古本虫がさまよう 朝日新聞が中共の「美人局」の実態を報じた?
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朝日新聞が中共の「美人局」の実態を報じた?(2015・3・3・火曜日)



高山正之氏の『アメリカと中国は偉そうに嘘をつく』 (徳間書店)を読んだ。帯に「この本には、大新聞が書かないことだけが書かれている! だから『朝日新聞』しか読んでいない人には、理解できないかもしれない……」とある。

月刊誌「正論」の巻頭コラム「折節の記」をまとめたもの。このコラムは「匿名」コラムだったが、本書で名前を「公表」。その結果、「正論」も2・28発売の4月号から「署名入り」になっている。なるほど。

とはいえ、週刊新潮の巻末コラムやテーミスのエッセイは、署名入りだったから、それらを読んでいると、「正論」のこのコラムは「盗作」か?と思う時もあり? ただし筆者が同じなら盗作・模倣ではない?

「まえがき」ではユウモアタッチに、この連載コラムの反響について書いている。

支那大使館から酒席を用意し歓談したいとの申し出もあったという。
「あとは女が出てきてという段取りかと確認したら『それはない』という返事だった。それでは面白くないから断った」

ところが、2015・3・2朝日朝刊(一面左トップ&二面)に大変面白い記事が出ていた(奥寺淳記者)。

「米議員補佐官狙い招待攻勢」「対中強硬派の議員にも触手」「視察に抗日記念館組み込む」「予算は1人100万円を軽く超える」「飛行機は往復ビジネスクラス」「宿泊は五つ星のシャングリラホテル」「通常は会えない政界幹部と面会」「米アジア協会で企画した中国視察旅行」…。

要は法律立案権限を唯一持つ米国上院下院議員相手にはあからさまな接待攻勢はできないが、その部下である補佐官相手なら、米国の法律に触れることもなく、文化交流や教育名目で中共丸抱えの視察旅行を企画、それならば米議会への報告義務もないので……ということになるのである。


記事によると、補佐官一行のもてなしにあたっては、 「給仕したのは、赤いチャイナドレス姿の女性だった」という。

食事の後、どんなことがあったかは、もちろん記事にはない。だが、想像すると……。そのあと、カラオケ店に行ったりして……。接待した中共外務省関係者(美女)が、そのあと、アメリカに赴任して、議会周辺で補佐官とばったり会って……とか。ふふふ?

もちろん、女性の補佐官もいるが、「美人局」というのは、オンナが男を籠絡するだけでなく、逆もありうる。いやいや、「同性」もある。何でもありである。日本の上海の外交官関係者が「自殺」に追いこまれた事件はまだ記憶に新しい(『小泉首相、麻生外相も知らない「国家機密漏洩事件」』週刊文春・2006年1月5/12日新年特大号)。

相手がソ連ならまだしも、中共の怖さを知らずに、招待旅行に安易に乗っていたら、いつのまにか美女(美男)の上に乗ってたなんてこともあるかもよ(それにしても、朝日が、こういう記事を一面&二面に大きく掲載したのは偉い? 産経の古森義久氏の署名記事だとしても通用する? )。

高山氏のように、軽いジョークで、こんな見え透いた接待を拒絶するだけの器量が米国補佐官にあればいいのだが……。

地政学的見地から中共を視察してきたなんていう人もいたが、丸抱え接待を受けていては、ちょっとナイーブすぎないか? さすがに、ある元補佐官は「中国政府の招待旅行に参加したら、自分のボス(議員)が政策的に中国寄りだと見られるリスクが高い。私なら絶対に参加しない」とコメントしている。だが、タカ派議員、中共批判議員の主席補佐官も丸抱え招待を受けていたという。ううむ……。やるね、中共は。敵ながら天晴れ?

日本でいえば、石原慎太郎氏の主席秘書が招待されたようもなのですな。日本でも、某電力会社が資金的余裕があったころは、文化人やジャーナリストなどを丸抱えに近い形で接待して原発見学ツアーなどをやっていたか?

それにひきかえ、日本の外務省などの「招待旅行」は予算がないこともあって、昨年、アメリカの補佐官を10人招いた程度だったという。靖国神社でも見せればいいのに、そんなこともしていないようだ。向こうは、抗日戦争記念館なども見せているそうな。  

日本だって、ヘンリー・ストークスが『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』  (祥伝社新書)でも書いていたが、著者が初めて日本に赴任した時(1964年)、半世紀前とはいえ、宿泊のホテルオークラには、なんと外務省の報道課長が部屋に美女(慰安婦?)を派遣していたという。

銀座のバーで外務省関係者と接待を受けると、女性のテイクアウトを勧められたとのこと。
著者はその提案を受けたかどうかは(?)記していないが、逆に、日本の特派員さんも外国ではさぞかしいろいろと?  

著者によると、そんな接待攻勢は東京オリンピック以後なくなったとのこと。しかし、自由世界はそうだったかもしれないが、共産世界では今も続いている? 美人局はもはや中共の古典芸? 

高山氏のような「反中」筆者にも声をかける中共。高山氏は「反米」的なところもあるから、それはそれでと思っての「接待」勧誘かも。

話を高山氏の本に戻すが、小気味よくいろいろと「朝日新聞」には書いていないことが多々書かれている。

なるほどと思うこと多々あるのだが、B型肝炎の患者が、韓国でキーセン遊びをしたりバンコクで遊んでかかったのに、それを云々とか、この前の戦争で、「どこを捜しても日本人は美しく、略奪も強姦も捕虜虐待もなかった。しょうがないから南京大虐殺やらパターン死の行進やらをでっち上げた」というのは……。ちょっと筆が滑りすぎた感が……。

注射針の問題など母子感染はあった。シナ戦線の体験がある藤原弘達氏の自叙伝『弘達エッセンス』 (講談社文庫)はたしか全8巻。その中のどれかの巻で、「同僚」兵士たちが大陸戦線で中国人女性を強姦した体験などを喜々と語るシーンがあったかと。もちろんその同僚兵士たちが「吉田清治」的だったかもしれないが……。「略奪も強姦も捕虜虐待もなかった」というのは……(ちなみに、3・3は藤原氏の命日。1999年死去)。

東日本大震災の時も、泥棒などいろいろとあったのだから……。

ともあれ、確かに朝日新聞だけを読んでいたら偏るから、こういう本を読むべきだと思う。が、同時に、第三の道というわけではないが、古谷経衡氏の『欲望のすすめ』 (ベスト新書)もあわせて読むといいのではないか。

古谷氏の本は何冊か紹介しているが、独特の視点からの「通説」批判(若者は右傾化していない……とか)。ネット右翼への批判も正論。

今回の本も、日本社会の「貧困」の部分に光を当てている。また若者の草食化などの嘘も解明している。
当時の価値観で侵略が悪いと思わないという視点からではあるが、日本は自国のために貪欲に海外侵略をしたのだという認識を表明もしている。高山氏とはまたちょっと異なるユニークな視点で日本の「現代史」を論じている好著。併読すると、いろいろと知的刺激を受ける。

ともあれ、ネバーセイネバー。
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