古本虫がさまよう 男が女に、若い男女が老婆に変身して何が見えてくるのやら? ブラ男の気持ちは解せない?
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男が女に、若い男女が老婆に変身して何が見えてくるのやら? ブラ男の気持ちは解せない?
(2015・7・22・水曜日)





クリスチャン・ザイデルの『女装して、一年間暮らしてみました。』 (サンマーク出版)を読んだ。

内容紹介
この本は、もとテレビ番組・映画プロデューサーとして名をはせた著者が、一年間女装をするという「実験」をして暮らしてみたドキュメンタリーです。
きっかけはなんと、一足のストッキングでした。
「モモヒキは暑すぎるけれど、なにもはかないと風邪をひく」という切実な理由から、デパートでストッキングを買ってはいてみたところ……「女性の世界には、こんなにいいものがあるのか!」と思ったところから、この生活は始まります。そうはいっても、単なるオモシロ本とあなどることなかれ。著者は、女装をすることによって生まれた心の変化(男性の役割から解放されるって、なんて自由なんだろう)、これまで縛られていた心(完璧に男らしくいなくては、人から愛されない)、女性として生きる大変さ(電車内でチカンにあう)、女性アンテナの発見(男でいるときには見えなかった世界が見える)などを体験し、考察し、男と女の違いを説明しようと奮闘します。
初めての化粧、初めての女子会、初めての婦人科検診、妻へのカミングアウトなどを経てたどりついた、心の中の足かせをはずす方法とは? 「性」の真実とは?自分ではなかなか経験できない新しい世界を知ることができる、貴重な一冊。



とのことだが……。
本の中にも、著者の「男?」の写真(カバー)と、「女」の写真が収録されているが、はっきりいって「女」の写真は見た感じ、多くの人が、女性らしい(?)と好感を覚えるものではないと思う。美しくない?

テレビなどには、よく女性よりも女性らしい美形(?)のオカマも出てくるが、、そういうふうにはとても見えない。時々町中で見かける、ちょっとヘンな感じのタイプだとの印象は否めない。
この前も、横浜の日ノ出町界隈を歩いていたら、お見かけした感じだ。背が高すぎるのはともかくとして、顔がやはり「男」系だからなぁ。

こういう外見の「女性」が女子トイレに入ってきたら、「痴漢!」と騒ぐ女性が大半ではないか。

北尾トロ氏の『ブラ男の気持ちがわかるかい?』 (文春文庫)という本がある。男用のブラを身につけたりといった、ちょっとしたチャレンジ精神を発揮するエッセイ本だが、それと違って、この著者の場合は、ストッキングを履いただけではなく、ニセ乳房も身につけるという点では本格的なチャレンジであることは評価もできるのだが……。「女性」になってみて、男の横暴やらいろいろと分かったとのことだが……。それにしても……。

似たような本として、以前、若い女性が老婆に扮してさまざまな体験をして綴った本があった。
パット・ムーアの『変装 私は3年間老人だった』 (朝日出版社) という本。


内容(「BOOK」データベースより)
26歳の新進工業デザイナー、パット・ムーアは、高齢化社会の現在、老人問題を研究するうえで、老人を実感するために、自ら顔も体も80歳を越えた老婦人に変身して、老人社会に“潜入”した。そこで体験した、さまざまな老人虐待、みじめな扱いなど、若い人が老人に対してどのような感情を持っているか、老人に変身してはじめて体験できることばかりであった。年寄りが疎外されない社会をつくるにはどうしたらよいか、この本が最後に訴え、答を出そうと試みているのは、この問題です。



ある男が、若い女性には親切なのに、老婆には不親切な対応をしたりする事例があったかと記憶している。見てくれで「二重基準」を実施してしまうのが人間の哀しさ? まぁ、かなりの美人が車中化粧をしていたら、見て見ぬフリをするが、やっても無駄な顔の女性がしていたら「無駄なことはやめたほうがいいよ」と助言もしたくなるが……。

同様に、永井明氏が『80歳の世界 ぼくの老人体験レポート』  (角川文庫)というノンフィクションを書いていたのを以前読んだ記憶がある。


内容(「BOOK」データベースより)
二〇一五年には四人に一人が老人(六五歳以上)になるといわれる日本。高齢化の問題は様々に議論されているが、そもそも老いというのは、どういう状態なのだろう。老人の筋肉や関節、目や耳は?横断歩道や階段の歩行はどうか?また街ですれ違う人びとの反応は?五十代の著者が全身におもりとサポーターを装着し、特殊メイクで八〇歳のおばあさんに大変身。街を歩き、人に会う。実体験レポート。



これも、男が女に化けてみせた体験記であるが、どちらかといえば、こういう体験記のほうがまぁ、読後感も爽やか?

どちらにせよ、やってみた個人としては自己満足というか自己充実をえられる行動であったかもしれないが、『女装して、一年間暮らしてみました。』には、さほどの共鳴も共感も浮かばなかった次第。奥さんというか、つれあいもいささか呆れてもいたようだし。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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