古本虫がさまよう 「増える一方の古本・積んどく本」と「聞き分けのない古女房」は紐でぐるぐると縛り、ポイ捨てするに限る?
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「増える一方の古本・積んどく本」と「聞き分けのない古女房」は紐でぐるぐると縛り、ポイ捨てするに限る?
(2015・6・9・火曜日)




6月4日といえば「虫歯予防デー」というから、6月9日といえば「ロックの日」かな? いやいや「シックスナントカ」の日……?
ということで、その関連分野(エロス?)の本を本日は取り上げておきたい?

遊廓本を次々と出している(?)徳間書店に比べると、まじめな硬派の出版社でジキル系の本をたくさん出していると思われる筑摩書房だが、浦戸宏氏の『縄師 日活ロマンポルノSMドラマの現場』 (筑摩書房)などは、ハイド的でなかなかのもの。

内容紹介
SMは間違いなくロマンポルノの華だった。谷ナオミ主演『花と蛇』以降、想像力豊かで美しい縛りの数々を手がけた伝説の縛師が語る、日活ロマンポルノ裏面史。女優を縛る。名作『花と蛇』『生贄夫人』などの大胆にして斬新、独創性豊かな緊縛はいかにして生まれたのか。団鬼六、谷ナオミの絶大な信頼をえて数々の名場面を演出した伝説のロープマンが語る美学。



まぁ、乳房丸出しの表紙カバーがいい(谷ナオミさんの顔がはっきり見えないが!)。縄・緊縄に関する本は以前も紹介ずみ(末尾に再録)。ただ、僕はSM映画はあまり好きではない。高校生の時、『イマージュ』や『O嬢の物語』など映画を見ても、原作(翻訳)を読んでも、あまりコーフンしなかった(『エマニエル夫人』のほうがソフトでよかった?)。
時々、「この汚い古本の山をナントカしてよ」と騒ぎだし、古本を投げつけてくる古女房に対して、ベルトでビシビシと叩こうとする時があるが……。

ともあれ、浦戸氏は、高知県生まれということもあるのか、「いごっそう」なのか、小沼勝監督と「縄」の美学を巡って意見対立をしたこともあったそうな。土佐人だから、反骨精神旺盛なのだろう。

児童書出版社からエロ出版社・久保書店(あまとりあ社)に転職したり、人生、ジキルとハイドを実践もしたようだ。団鬼六との出逢いなども。谷ナオミの付き人だった東てる美との遭遇(デビュー作「生贄夫人」)など(谷ナオミにはなんのエロスも感じなかったが、東てる美はフェイスはいいよね? これで胸があればなおよかったのだが……?)。

エロ出版のかたわら、平尾道雄氏の『龍馬のすべて』 (久保書店)などを企画し刊行しているが,その直後退社し、出版社を立ち上げる(白竜社)ものの、フリーの編集者として芳賀書店の仕事を担うことにもなる。売れる本ということで、耽美文学シリーズなどを手がける。縛りの現場に、若手時代の加山又造がやってきてスケッチをしたりもしていたそうな。

といった感じで、知られざる(?)日活ロマンポルノの歴史の一端をかいま見ることができる面白いノンフィクション・エロス本だ。以前、本欄で紹介した本で、マスター“K”の『緊縛の文化史』 (すいれん舎)というのがあるが、そのマスター“K”さんが、浦戸氏を取材にやってもきているとのこと。

そういえば、日活ロマンポルノ作品の復活上映があるとのこと(もうやったのかしら?)。ううむ……。初めて見た日活の作品は何だったかも、思い出せないのだが……。なにせ、40年以上前、いや、40年以上前だと、高校生か中学生になってしまう? 30数年前か? いまさら見ても仕方がないような感じもするのだが……。見てみたくもある?

ある縛られた女優(田島はるか)が、 「人生のないポルノなんて、愛のないセックスだとおもいませんか」と浦戸氏に語っていたという。
昨今のアダルトビデオの類は、そういうものかもしれない。ただ日活ロマンポルノには「人生」はあったが、女優にはあまり美人はいなかった。天は二物を与えず? (以下再録)。

ともあれ、ネバーセイネバー。



マスター“K”の『緊縛の文化史』 (すいれん舎)を読んだ。

帯に「世界65カ国に広まる『Kinbaku』ということばと文化!」と書いてある。ということは、今や、「TUNAMI」「TSUNAMI」並みに有名な「日本語」になったということであろうか? 津波と緊縛、どっちも怖い?

匿名の著者は在米の外国人のようであるが、1970年代に来日し、『Kinbaku』の世界を知り、爾来、研究を続けてきたとのこと。SM関連の日本語雑誌もほぼ全巻揃えて蒐集しているとのこと(「SMキング」「SMマニア」「S&Mスナイパー」「SMコレクター」…)。

団鬼六の世界『花と蛇』 (角川文庫)や縛師の紹介や、実際の縛り、緊縛された女性の写真など、盛り沢山である。だが、僕はこの手の世界にはあまり関心がなく、コーフンもしないタチ。本書に登場する、ある縛師は「縛ることは女性に奉仕すること」なりと明言しているが、ちょっと……苦しい言明?

日活ロマンポルノでもこの手の作品が結構あったとのこと。それはポスターなどで当時よく見ていたから記憶にあるが、映画そのものはあまり見た覚えもない。

当時のロマンポルノ女優で、この手の作品に出る女優にはさほどの美人がいたとは記憶にない。どちらかといえば、よくいってふくよか、まぁ、縛られると肉が「豊かに」盛り上がりすぎるという点で、若干太めタイプの女性が多くて、あまり、情欲をそそられるものもなかったかのように記憶している。

もっとも、みうらじゅんさんは、谷ナオミの縛られた映画を高校時代に見て、やみつきになったとか、以前週刊誌のコラムで書いていた。また、そういう作品をよく作った映画監督の小沼勝氏の『わが人生わが日活ロマンポルノ』 (国書刊行会)は以前紹介ずみ。この本のカバーには、その谷ナオミが上半身裸の乳房丸出しで両手を縛られている写真が使われていた。これだけで本の売行き率は向上したであろうか?

ともあれ、外国人によるマジメな研究書として一読した次第。ハウツー緊縛の写真入り解説もあり。本書で収録されている、外国人女性が縛られている写真などを見ると、コーフンする人もいるかもしれない。コスプレを外国人女性が着たがる向きもあるようだが、こっちのほうが?

そもそも、子供のころから運動靴の靴紐を結ぶのも苦手で、最近のように靴紐なしで、ペタッとくっつけるタイプのほうが好き。
通常の革靴も運動靴もカジュアルシューズも、すべて紐なしのものばかり。そういう紐嫌いだから、こういう緊縛、SMの世界に無関心というか毛嫌いする性質になったのだろうと今気付いた次第。



このブログを整理している時、数分前に地震があった。真下からちょっと突き上げてくる感じ。地震が多い昨今。いよいよ?

ともあれ、ネバーセイネバー。
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