古本虫がさまよう 左右の立場が入れ替わった(?)小林節さんと筆坂秀世さんが対談するとどんな本ができるだろうか?
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左右の立場が入れ替わった(?)小林節さんと筆坂秀世さんが対談するとどんな本ができるだろうか?
(2015・6・11・木曜日)




筆坂秀世氏の『日本共産党と中韓 ~左から右へ大転換してわかったこと~』(ワニブックスPLUS新書)なる本が出ているということを新聞広告で知った。

元・日本共産党NO.4が保守派になったら驚いた!
「私は前半生のほぼ40年を共産党員(左派)として生き、共産党の幹部として活動していく中で、共産主義はしょせんユートピア(どこにもない理想郷)思想に過ぎないことを思い知った。今では私は「保守派」として言論活動を行っている。本書では、私がかつて所属した「日本共産党」を軸に近現代史をひもといていく。将来のヒントは過去にある。本書が、日本がより良い国になるための一助になれば幸いである」
――「はじめに」より
序章 離党から一〇年 ― 日本共産党とは何だったのか
第一章 コミンテルンと日本帝国主義の戦争
第二章 日本に武力闘争路線を押し付けた毛沢東
第三章 中国と日本共産党
第四章 韓国と日本共産党
第五章 東京裁判と日本共産党
第六章 靖国神社参拝問題と日本共産党
終章   二転三転し続ける日本共産党
付録  中国の膨張主義と沖縄




筆坂氏は、この前、産経新聞で『おじいちゃん戦争のことを教えて 孫娘からの質問状』 (致知出版社)の著者と知られる保守派の論客だった中條高徳氏との出逢いについて語っていた。


2015.6.7 09:10更新
 中條高徳(なかじょう・たかのり)氏と出会ったのは3年前の酒席だった。この初対面の目的は、実は私に対する「面接試験」であった。当時、中條氏は保守系シンクタンクである日本戦略研究フォーラムの会長だった。そこの常務理事が兵庫県立伊丹高校で私と同級生だった長野俊郎君でその彼が、同フォーラムに私を参加させたいために中條氏の判断を仰ぐという仕掛けを施したのだ。
 私の共産党入党の動機など色々なことを話したが、一番うれしかったのは、「君が共産党に入党したのも、私が陸軍士官学校に入ったのも、思いは同じだ」と言われたことだった。最近では、旧日本軍人への悪口雑言が平気で語られるが、陸士や海軍兵学校に入学した若者たちは、本書でも述べられているように、「国のために尽くしたい」という一心で軍人の道を選択したのだった。
 私も「この世に生を受けた以上生きた証しが欲しい。それは社会進歩に身を捧(ささ)げることだ」という思いから共産党に入党した。「資本主義から社会主義・共産主義への発展は歴史的必然」というマルクス主義を人類解放の理論として信じていたのだ。現実の社会主義は一党独裁による人民抑圧の体制でしかなく、まさに理想とは逆であったのだが。しかし、国のために社会のために貢献したいという思いは、決して偽りはなかった……(以下略)



共産党から転向した人は、戦前から多々いる。佐野学や鍋山貞親とか。
最近で有名なのは藤岡信勝氏だ。しかし、筆坂氏は鍋山などと同様に日本共産党の幹部党員だったから、その転向は話題となっている。

逆に右から左に転向する人もいる。この前紹介した『タカ派改憲論者はなぜ自説を変えたのか  護憲的改憲論という立場』 (皓星社)の著者・小林節氏などもその一人といえようか。
といっても、どちらも、中庸になったともいえる。お二人が対談すると、意外と見解が一致するかもしれない。

ともあれ、東京新聞夕刊(2015・6・10)で、菅官房長官は、安保法案に関して「合憲」だと見る憲法学者として、長尾一紘、百地章、西修の三氏の名前を挙げたとのこと。自民党も、この三人の中から選べば良かったのに、よりによって特定秘密保護法の時には「正論」を述べたからと油断をして長谷部恭男氏を選んだがために、余計な時間の浪費を招いたといえようか。

日頃から読書というか、立場の異なる新聞などを読んでいれば、どういう学者がどういう発言をしているかぐらいわかりそうなものだが……。

でも、「少数意見の尊重」をいうのは、民主主義の原則? 安保法案は違憲だと主張する憲法学者(211人もいるそうな?)の多くは、自衛隊も違憲だと思っているのでは? それは国民世論から見てどうなるのか? そういう点まで踏み込んで議論する必要もあろう。

211対3であっても、明日の多数派目指して、不可能を可能にするのも政治の醍醐味だろう。

どっちもガンバレ? 議論を展開し、最後は投票で決めるのが民主主義の原則でもあろうから。

筆坂氏も小林氏もいろいろとあったのだろうが、議論を展開し、自分の考えを修正し、現在の位置に落ち着いたのだろう。今後も修正し、変化していくかもしれない。議論の上で、そうなるのならば何の問題もあるまい。それを右転落とか、左傾化とか批判するのはおかしいだろう。

ともあれ、ネバーセイネバー。
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