古本虫がさまよう 3・11・東日本大震災4周年を前に――反原発語り部もいいが、もっと映像を 
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3・11・東日本大震災4周年を前に――反原発語り部もいいが、もっと映像を 
(2015・3・7・土曜日)





 まもなく、3・11がやってくる。2011・3・11のあの二度の大揺れはまだ体が忘れていない。おそらく、あと20年生きるとしたら、その間に同じような揺れの地震を何度か体験するのではないか‥‥。そのとき、日本はどうなるのか? 自分自身もどうなることやら。20年も生きられないかもしれない。

2015・3・5朝7時台のNHKニュースで、飯館村出身の原発被害を受けた人が、風化する原発事故への警鐘をならしている特集ニュースを見た。何百回も講演行脚しているが、近年講演の依頼も減ってきているとのこと。そりゃいかん。
北朝鮮による拉致被害家族と同様の心境かもしれない。喉元過ぎれば熱さ忘れる…というのが人の常であるが、これはどちらも解決していない問題だ。

自分の親が死んだりしたら、それは「去る者日々に疎し」ということもある。徐々に忘れていくのも無理はない。やがて残された本人とて死ぬのだから。
だが、国家や国民や共同体は、引き続き存続していく(もちろん地球そのものが消滅する時もいつかくるから、そのときはそのときでそれまでだが、人間の寿命よりはまだ長そう)。

にもかかわらず、原発再稼働を安易に擁護したり、北朝鮮に対しては過去のことがあるから強気に出るのはいかがなものか‥‥などと遠慮する向きがある。どちらもちょっとヘンではないか。

NHKなどは夜7時のニュースなどは、始まる寸前の時に、6時59分ごろから、必ず偶数日は福島第一原発の「爆破」したシーン、奇数日には金正日が拉致を認めたシーンなどの映像を数十秒流し、最新の対応関連シーンも流すようにしたらいい。問題が解決するまで。そしたら否応なく忘れない。それを「洗脳」と呼ぶこともなかろう。

原発と北朝鮮、どちらも少なからぬ人々が「幻想」を持ち、現実の前に崩れ去った虚像だ。万が一にも、そのことを忘れないためにも……。語り部に頼るのもいいが、映像という決定的証拠を活用するにしくはない。

それはさておき、赤川次郎氏の『三毛猫ホームズの遠眼鏡』 (岩波現代文庫)を読み始めたところ。エッセイ集。赤川氏の政治的見解が述べられている。異論を感じるところもあるが、巻頭の原発がらみのエッセイ(ベートーヴェンを聴く夜)の指摘にはほぼ同感。菅直人首相の原発事故当時の対応に関して、一部新聞が批判するほど酷くはなかったと僕も思う(が、かなり問題があるのは事実)。それでも、浜岡原発の停止などは間違ってはいないと当時感じた。

ともあれ、作家のエッセイ集には、「本」の話も出てくるし、いろいろと教えられること多し。森村誠一氏のエッセイ集も最近読んでいないが、同様に感じること多し。曽野綾子氏であれ、なんであれ、作家のエッセイにはいろいろと教えられたり、そうかな? と感じたりいろいろとあり。言論の自由の有り難さ……である(昨夜BSフジで、曽野氏と南アフリカ大使の対談番組が放送されたようだ。見るつもりでいたが、すっかり忘れていた。残念)。

ともあれ、ネバーセイネバー。

(以下、大震災関連再録。一部略)

2011/04/22(金) 07:16:02
昨夜も結構揺れる地震があった。久しぶりに飲んで帰宅したばかりだったのであまり意識に残っていないが?

こうした一連の地震本の真打ちが、広瀬隆氏の『原子炉時限爆弾 大地震におびえる日本列島』 (ダイヤモンド社)。2010年8月の刊行。標的は浜岡原発。2009年の「中規模」の駿河湾地震で原子炉停止などの「被害」が生じたことをとらえて、本番の東海大地震ではこんなものではすまないと指摘。
また2010年6月17日に福島第一原発二号機で電源喪失事故が起こり、あわやメルトダウンに突入かという事故が発生したという。「日本のマスコミは二〇年前であれば、すべての新聞とテレビが大々的に報道しただろうが、この時は南アフリカのワールドカップ一色で、報道人として国民を守る責務を放棄して、この深刻な事故についてほとんど無報道だった」という(だからか、記憶にない)。

この事故の数日前に福島沖を震源とするかなり強い地震が発生していたが、事故当日には地震が起こっていないのに「このような重大事故が起こったのだから、大地震がくればどうなるか」と。このほか、地震が活発になった以上、原発は危険な存在でしかないとしている。彼の本は昔『危険な話』 (新潮文庫)などを読んだ覚えがある。読後感はもう記憶に残っていないが、常識的に考えても、原発が絶対安全であるはずがない。事故は必ずといっていいほど起こるもの。どんな事故も悲惨であるが、福島原発の現状を見ればわかるように放射能、原発の事故はエンドレスというのか長期戦になり人間を苦しめる。
仮に原発そのものが安全だとしても、テロにやられることもある。ジャンボ機が9・11テロのように原発にぶつかればどうなるか。隕石が激突したらどうなるか。そこまで考えると地震や津波のない国゛断層のない所に作っても100パーセント安全とは言い切れないだろう。
いわんや日本では。原発事故に関して、比較的楽観論を展開している週刊新潮は4月14日号で 広瀬隆氏のこの本などに対して揶揄的な記事を掲載していた。文庫の版元であることも忘れてか(?)『危険な話』で列挙されている危険な話が針小棒大であると別の識者を使って指摘し、今回の本や事故後に出たテレビで放射能の危機を「煽りに煽る」「誰もが冷静に行動することを求められている今、“危険な話”をする人こそ、よほど危険かもしれない」と。
しかし、津波のせいとはいえ、福島原発でああいう大事故が起こり、一カ月を経過しても完治できない状況を見れば、東海大地震後の浜岡原発などがどういうことになりうるかという想像力を持ち、万が一のための処置を一刻も早く(今すぐ)おこなうことは当然であろう。今「安全な話」をする人こそ、一番危険ではないか。その意味でも、広瀬氏の本は読む価値がある。『ノストラダムスの大予言』とは違う(と思う)!



2011/07/25(月) 04:31:54
猛暑は一服したものの「暑中」ではあるこの頃。今朝も4時前に眼が覚め、某ラジオで古賀メロディなどが流れているのを耳にしていたら、あの緊急地震速報のメロディが流れてくるではないか。
慌てて(?)起立? 茨城など北の方らしいが……。3時51分頃、東京も少々揺れた(震度2とはいえ、寝起きだから強めに感じる)。ラジオでテレビニュースの音声を聞こうとしたらアナログ放送終了のため雑音のみ。テレビを点けると福島は震度5。「やや」なしの「強い地震がありました」とのこと。原発は大丈夫か?

7月20日の毎日新聞に経団連会長米倉弘昌氏のインタビュー記事が出ていた。「脱原発経済成長落ちる」「将来、新設可能性も」との見出し。菅直人首相の脱原発方針に対して「電力不足で国内産業がどんどん海外に逃げ、雇用が守られず、経済成長が落ちる」と。再生可能エネルギーが安く安定供給できるようになるには10年以上かかるとして当面は原発に頼るしかないと。

一方民主党国会議員の藤原正司氏(関西電力出身・電力総連顧問)も、「脱原発 企業の力落とす」「原発がなくなれば、電気料金は月2千~3千円上がるだろう」「企業の国際競争力が低下し、多くの人が職を失う」「再生可能エネルギーをやったとしてもたかが知れている。原発は欠かせない」とコメントしている(同日付朝日新聞)。

異口同音とはこのことか? 日本は地震多発国家で津波多発国家故に今回のような事故を招いた。だから、二酸化炭素云々は免除(そもそも温暖化危険論も怪しいが)してもらい、原発はすみやかに停止し、その分、火力水力天然ガスなどの電力供給を増やし、太陽光などもさらなる開発を行なうというのが、よりベターな策ではないのか。電気料金の値上げも本当かどうかは別にしてやむを得ない面がある(円高だから原油輸入などは少しメリットがあるかもしれないが)。得るものがあれば失うものがあるのは世の常。

防衛・防災のためのコスト増は仕方ない。北朝鮮という異常な国家、中共というこれまた一昔前の軍国日本なみの精神構造の持ち主が近隣諸国として存在し、地震津波多発時代になったかのような今日、防衛費、防災費が増えるのは仕方ない。すでに、我々は原発事故によりLEDだの割高な照明器具の購入を余儀なくされてしまった。こうした負担増を考えれば、原発を維持・推進したがために、今後の地震津波の発生の事故との遭遇などを考えれば、脱原発の方が結果的に負担軽減になるかもしれない。

かつて自動車の排ガス規制が問題になった時、うろ覚えだから勘違いがあるかもしれないが、アメリカが規制法を制定し、アメリカの自動車産業界が、経団連会長みたいなこと(厳しすぎる。クリアできない)を言っている合間に日本の自動車企業が規制をクリアしていったかと。技術の壁はある程度乗り越えられる。逆境は人を強くする。技術も強くする。原発事故も将来はロボットが瓦礫を片づけ、速やかに対応できるようになるかもしれないが、いまは4ヶ月が経過してもまだ収拾せず、放射性物質による被害は拡大する一方ではないか。肉なら輸入牛を食べられるが、米だってどうなることやら? 米の代替はそうそうはない。米が放射性物質に汚染され、古米・古古米すらが高くなってしまっては、その負担増は電気代の比ではない。

それにしても、経団連と民主党の電力総連顧問の国会議員との異口同音ぶりには疑問を感じる。

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