古本虫がさまよう 我、神保町の古本「名店」存亡の危機を目撃す?
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我、神保町の古本「名店」存亡の危機を目撃す?(2015・2・22・日曜日)








昨日(土曜日)は、東京周辺は晴天。高円寺古書会館はお休みのようで、先ずは神保町へ。

ところで、金曜日夜少し早めに仕事を終えた。神保町へは午後6時ちょい過ぎには着けそうだったが、古書会館は午後6時閉館。あぁぁ、金曜日ぐらい午後七時までオープンしていれば帰りがてら寄れるのになぁ……。朝10時開館を、11時にして、夜7時までやってくれたらいいのに……。まぁ、幾ら要望しても無理か。
でも、ネバーセイネバー。

親方日の丸企業の東京メトロでさえ、半蔵門線神保町駅のホーム、待ちイスの真上の蛍光灯ぐらい点灯してよ:、本を読んでいる人もいるんだよ、と何度か要望したら、ある日突然、点灯したから……(でも、点灯しない駅もいくらでもある。駅長の品性の問題か?)。

ともあれ、午前10時15分ごろ、九段下寄りの地上口に出て、テクテクと。いつもなら、午前10時ちょい前ぐらいに、おじさんが軒先コーナーを出して準備している古本屋S書店……。なぜか、年輩のおばさんが一人でゴソゴソとやっておられた。ううむ……。

そういえば、さる奇人、いや貴人からうかがったところ、この前、この古本屋さん、ご主人が亡くなったとか? いやご主人じゃなくて、養子にしていた「息子」さんが亡くなったとか? スモーカーだったが?
 
えぇ、すると、今のおばさんは「お母さん」? ともあれ、実の家族(息子娘…)がいない? 跡継ぎは? でも、この前まで「現役」で、土曜朝の軒先コーナー設置をしているのを見かけた記憶がある。お歳はまぁ、老けてみえるタイプか否かもあるだろうが、70代~といった感じだったか。

失礼ながら、すると「母親」のほうは、見た感じ、80歳前後というか、80歳は越しているようにお見受けするが、その体力で、軒先のコーナーの設置などをするのは大変では?

ここはそこそこいい本があるところ。軒先でもよく買っていた。残念ながら「ハイド」系はゼロ。
鉄道、政治、軍事などがメイン。あまりに長時間立ち読みしていたらしい中年男を叱責もしていたし、僕のようなマジメな中年男(?)で、軒先の本を何冊か買っても、「あっ、袋要りませんから」と言うと、「お心遣いありがとうございます」と丁寧におっしゃる貴婦人であった(あの「息子」さんが店内で時々タバコを吸わなければベスト店?)。

なんなら、僕が跡継ぎしまっせ? エロス本も溜まって困っているし?

そういえば、最近号の「古書通信」によれば、還暦ぐらいのお歳の古本屋店主が亡くなったとかで、コラムで言及されていたかと。そこは古書センター内の店で、僕はあまり立ち寄ったことがない古本屋であったが、閉店したようだ。

メインの通りの中で、更地になったところも見かけた。新しいビルができるのか。この界隈、自分の土地なのかどうか知らないが、かつての地上げの時もこの界隈、いろいろと某大手不動産のあこぎなやりくちが問題になった。後継者問題やらいろいろとあろうが、お客様相手の商売ということも忘れずに切磋琢磨してほしいもの?

ともあれ、老女一人の古本屋の軒先をちょっと眺めてテクテクと。

古書会館では、大澤正道氏の『アナキズム思想史』 (黒色戦線社)、『「じゃ また」 回想の中の西田秀夫』 (非売品)、本橋信宏氏の『「全学連」研究 恐るべき過激派の革命闘争の全貌 改訂版』 (青年書館)、 『オコナー短編集』 (新潮文庫)を購入。本橋さんは、すっかりアダルト、エロス問題の権威になったが、若い時は、こういうテーマを追求していた人。

オコナーは、須山静夫氏の訳。この前、尾崎俊介氏の『S先生のこと』 (新宿書房)を紹介した時にも書いたが、このS先生が須山さん。

僕が大学一年の時の英語のテキストがオコナーで、その関連で、この文庫を購入したのははっきりと覚えている。爾来、オコナーの名前はよく聞くものの、特に無関心のままで、尾崎氏の本を読んで、再びちょっと関心を持ったために、購入した次第。
文庫カバーに彼女の顔写真が使われているが、それほどの美人ではないが?

ともあれ、あとはブラブラ。日曜日は新宿展があるからまた来るし、昨日(土曜)は夕方所要があり早めに帰宅するので、神保町ではあまり時間がない。

その割りにはバカスカ買ってしまった。

軒先5冊で1000円のところでは、辻俊一氏の『その男 西田信』 (グリーン書房)、掛下栄一郎氏の『神の狂気の美を求めて ヒエロニムス・ボッスの旅』 (成文堂)、瀬谷英行氏の『21世紀への反省 不思議な戦争 ポツダム中尉が裏から見た太平洋戦争史』、たけもとのぶひろの『ならず者出獄後記 泪の旅人』 (明月堂)、「未来への遺産」刊行委員会編の『未来への遺産 山田辰五郎自伝』 (昭和出版)を購入。これで1000円(税込み)。安い。

そのほか、3冊500円のところでは、斎藤秀夫氏の『大十月革命の響き 神奈川県における日ソ友好史』 (日ソ協会)、大類純氏の『現代世界唯一の社会主義国 アルバニア随見随聞録』 (長周新聞社)、 『金日成主席との印象深い会見』 (チュチェ思想国際研究所)を購入。金日成サマとは、井上周八センセイをはじめ、槙枝日教組サンやら印象深いトンデモ対談が収録されている奇書?

そのほか、菅忠道氏の『自伝的児童文化史 戦前・戦中期編』 (ほるぷ総連合)、宅島徳光氏の『くちなしの花 ある戦没学生の手記』 (旺文社文庫)、尾崎士郎氏の『酔中一家言』 (講談社ミリオン・ブックス)、近藤啓太郎氏の『艶話いなもの 告白的コンケイ譚』 (徳間書店)、金子信雄氏の『ネコさんの好色十三月夜』 (作品社)、酒井寅喜氏の『速記術入門』(実業之日本社)、岡崎次郎氏の『資本論小辞典』 (現代教養文庫)を購入。

持っている本も購入したみたいだが、岡崎氏の本は1981年の刊行。社会思想社が、民社党系から左派系に経営者が交代して久しいころか?

ブラック企業も真っ青(?)の向坂逸郎氏に搾取された「体験」を綴った岡崎氏の『マルクスに凭れて六十年  自嘲生涯記』 (青土社)は傑作自叙伝。これは1983年の刊行。

1904年生まれで、死亡年不明の岡崎さんが2015年の段階で生きている可能性はないにしても、ピケティに対してどう思ったか聞いてみたいもの?

ともあれ、ネバーセイネバー。
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