古本虫がさまよう 軍拡、海外膨張止めれば「格差」はなくなる?(中国の場合?)
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軍拡、海外膨張止めれば「格差」はなくなる?(中国の場合?)
(2015・4・21・火曜日)


2015・4・21のNHK夜7・30~からの「クローズアップ現代」を見た。
中国では年間20万人もの子供の誘拐があるという現象を取り上げていた。田舎の農民は都市部の住民に比べて所得も低く福祉の恩恵も乏しい。そのため、老後の面倒を見てくれる子供がいないと大変なことになるということで、そういう需要を満たすために誘拐産業が成り立っているとのこと。へぇ、それはあまり知らなかった。

アメリカでも誘拐が多くて、牛乳パックに誘拐された子供の顔写真や見つけた時の連絡先などが印刷されていると聞いたことはあるが……。

スタジオには東京大学大学院総合文化研究科准教授・博士(Ph.D.)で、中国の農村事情などを研究している阿古智子さんが出演していて、的確なコメントもしていた。彼女は、『貧者を喰らう国 中国格差社会からの警告 増補新版』 (新潮選書)なる本も刊行しているそうな(未読未購入)。

年金にしても、都市部だと月3万円もらえるのに、農村は月1500円。農民たちが都市部に移住して、そういう福祉を得ようとすると大変なことになる? だから、移動の自由を国民に与えず、農民はなるべく農村に縛りつけようとするわけか。
誘拐した子供を買った母親や、その誘拐された当人も登場。「養母」のために地下室の狭い部屋に住み自動車工場で働き「実家」に仕送りしつつ、実の母親を探し求めている……シーンも放送されていた。警察がNGOと協力して誘拐された子供を助け出すシーンもあった(何となく当局提供の怪しいシーン?)。

田舎の子供たちは学校給食も満足にないということで、NGO団体が無料給食を提供しているシーンもあった。ぶっかけご飯のような代物。嬉しそうに食べている。まぁ、北朝鮮に比べれば恵まれているだろうが、日本やアメリカを「格差社会」だと騒ぐリベラルな人たちは、こういう本格的な「格差大国中国」にはあまり関心を寄せない傾向がある。「祖国」の惨状には甘い?

ともあれ、誘拐ビジネスをやっつけようとしている中国警察なども好意的に紹介もされていたが、それにしても、経済成長も一時の勢いがなく、財政的にも大変な状況で……と行った会話でピリオドとなった……。

もう一言いってやればいいのにねぇ。誰もが思い浮かべる、いい解決策、いい対策。格差是正のために有効な手だてがあるのに……。なぜ言わないのか?

NHKのプロデューサーに、事前の打ち合わせで、「中国は公表数字でも毎年二桁の伸び率で増やしている軍拡なんか止めて、東シナ海で領土拡張の工事をやるお金があったら、それを福祉に回しなさい。戦闘機一機で学校がいくつできると思っているんですか」(昔、日本共産党や社会党がこんなフレーズをよく言っていたっけ?)なんて番組では言わないでくださいね。今回の取材、向こうでは中共のお世話にかなりなっているので」と言い含められていたのではないかとふと思った次第。

たしか、以前、佐々淳行氏が、ペルーの大使館人質事件の時、この番組に出たことがあって、その際、あれ言うな、これ言うなとプロデューサーの輩が煩かったという。国谷 裕子さんはいい人なのに…と。「リベラル寄りの公平中立」をモットーとする番組で、タカ派(?)の佐々節が炸裂するのを恐れてのことだったか? (『後藤田正晴と十二人の総理たち』文春文庫・参照)。
同じことが、この中国の恥部に若干なりともそれなりに触れた番組の背後にはなかったことを祈りたい。

ともあれ、ネバーセイネバー。


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