小説」とある。ふふふ…。

レジでは、古本屋関係者たちの雑談が耳に…。

女房が学会で新潟に行ってる、昔は学会に本を運べば何百万も売れたものだが、今は数万円、大学院生や若い学者は本を買わないからなぁ…とのボヤキ節。

そうそう、そのボヤキ、この前、ある学術出版社を一人で運営している人のエッセイ集でもしばし登場していた(この本、いずれ紹介予定)。

古書会館を出て、足早に軒先を見ながら水道橋駅へ。途中、久しぶりに「いもや」でとんかつ定食(750円)を食べる。いつもよりキャペツが少なめ? いやいや、これで十分。美味しい。店内禁煙だし。

水道橋駅から高円寺駅へ。土曜日は赤い電車が高円寺に停まらない。本当にJRは高円寺阿佐ヶ谷住民・利用者を舐めている。日曜祝日ならともかく、土曜も「平日」扱いをすべきだろう。昔はそうしていたはず。まぁ、住民ではないから我慢するけど?

それにしても暑い。日差しもきつい。古書会館もドアを閉めて冷房を入れている。幸い、タバコを吸う人は入口周辺にも会場内にも見当たらず。やれやれ。

大島一彦氏の『英国滞在記』 (旺史社)を購入。

この本、八王子やらの行き帰りに読み始めたが結構面白い。早稲田大学の文学部の先生で、在外研究のため二年間、英国ハムステッドに滞在。ハムステッドは僕も英国旅行をした時、何度か散策し、たまたま立ち寄った古本屋で好きな作家の本を物色した懐かしい場所ということもあるが、著者も周辺の古本屋で掘り出し物を見つけたりしたそうな。そんなエッセイ集。

平成2年の刊行で、税込定価が2900円もする本だが、その一割以下の値段で購入。これって、著者からすると、「ぼったくり」みたいなものか? 世の中はともかく、古本の世界では「おもてなし」ではなく、「ぼったくり」の非合法世界なのかもしれない。

古書会館から駅に向かう途中の新中古古本屋に寄ったら、古女房が好きな東野圭吾氏の新刊本『祈りの幕が下りる時』 (講談社)があるではないか。定価1785円のところが1100円。「ぼったくり価格」ではなく「適正古本価格」か? 直ぐに購入。

高円寺駅から三鷹を経由して八王子駅へ。

まずは駅チカの古本屋三軒を覗く。

そのうちの一軒で、長年探していたセオドア・ソレンセンの『ホワイトハウスの政策決定の過程』 (自由社)を発見。1964年の刊行。当時定価180円を105円にて。

これは30年ぐらい前に、国際関係論の某大学教授から「必読の名著だ!君、読みたまえ!」と言われたことがあった。爾来苦節30年…。薄い新書サイズの本とは、この日まで知らなかった。国会図書館レベルにはある本だが、一般の図書館ではない本だから。

彼はケネディ大統領のブレーン、スピーチライターとしても著名だった。大統領就任演説中の「国家があなたのために何をするかではなく、あなたが国家のために何ができるかを問いたまえ」も有名。

高校の時の英文解釈の授業で、このスピーチがあって、ほほお、ケネディっていいこと言うねと思ったものだった。一応反共リベラル派だったし。

でも、彼はねぇ、女房以外にも「大統領こと私が、あなたのために何をするかではなく、あなたが私のために何ができるかを問いたまえ」ということで、若い研修生を裸にして乳くりあったり×××××させていたのだから、クリントンといい勝負。早く死んでよかったのかも。

その娘が日本大使か…。どんなものでしょうか?

ちなみにケネディの「愛人」というか「性奴隷」になった赤裸々な体験を綴っているのは、以前も紹介したが、ミミ・アルフォード。彼女の『私はジョン・Fの愛の奴隷だった』 (ビジネス社)はケネディを論じる上で無視してはいけない名著。

帯に「1962年、夏。19歳の私は、ホワイトハウスでインターンとして働くため、ワシントンD.C.にやってきた。これがその後18か月続く、2人の情事の始まりだった。セックスとドラッグにおぼれた不倫のてん末」とある。

キューバ危機の時にも(いや、だからこそか?)、自分自身の×××の「緊張緩和」のために、研修が終わって実家に戻っているミミをわざわざホワイトハウスに呼んでいる。妻(鬼)のいない間に! やるね!

そんなケネディに比べれば、以前も指摘したように、三木清の覗き見しながらの手淫礼讃はまだ許される?
自家発電だから(集英社から刊行されている『日本文学全集59  今東光 今日出海集』の中に収録されている「三木清における人間の研究」参照のこと)。

それはともかく…。いやぁ、土曜日は4Pしてよかった。

この日最後の古本屋・古本市の場所・八王子でこの本が見つかったとは。

帰宅してから念のために、「日本の古本屋」で検索すると、なんと吉祥寺の「よみた屋」がこれを2100円で出品しているではないか。20倍!

八王子のあと、乗車賃を増やすために吉祥寺で久々に下車して「よみた屋」にでも行こうかと思っていた。たまたま特別快速に乗ったので下車しなかったが。八王子の古本屋も、この新書、棚に入っているけど、120頁ちょっとの薄い本だから、そこで見落として、特別快速ではなく、快速に乗って「よみた屋」でソレンセンの本を見つけたら買うしかなかったか…。ううむ。それだと歓びも半分? 「よみた屋」はちょっとお高いのが難点? 珍しい本は多いのだが…。

それにしても、もし「よみた屋」に行って、このソレンセンの本を手にして、「これが2100円なんてぼったくりや、八王子の古本屋では105円で売っとったで、これ見てみいや」とやったりすると…(最終頁に鉛筆で「105」と書いてあるから)。それって単なるノイジー・クレーマーか?

自由経済なのだから、どんな値段をつけても自由。需要と供給の関係で決まるのだから。それにしても紙一重の幸運だった。

八王子のその古本屋を出て、ユーロードの青空古本市を覗く。ここは二回目のお邪魔。

この前、寄った浦和の似たような通りを使っての青空古本市よりは規模が大きい。浦和より八王子のほうがいいね。浦和もたしか周辺に古本屋があったかと思うが、八王子はそこそこの古本屋がすぐそばにあるから、費用対効果の上でもメリットがある。ただ、電車賃はかかるけど。

この青空古本市では欲しい本はなし。ただ、某ブースに『ポルの王子さま』 (ニトリア書房・カジノ=リブモンテーニュ作)があった。
お値段はなんと10000円。ううむ。この本、二万円で出品している古本屋もあった。8000円というところもあった。僕はそれより少し安い値段で購入一読しているが…。
講談社学術文庫か、ちくま学芸文庫か、フランス書院か二見書房あたりが復刻復刊しないと、古本屋の「ぼったくり」が続く?

でも、この本をブックオフで格安(105円)で購入した人もいたそうな? ブックオフが単なる『星の王子さま』と勘違いして。カバーも似た造りになっているし、間違えても無理はない?

ともあれ、少々暑かったが、八王子は夕刻タイム。周りはすっかり暗くなったが、風も涼しかった。さすがに日中30度近くなっても、朝晩は凌ぎやすい。

八王子から特別快速に乗り、東京駅で下車。

八重洲古書館を覗くものの、たいした本はなし。
ここも、以前はもっと大きなテナントにあったのだが、だんだん縮小。一時はまだ二カ所あったが、狭い所だけになった。
新幹線の品川駅構内に出店している三省堂のような感じ。
これでは…。

この古本屋に来るのも久しぶりだったが、周辺の飲食店もモデルチェンジしたようだ。
その先のラーメン横丁のようなところを覗いた。あまり行列になっていない店もあるが、六厘舎はかなりの行列だった。30人ぐらいいたか。大崎の本店の前は以前時々歩いたことがあるが、その時も似たような行列。 「いなば」と同じぐらいの値段で、具は多そう? 「テツ」はもういいけど、六厘舎はいつかチャレンジしたいもの?

それにしても、六厘舎などは「禁煙」のようだが、周辺の飲食店、 「本日は禁煙」なんて表示をしているところもある。ということは、平日は喫煙可能?

以前、東京駅の地下街を歩いていて、タバコ臭いことがあった。よく見ると、入口近くに喫煙コーナーを設置していて、そこの窓やドアが開けたままになっているから。すぐに案内係の所に行って抗議。

地下街なんだから、火災予防の観点からも何処のレストランもすべて禁煙にすべきだし、そうしなくとも、「公道」に面したところの窓やドアを開けたままにするのは、悪臭の拡散でしかないから迷惑そのものと…。
そのあと、見ると閉めていることが多かったが。

それにしても、東京駅地下街の飲食店など、分煙と称してタバコを吸わせている店がまだあるようだ。なんという時代錯誤? ああ、しかし、これではクレーマーおじさんになってしまう? いやいや、こればっかりは古本DVD価格と違って「自由」ではないはず。痴漢などと同様迷惑行為防止の観点が必要。

大丸で機械仕込みの「たい焼き」を買う。五個800円。これが一番美味しい。そして帰宅。

本日の乗車料金は2760円。2600円を僅かに百円ちょっと上回るだけで終わった。ううむ、残念。JR東日本を「ぼったくる」ことは出来なかった。つちうら古書倶楽部は8時までやっているから、東京から上野経由で行けばまだ間に合ったか?
いやいや朝のうちに小田原まで行って守谷のアンパンを買ってから横浜→神保町→高円寺→八王子と行けば、4000円ぐらいになったかも?

それにしても古本代は、東野氏の本を入れても十数冊全部あわせても4000円ぐらい。
とんかつ定食750円、氷結飲料水を持っていくのを忘れてやむをえず買って飲んだカルピス代(ニュ-デイズなどでは買わずコンビニで500ミリリットル147円)など全部あわせても、9000円ぐらいで丸一日楽しめた。ゴルフよりはいい? いやいや、趣味は合法の範囲なら人それぞれ。何にどれだけ費やそうとも。

古女房もたい焼きと東野氏の新刊で満足。新たに「ジェフリー・アーチャーの新潮文庫新刊も安く買ってこい」との命令を受けた。

まだ、あの分厚いスティーヴン・キングの『11/22/63(上下)』 (文藝春秋)の上が読み終わっていないし、東野氏の本も新たに加わったから、アーチャーに取りかかるまでしばし時間の余裕はありそうだが…。あちゃ?




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