古本虫がさまよう 新藤朝陽氏のエロス小説には原宏一的コミカルさがある。原宏一氏の人情小説には源氏鶏太氏的ユーモアがある
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新藤朝陽氏のエロス小説には原宏一的コミカルさがある。原宏一氏の人情小説には源氏鶏太氏的ユーモアがある
(2015・4・13・月曜日)






新藤朝陽氏の『淫内パラダイス』 (双葉文庫)を読んだ。
新藤朝陽氏の前作『エスプリは艶色』 (双葉文庫)は紹介ずみ。この作品は新聞配達所を舞台としたエロス小説だったが、今回は病院看護婦モノ。

誕生日の夜に恋人の松田比奈との初めての夜を過ごすことになった会社員の佐藤基樹は、コンドームを買いに行こうとした際に交通事故に遭ってしまう。基樹を轢いたのは、世界的な企業グループの社長夫人、大泉涼子。涼子の計らいで、彼女の一族が経営する病院の豪華な個室があてがわれた基樹に、夢のようなご奉仕の日々が訪れる。担当ナースはなんと高校時代にふられた元カノ珠里だった。

ありえないような豪華病室での夢のような体験が続く。担当看護婦は高校時代「初体験」を一度だけしたもののふられた女性。事故加害者の社長夫人やリハビリの女性担当者も「手取り足取り×取り」の至れり尽くせりの介護・看護・性技‥‥。そして最愛のはずの恋人も‥。
さらには憧れのAV女優も病室にやってきて慰安してくれる‥‥。

原宏一氏の一般小説のようなコミカルなストーリーが続く。「禍福は糾える縄の如し」を実感させてくれる小説であった?

ということで、引き続き、原氏の本『閉店屋五郎』 (文藝春秋)を久しぶりに読んだ。昔は、原氏と原田宗典氏の両原本が好きで一時よく読んでいたのだが、原田氏はスキャンダルがあって、近年、あまり噂を聞かない。新作も見当たらないようで残念であるが……。

ともあれ、原氏の新作。

内容紹介
人情ものを書かせたら天下一品の著者が贈る渾身作
閉店屋の五郎は仕事熱心だが、女に惚れっぽいのが玉に瑕。「現代の寅さん」のハチャメチャな活躍を描く、とびっきりの人情小説。
閉店屋(倒産した会社や閉める店舗の備品を引き取り、中古で販売する)の五郎は、仕事熱心だが女に惚れっぽいのが玉に瑕。なまじ情が厚いばっかりに、余計なトラブルに巻き込まれてばかりいる。わけあって妻の真由美にも逃げられたが、一人娘の小百合が陰に日向に、ピンチに陥った五郎を助けてくれる。百十五キロの巨体に楽天イーグルスのキャップがトレードマーク。猪突猛進バツイチ男のハチャメチャな活躍を描く、とびっきりの人情小説!



短編連作小説。上記のような内容。

古本屋ではないが、中古屋として仕事をする過程で、ふと知り合った女性の困窮を救うために立ち上がりつつも、時には「エロおやじ」と揶揄されながらも、奮闘する。仕事がら、大型トラックを運転しているので、映画「トラック野郎」的な雰囲気もかもしだしている。エロス的筆致はほぼゼロだが、ほのかな恋愛は描かれてもいる。昔の源氏鶏太的なサラリーマン(ユーモア)小説の類書ともいえようか。楽しく読める本だった。

ともあれ、ネバーセイネバー。
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