古本虫がさまよう 「昭和40年(前後の)男」は興奮するラジカセで、愛国&パンク&フェロモン+レコードを聴けば、「文明退化の音」が鳴り響く
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「昭和40年(前後の)男」は興奮するラジカセで、愛国&パンク&フェロモン+レコードを聴けば、「文明退化の音」が鳴り響く
(2015・3・19・木曜日)




辻田真佐憲氏の『愛国とレコード 幻の大名古屋軍歌とアサヒ蓄音器商会』 (えにし書房) を読んだ。
アサヒ蓄音器商会というレコード会社が戦前、名古屋にあったという。軍歌・愛国歌を粗製濫造と言うか、二番煎じというか、販売していたそうな。
リットンぶし(「認識不足にも程がある」)などは、 「厳めしく半年かかつて調査して」「出来た報告書がこりゃどうぢや 認識不足にも程がある」「慌てたか日本ちよいとみて支那のぞき」とか。 まぁ、メロディがどんなものかわからないが、著者が慨嘆するほどは酷くはない? 一定の事実は押さえているから?

そんな数々の名曲(迷曲?)の歌詞などがレコード盤などと共に紹介されている。カラービジュアルで楽しめる。

この前、板垣正信氏の『70sパンク・レコード図鑑』 (リットーミュージック)を紹介した。パンク・レコードのカラージャケットなどを紹介している本。まぁ、パンクな恰好をしたアーティストたち本人の写真やら奇抜なデザインやらいろいろとある。が、このジャンルのレコードやCDなどは聴くこともなく、買うこともないので、ただ漫然と眺めただけ。

それに比べれば、やはり「エロス・レコードジャケット」は違う。みうらじゅん氏の『魅惑のフェロモンレコード』  (文春文庫―文春文庫ビジュアル版) は傑作だった―――と。

でも、最近はせっせとCDをUSBメモリに入れている。これだと、何の飾りもないそっけないもの。まぁ、聴ければそれだけでもいいのだが‥‥。場所を取らず便利だから。

しかし、本屋で、雑誌『昭和40年男』 (2015年4月号・クレタパブリッシング)を購入して、自宅でパラパラと眺めるにつけ、ここ40年の音響製品の変化にも驚かされる。

この雑誌は、ラジカセ特集号。カセットテープを買って、FMラジオから流れる曲をせっせと録音して楽しんでいた70年代。中学生から高校生、そして大学生になる時代だった。親に買ってもらったり、バイトの金を貯めて秋葉原に大型ラジカセを買いに行ったのは、もう30数年前のことだ。

ソニーだったかアイワだったか、ナショナルだったか、ラジカセだけでも何台か買ったものの実家にも残っていない。残っているのはスカイセンサー5900のラジオオンリー。この雑誌でも紹介されている。

今は、MDプレーヤーが一つ壊れて、ソニーのUSBで録音できる某プレーヤーを買ったものの、これって、電源を消して出掛けても帰宅するとなぜかオン状態になっているし、スイッチをオンにしたりすると、苦しそうな音をたてて起動するのだ。以前、銀座のはずれの映画館で映画を見た時、地下鉄の車両が行き来する音が館内に響いていたが、そんな感じだ。まぁ、BGMで、ながら拝聴だからいいけど、これではねぇ? 文明退化の音が聞こえてくるではないか。昔のテープのラジカセが良かった? 

そのあたりは以前紹介ずみの『BCLライフ2014』 (三才ブックス)、『BCLラジオカタログ 完全保存版』 (三才ブックス)や、牧野良幸氏(絵と文)の『僕の音盤青春記1971-1976』『僕の音盤青春記Part2 1976-1981』 (音楽出版社)、 『オーディオ小僧の食いのこし ソノシートからホームシアターまで、昭和~平成オーディオクロニクル』 (共同通信社)や、松崎順一氏の『ラジカセのデザイン』 (青幻社)や恩蔵茂氏の『FM雑誌と僕らの80年代「FMステーション」青春記』 (河出書房新社)や速水融氏の『汽車とレコード』 (慶應義塾大学出版会)などがノスタルジックをかんじさせてくれる。長生きすると、必ずいいとも限らない?

ともあれ、ネバーセイネバー。

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