古本虫がさまよう アンネ・フランクや奈良などの仏寺やグーグル地図を傷つける「犯人」は同じような資質を持つ愉快犯か? それとも、進歩的文化人がいわれるように、もしかして 「右傾化」と関係あるのか?
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アンネ・フランクや奈良などの仏寺やグーグル地図を傷つける「犯人」は同じような資質を持つ愉快犯か? それとも、進歩的文化人がいわれるように、もしかして 「右傾化」と関係あるのか?
(2015・4・21・火曜日)






図書館や書店にあるアンネ・フランクの本を傷つける事件が、去年都内近辺で起こった時、一部のリベラルな方々は、日本社会の右傾化と関連しているとみなして大騒ぎをしていた。結局犯人を捕まえてみれば、ちょっとヘンな人?でしかなかったようだが?

ネットなどのニュースによれば→器物損壊などの容疑で逮捕された東京都小平市の30代の無職の男が、東京地検の請求で行われた精神鑑定で「犯行時は心神喪失状態だった」と診断された。東京地検は刑事責任を問うのは難しいとして、近く男を不起訴とする方針。2014.6.19――とのこと。まぁ、ネトウヨ云々以前?

ともあれ、奈良などの日本の仏寺などに液体をぶっかける被害が相次いでいるようだが、これって、もしかしたら反日某国人による組織的犯行ではないかと先走って根拠もなく騒ぐ文化人は、幸い、いないようだ。

仏寺に入って「国宝」を盗んで自国に持ち帰ったような外国籍の犯罪者は実際にいたようだが、勝手な思い込み、偏見で安易な推測を巻き散らかすのは見苦しい行為でしかない。


アンネ・フランク事件の推測外れを恥じている人々もいるだろう。実際の事件に学ぶことは大事だ。しかし、同じ邪推であっても、犯人が「右寄り」と思ったらあることないことなんでもコメントするけど、犯人が「味方の陣営」ではないかと思うと、沈黙するだけのことかもしれない? いや、まさか? イヤ、ネバーセイネバー? 韓国社会が右傾化(左傾化?)、反日化しているから、こんなのが日本にまで来てやっているのではないかと?

監視カメラなどを駆使して早く犯人を見つけ、正当な批判をしたいものなり。

すでに以下のような動きが……。

防犯カメラに液体まくしぐさの男 奈良・信貴山朝護孫子寺
産経新聞 4月21日(火)11時56分配信

 世界遺産の東大寺(奈良市)など各地の寺社で油のような液体がまかれている事件で、被害に遭った信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)(奈良県平群町)の本堂に設置された防犯カメラに、液体をまくようなしぐさをする不審な男が映っていたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。奈良県内で被害に遭った他の複数の寺社の防犯カメラにも似た男が映っており、奈良県警は文化財保護法違反などの疑いで捜査している。

 捜査関係者によると、信貴山朝護孫子寺に設置された防犯カメラには、本堂前のさい銭箱の下部に、男が手をかざすような様子が映っていた。寺では4月9日、さい銭箱の下などに液体がまかれているのを寺の関係者が発見。さい銭箱は金属製のため液体は染みこまず、残っていた。

 奈良県内ではこれまでに、世界遺産の金峯山寺(きんぷせんじ)(吉野町)や橿原神宮(橿原市)など19の寺社で同様の被害が判明。県警で分析した結果、14寺社にまかれた液体は4種類で、朝護孫子寺にまかれたものは金峯山寺など7寺社と同種とみられ、県警は映像に映っていた男による犯行の可能性もあるとみて調べている。



そのほか、グーグルの地図の有名な施設などの名称を、ヘンな名前に改竄して喜んでいる手合いもいるそうな。これも犯人は、やはり……なのか?

(以下、愚かな偏見を持たないための再録・自戒)


「アンネ本破損容疑で逮捕」「供述の男 杉並の図書館23冊」(朝日夕刊・2014・3・14)。

この容疑者は小平市在住とのことだが、昨年から杉並区立図書館で図書カードを使えなくなった地域に当たる(そうなる以前に登録したカードは有効期限切れまでは使用できたから、今年になってもまだカードは有効だったかもしれない。もっとも、図書カードがないと本は借りられないが、図書館の中にはいって、開架の本などを手にして館内閲読するのは自由。そういう時に破損することも可能だが)。

杉並区と練馬区、中野区、渋谷区、世田谷区、三鷹市、武蔵野市の住民でないと、杉並区の図書カードが作れなくなったことを怨みに思ったのではないか? これは、大胆な当てずっぽうの杜撰な推論(?)というか、もちろん冗談でしかないが。

ともあれ、この前も紹介したが(2014・3・2)→
大倉幸宏氏の『「昔はよかった」と言うけれど  戦前のマナー・モラルから考える』によれば、図書館の本に悪さをする人も昔からいたことが分かる。『アンネの日記』などのアンネ関連書を切り抜いたりするのと同様に、雑誌などの実用記事を切り抜いたりするのも昔からあったことだろう。必要からであろうが、嫌がらせからであろうが、本を切り裂いたり、盗んだりするのは、いつの世にも、日本でも外国でも起こりうる現象なのである。ことさら卑下する必要もあるまい。

改めて、大倉幸宏氏の『「昔はよかった」と言うけれど  戦前のマナー・モラルから考える』 (新評論)を手にしてみた。「書物が大切にされなかった図書館」という項目がある。
大切な場所を切り抜いている本などが多々あり、閲覧者の猛省を促す投書(1939年3月6日付け読売新聞)などが引用されている。

「監督者の目を掠めて書籍中の或部を切抜き、そのまま懐中して帰るもの」「切抜きたる書はまた用を為さざるに至り大に迷惑」なることも。

図書館の本を盗むということは古今東西あったこと。猟奇的に一つの書のみをあちこちの図書館で切り抜くといった今回のようなことは稀であったかもしれないが、男根を切り裂いた人も世の中にはいるのだから(?)、それとてありえなかったわけではあるまい。

にもかかわらず、昨今の右傾化や民族差別的な視点から、そういう風潮のなせる行為といいたげな新聞も一部にあったようだが、ちょっと精神的にもいささか尋常ならざるところのある人の犯行のようでもある。
 とはいえ、真相はまだ不明。だが、そういう、特定個々人の猟奇的犯罪行為の背景を、時代風潮などに安易に転嫁し解説するのは賢明な人のやることではあるまい。

その意味で、いささか疑問なのが、五野井郁夫氏だったというしかあるまい(この人に対する批判は、2014年3月14日付けの産経新聞の「産経抄」も名指しはしていないが、行なっていた。同感)。

彼は、2014年2月28日付朝日新聞で、アンネ・フランク関連書破損事件について、次のようなコメントを出していた。

「日本社会が右傾化」と題して…。
首相の靖国参拝が一定の支持を集めるような社会の右傾化が背景にあるのではないか。歴史や領土の問題で中国や韓国に日本がおとしめられたと感じ、戦後の歴史観を否定しようとする人もいる。ネット上ではそうした意見が広がっており、戦勝国側の価値観を全て否定しようという意見さえ出始めている。
その延長線上で、敗戦国が反省すべき象徴とも言えるホロコーストに関する本が狙われたのではないか。
「ユダヤ人虐殺がうそならば、南京事件や慰安婦問題だって全否定でき、日本は悪くないと主張できる」というゆがんだ発想かもしれない。様々な意見はあるだろうが、史実に基づいて議論していくのが開かれた社会だ。


今回の事件に関しては、「様々な意見はあるだろうが」、「史実」はむろんのこと、「事実」に基づいて議論していくべきであろう。万が一、容疑者・犯人が、ホロコースト否定派だったとしても、特定個々人の犯罪であって、それと安倍政権となんの関連もあるまい。



なにせ、これまた再録になるけど、→器物損壊などの容疑で逮捕された東京都小平市の30代の無職の男が、東京地検の請求で行われた精神鑑定で「犯行時は心神喪失状態だった」と診断された。東京地検は刑事責任を問うのは難しいとして、近く男を不起訴とする方針。2014.6.19――とのこと。まぁ、ネトウヨ云々以前?

ともあれ、ネバーセイネバー。


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