古本虫がさまよう 「せどり」をするならこの本だ?
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「せどり」をするならこの本だ?
(2015・5・20・水曜日)







この前、スティーヴ・シャンキン(梶山あゆみ氏訳)の『原爆を盗め! 史上最も恐ろしい爆弾はこうしてつくられた』 (紀伊國屋書店)を紹介しがてら、ソ連のスパイ網を暴く決定的資料となった『ヴェノナ』に関する本に触れた。

ジョン・アール・ヘインズ&ハーヴェイ・クレアの『ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動』 (PHP研究所・2010年訳出)と ハーヴェイ・クレア& ジョン・アール・ヘインズ& フイルソフの『アメリカ共産党とコミンテルン 地下活動の記録』 (五月書房・2000年訳出)だ。

赤線を引きながら熟読したのが数年前か。知人が、『ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動』を読みたいというので貸して挙げたいと思ったものの、すぐには見つからない。
じゃぁ、ネットで探すからいいやということになったのだが、なんと『ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動』は、「日本の古本屋」にはなく、アマゾンでは28000円から出している人が何人かいる程度なのだと聞き驚いた。税込価格3500円ぐらいの本が28000円とは! 8倍!

『アメリカ共産党とコミンテルン 地下活動の記録』 も「日本の古本屋」ではヒットせず、アマゾンでも取り扱いなし。原書なら在庫があるのか、数千円程度で海外の本屋から購入可能との表示が出る始末だ。ううむ……。もう一冊買っておけばよかったか? 
それにしても、こういうことがあると「せどり」をする人も出てくることだろうが、当然、この2冊、徹底マークするべきだろう。きっと初版切り(?)で、初版部数も数千部だったのではないか。4000部前後とか。五月書房の訳書はもっと少ないかも? 元々のお値段が税込だと5000円を超えて高いし? 単純に8倍すると40000円?

だが、「古書」というほど古い本ではない。これなら、ブックオフにもありうる。
そういえば、『ヴェノナ』は、最近、どこかのブックオフか古本屋で見たような記憶もある。あっ、思い出した、あそこだ……。

この手の分厚い単行本ともなると、ブックオフでも200円コーナーというわけにはいくまいが、1500円程度で売っている可能性はある。

『ヴェノナ』の「古本価格」が28000円なら、『アメリカ共産党とコミンテルン 地下活動の記録』は希少性からすれば前述したように、40000円以上ということもありうる? 買い求め価格が1500円なら、交通費などを入れても一冊につき数万円の利益となろうか(売れればの話だが)。

 とはいえ、都内の図書館でこの2冊を置いてある図書館もいくつかあるから、借りて読むことは可能。

『ヴェノナ』でも高く評価されているルイス・ フランシス・ブデンツの『顔のない男達 アメリカにおける共産主義者の陰謀』 (ジープ社・1950年訳出)は、「日本の古本屋」にも「アマゾン」にも「都内の区立図書館」にもないようだが、僕は古本市などの類で安く購入した記憶があるし、この本は時々、神田などの古本市で見かけることもある。500円ぐらいか?

マッカーシーは、こうした「ヴェノナ」の情報をある筋からもたらされた。だが、解読したという事実をソ連に知られないようにするために、当時はこの決定的証拠を開示することを当局筋はできなかった。
だから、スパイ本人が「証拠はあるのか? 私はスパイではない。冤罪だ」と頑張れば、それを覆すことはできなかった。
そのために、マッカーシーは、ある意味で敗れたともいえるが、結果としてであれ、彼の告発の多くは正しかったともいえるのだ。

どこかの組織が、こういう「良書」を日本人が読まないように「焚書」にしているのかもしれない? まさか?

そういえば、北朝鮮天国論を展開した寺尾五郎の『三十八度線の北』(新日本出版社・1959) 『朝鮮 その北と南』 (新日本出版社・1961年)の2冊も幻の「迷著」だ。

『朝鮮その北と南』は区立図書館の中で、唯一、中央区立図書館が所蔵しているようだが、ここは昭和40年以前の本は一切貸してやらないという居丈高な官僚主義的図書館。借りて自宅でゆっくりと読むのは不可能に近い。さすがに国会図書館にはあるが……。どちらも原則、館内で読破するしかない。

十数年前に古書目録で、寺尾のどちらかの本がかなりの高価格で売られているのを見たことがあるが、この僕でさえ(?)この二冊の本は、古本屋などで見かけたことがない。

そこそこ、当時売れただろうに、これだけ探しても見つからないのはいささか怪しい?  やはり当局筋の陰謀か? こんな恥ずかしい本を出していたことを知られたら困る某政党関係者が、血眼で見つけては焚書にしているのかもしれない。
僕は某図書館でコピーして読んだことがあるが……。吉田清治の「迷著」も徐々に消滅しつつあるのかも? 萩原遼さんたちが、この寺尾の「迷著」を復刊しようとしていたかと。是非刊行してほしいものだ。

「迷著」ではなく「名著」としては、やはり『ポルの王子さま』→ニトリア書房・カジノ=リブモンテーニュ作。 「日本の古本屋」では10000円から20000円で売っている古本屋が何軒かあった。図書館には国会図書館以外はほぼないようだ?

しかし、 『星の王子さま』と勘違いして(箱入りでカバーイラストも似ているから?)、ブックオフの絵本コーナーで200円ぐらいで売られている可能性もある。実際、ブックオフなどで安く買ったといった証言もネットで見かけたような記憶があるが。僕は一万円よりは安いとはいえ、数千円程度のお値段で購入したかと。
これは線引きをしないで読んだから転売も可能? いやいや、家宝として子孫代々に遺していきたい?

ともあれ、ネバーセイネバー。
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