古本虫がさまよう 「自叙伝」「自嘲生涯記」「評伝」は楽しい?
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「自叙伝」「自嘲生涯記」「評伝」は楽しい?
(2015・5・22・金曜日)





この前紹介した伊藤隆氏の『歴史と私 史料と歩んだ歴史家の回想』 (中公新書)で、冒頭登場していた田口富久治氏には、 『丸山眞男とマルクスのはざまで』 (日本経済評論社)という本がある。題名からすると、自叙伝的な本のようだ。研究者としての軌跡が綴られているのではないか。そのうち、入手して一読してみようと思う。

マルクスがらみの自叙伝といえば、岡崎次郎氏の『マルクスに凭れて六十年  自嘲生涯記』 (青土社)という自叙伝もある。これは本欄で何度か紹介したが、傑作! それにしても左翼人の中にも、恩師と弟子との仲違いなど、当然ながらさまざまな人間ドラマ、葛藤があるようで……。

ところで、オーラルヒストリーといえば、柵木眞氏&河本瑞貴氏の『マセキ会長回顧録 親子三代芸能社』 (彩流社)などもその類だろう。

内容紹介
世に知られた芸人では、内海桂子・好江、ウッチャン・ナンチャン、出川哲朗、ナイツ、バカリズム、狩野英孝らが所属するマセキ芸能社。
本書は、昭和の芸界の舞台裏を知り尽くすマセキ会長による貴重な証言、
第一級の資料価値を持つ回顧録である。「東京かわら版」の佐藤編集長も絶讃!




芸能ネタ本なので、伊藤隆氏が関与するということはないだろうが、戦時中の慰問団関係者たちの証言も出てくるとなれば、「現代(政治・経済・軍事)史」と、そこそこ関係も出てくるかもしれない。

例えば、本書によると、柵木氏はアカハタ祭りなんかの出し物も担当したりしたことがあるとのことだが、安保闘争のころ、「地方の組合にノルマがくるわけですよ。聞いたら、あの頃で一日二、三千円もらって。一万人集まると二千万……その金、どっから出てたのかねえ」との回顧などが出てくる。
多分、出資者はソ連でしょうか?

ともあれ、マセキ芸能社には、三遊亭歌笑も所属していたとのこと。三遊亭歌笑といえば、岡本和明氏の『昭和の爆笑王 三遊亭歌笑』 (新潮社)がある。

このように、本というのは、一冊読めば、枝葉のごとくあちこちに知らない本が出てきたり、一読した覚えのある本が関連書として浮かんだり…するもの。
そういうのが楽しいと思うかどうか……。ゴルフするよりは楽しいなぁ。

ともあれ、ネバーセイネバー。
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