古本虫がさまよう 「アンパンマン」もいいが、「パンパン」の歴史を知ることも大事
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「アンパンマン」もいいが、「パンパン」の歴史を知ることも大事
(2015・2・12・木曜日)




永澤あられ氏(文・絵)の『パンパンハウス物語』 (風濤社)を読んだ。
著者は昭和22年生まれ。実家(?)がパンパンハウスだったようだ。祖母が仕切っていた。そこには何人かの日本人女性がいて、毎晩米兵がやってきては、ダンスをしたり買春をしたりの日々だったようだ。

米兵のオンリーになり、事実上の「妻」となり幸福になりかけたものの、朝鮮戦争で死亡。ハーフの子を生んだりした女性や、裕福な日本人と結婚したり……。祖母がいろいろと手際よく彼女たちを「指導」した側面もあったとのこと。英語の出来る教養ある女性には、新聞の求人欄を見て、そっちに行きなさいと助言したり。
当時のさまざまなパンパンたちの生態を、独特の画風(イラスト)と短文エッセイで温かく綴っている。

最近、茶園敏美氏の『パンパンとは誰なのか キャッチという占領期の性暴力とGIとの親密性』 (インパクト出版会)、西田稔氏の『オンリーの貞操帯 何が彼女たちに生ませたか』 (第二書房)、田中貴美子氏(昭和2年生まれ)の『女の防波堤』(第二書房)、平井和子氏の『日本占領とジェンダー 米軍・売買春と日本女性たち』 (有志舎)などを紹介したが、永澤氏のこの本も貴重な一冊となりそう。

慰安婦であれ、パンパンであれ、アダルト女優であれ、水商売であれ、なんであれ、男と女の世界は、複雑怪奇?

ともあれ、ネバーセイネバー。


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