古本虫がさまよう 大学教授と××は3日やったら、やめられない?
2017 10 / 09 last month≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11 next month



大学教授と××は3日やったら、やめられない?
(2015・1・26・月曜日)






橘木俊詔氏の『経済学部タチバナキ教授が見たニッポンの大学教授と大学生』 (東洋経済新報社)を読んだ。

体裁はなんとなくキワモノっぽい造り。
カバーは大きな文字だらけ。帯がカバー全体の三分の二以上の幅(天地)があり、「大学生」は「講義中はスマホに没頭、中学の英語もわからない、小学生より勉強しない」、「大学教授」は「研究せず講義は教科書棒読みで週休五日、学会出席と称して観光旅行、それでも年収1000万円超」とある。「ここまでぬるま湯!」とも

とはいえ、岩波書店からも学術書などを出している著者の本。しかも硬派の東洋経済新報社の本。

見た目は「宝島社」「ビジネス社」的な体裁ではあるが(宝島社やビジネス社刊行の本はしばしば愛読しているので揶揄しているわけでは決してない)、中身は淡々とエッセイ風に記されている。

助教授になる時と教授になる時に論文を書き、その二本の論文は「大学紀要」に書いたものだけ。90分授業を5コマやれば一週間の仕事は終り。1コマ数十万円の給与になる計算も可能とか。有名な野球選手のヒット一本や一球の値にも匹敵するお値段?

こういうナントカと大学教授は3日やったら止められないという本は過去にもいくつかあり、読んだ記憶がある。

法政大学教授の川成洋氏の『だから教授は辞められない 大学教授解体新書』 (ジャパンタイムズ)やら‥‥。

橘木氏の本では、上位大学と下位大学とでは学生の質も教授の質も異なるとの指摘もされているが、「教科書棒読み」の教授というのは未だにいるようである。

最近まで学生をやっていた人に聴いても、講義内容以前に、声が小さいという先生もいるようで、こういうのは本当に困るという。訛りがきついのも困る。

大学教員採用にあたって、模擬授業を行なう必要もありとの指摘も本書にあるが、書類審査などを経て最後の決戦の時には、そういうコンテストもやった上で、採否を決定する必要もあるだろう。

大学紀要に関しては、かつて谷沢永一氏が『アホばか間抜け大学紀要』 (諸君!1980年6月号)なる論文を書いたことがあった。リアルタイムで一読した。その後、谷沢氏は『アホ馬鹿まぬけ大学教授』 (諸君!1980年7月号)、 『アホバカ間抜け「天声人語」の研究』 (諸君!1981年10月号)を書いた(本にも収録されていたかと)。

多くの大学で、自治会費や授業料と並んで、この手の「雑誌代」を前納させられているものだ。そして月刊だか季刊だか知らないが、「法学研究」とか「文学研究」とかといった書名の「紀要」を「無料」で配布される感じになっている。学部事務室など周辺に無造作に持っていけ‥と置かれているものだ。

それなりの学者が書いた論文なども掲載もされてはいるが‥‥。

そういうものを無理やり買わされるのはいやだということで、紀要の代金は選択制にする大学もあるそうな。「選択の自由」の原則からすれば、当然の措置であろう。

そのほか、非常勤講師の「不遇」ぶりなども、指摘されている。

大学の先生は以前なら70歳まで勤務可能だった。いまは65歳ぐらいで定年か。普通のサラリーマンより永く働けるとはいいねというと、いやいや、働き始めたのは遅くなってから(普通だと大学院博士課程を終えて30歳前後からスタート?)だから、生涯賃金は少ない‥といろいろと論争もある?

論文といっても、「註釈」つきの学術論文。こんな「古本虫がさまよう」のようなエッセイではダメ? まぁ、古本屋・古本市行脚はもうどうにも止められない? それと同じぐらい楽しいから「大学教授・教員」生活は辞められない?

しかし、昔はなかったオープンキャンパスなどもあり、模擬授業なんかしたり、地方の高校での説明会に狩りだされることもあると聞く。

家人の知人で、大新聞社を選択定年制度を使って退職し、大学の先生になった人がいる(職場結婚した配偶者は、その大新聞社に引き続き勤務)。そんなうらやましい人もいる。

それはさておき、土曜日(2015・1・24)、午前10時50分過ぎに、神保町の交差点で、天皇陛下を拝顔したことを前出のブログで書いたが、1・25産経朝刊の「天皇、皇后両陛下ご動静」によると、この日、「午前」両陛下は文京区の東京大学医学部付属病院にて定例の健康診断を受けていたようだ。その帰り道であったのだろう。


ともあれ、ネバーセイネバー。


スポンサーサイト
 | 教育  | TB(0)  | CM(0) | Page Top↑
Secret




TrackBack URL
→http://kesutora.blog103.fc2.com/tb.php/1888-f037a952

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

カテゴリ