古本虫がさまよう 君は天皇陛下を神保町で見たことがあるか?
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君は天皇陛下を神保町で見たことがあるか?
(2015・1・24・土曜日)






今日はJRの都内フリーパスを買って、先ずはお茶の水。10時ちょいすぎに神保町の古書会館へ。
木村英一氏の『軍国臨終物語 応召軍医の体験記録』 (私家版)、福島倹三氏の『鋳掛屋の天秤棒』 (鏡浦書房)、東京交通新聞編の『個人タクシー 風雪の二十年』 (東京交通新聞社)を購入。

外に出て、三省堂書店方面の交差点に向かうと、なんとなく異変を感じた。まず車が少ない。土曜日とはいえ、この時間だから(午前10時50分ごろ)、そこそこ車は走っているはずなのに。一方、お巡りさんが何人も道端にいる。
おやおや、ヘイトスピーチがらみのデモ隊でもやってくるから、その規制というか誘導のためであろうか? 

それにしても交差点に着いたが、赤信号のまま。向かいの青信号は長い‥が車があまり来ない? 交差点の中にお巡りさんがいて、笛で誘導もしている。

横断歩道の前の端まで来ると、お巡りさんが、「すみません、ちょっと下がってください」という。別に車道にはみ出しているわけでもないのに? なんで?

とすると、そこに、白バイが数台やってきた。すぐに、黒塗りの車がやってきて、風体の怪しい警察官のような男が窓を開けてこちらをじっとにらんでいるというか、周辺をきびしい目で睨みながら通りすぎていく。そのすぐあとに、これまた黒塗りの車がゆっくり通っていくのだが、すると、なんとそこには「天皇陛下」のお顔が‥‥。にこやかに手を振っておられる。
周辺には何人かの人がいたが、若い男が「ホンモノなの?」と奇声を発していたが、まぎれもない本物であられる。

人生、半世紀以上生きてきたが、ナマの天皇陛下を拝顔するのはこれが初めてか(いや、母親が正月上京してきて、一般参賀に十数年前出掛けたことがある。遠く防弾ガラス越しに拝顔したといえば拝顔したが、あの距離に比べれば、今回はあまりの至近距離。「ナマ感覚」)。ここ数日、阪神淡路大震災などの式典出席など、テレビでよく見ていたこともあるが、勿論、一瞬とはいえ、そのお顔は間違いなく「ホンモノ」であられた。隣に皇后陛下がいたのかどうかはわからない。
あっという間に青信号を通っていったから。

ともあれ、その時、児玉隆也氏の『君は天皇を見たか 「テンノウヘイカバンザイ」の現場検証』 (講談社文庫) という本のタイトルが一瞬頭に閃いたのだが‥‥。

その後は、いつもの通り‥‥。
三省堂の8階で恒例の古本市をやっていたので覗いたが、買いたいものはなし。
そのあと、水道橋までテクテクと歩く過程で、結城麟氏の『新興宗教精神世界遍歴記』 (国書刊行会)、北川四郎氏の『「まさか」の歴史 万物は流転し、意識は変化する』 (谷沢書房)、 『ひとり暮らしの東京事典 85年版』 (CBS・ソニー出版)を三冊500円コーナーで購入。そのほか、大久保昭男氏の『ソビエト印象旅行 現代モスクワっ子気質』 (三一新書)、 細谷松太氏の『ものがたり労働運動史』 (新産別出版部)、 今井武氏の『ヘイチカ想い出の記』 (海文堂)。

――帰宅して心配になってちょっと調べたら、北川四郎氏の本、すでに二冊購入しているではないか。これで三冊目‥‥。正味170円弱といえども‥‥。ブックオフに売りに行こうか‥‥。でも、バーコードもないから‥‥。それにしても、三冊も買ったとは「まさか」というしかない? 積んどくもほどほどにしないと増える一方。
しかし、怖いのは一読しているのに、翌日になるとというか、1~2年もして、また読んでも初めて読んだと思うことがあることだ‥‥(後日、実例を提示する予定あり)。

『ひとり暮らしの東京事典 85年版』 をパラパラとめくっていると、鉄道路線の解説があって、なんと冷房化率が当時は百%ではなかったという事実を確認。刊行されたのは1985年1月。前年1984年当時の冷房化率は、この本によると、中央線は94%だが、小田急線は74・6%、東急東横線は58・1%、京浜東北線は70%、京浜急行は82%‥となっている。

あのころ、電車の屋根の上に「出っ張り」があると冷房車だった。ホームで電車を待っていると、先頭車両に出っ張りがあっても、中の3号車とか4号車になると、出っ張りがなくて非冷房車ということがよくあった。あわてて、冷房車のほうに移動したりしていたものだった。

今や冷房化率は百%だろうが、首都圏電車の車内蛍光灯点灯率は80%ぐらいか。情けない限り。

この前も、帰りの地下鉄、7人掛け(国民の体格向上を無視した設定か? 正味6人掛け?)の向かいの上の蛍光灯4本のうち、斜めどうしの2本が省かれていて、蛍光灯のない真下の座席に座ったものだから、本当に読書がしにくい。字を読むのに疲れるのだ。手元が暗くなるために。
サービス向上に逆行するこういう蛮行を平然と3・11以降、何年も行なう東京メトロは、本当に最低の「民間会社」というしかない。何度か抗議をしているのに、ホームの待ち椅子の真上の蛍光灯復活も所々でしかやらないし、車内蛍光灯の全面点灯も一向に実行しようとしない。
自分たちは電気代の節約にはなろうが。広告主も、車内蛍光灯を省くために、当然、広告効果が低下しているはず(暗くて広告の文字が見えにくいから!)。広告料の値下げを断固要求してしかるべきだろう。


官僚主義とは本当に恐ろしいものだ。バカな会社経営者につける薬はない?

ともあれ、水道橋から高円寺へ。古書会館や都丸などを覗く。殿谷みな子氏の『私の祖父の息子』 (れんが書房新社)を購入しただけ。

そのあと、久しぶりに荻窪へ。ブックオフを見るが買いたい本はなし。ふとその隣を見ると、新刊書店として長年頑張っていた「ブックセンター荻窪」が閉店しているではないか。シャッターが少し開いていて中はがらんどう。工事中? 隣に巨大ブックオフでは、いつかはこうなる運命だったというしかないか‥‥。

そのあと、ささま書店などを覗くが買いたいものはなし。

電車に乗って有楽町へ。松屋銀座の古書市(正式名称は「銀座 古書の市-美術書画・書籍コレクション」)に出かけた。

ここは僕が社会人になってまもなくから行きだした記憶があるが30年は経過しているのではないか(第31回と銘打っているということは、計算が合う? 毎年1月ごろ、年一回の開催だったと思う)。昔から「古本」より「古書」っぽい、ちょっと高めの本が多い古本市だったかと。だから行かない年もあったかと思うが、近年のようにデパートの古本市そのものが激減してくると出かけるしかなくなってくる。
でも、ここも「規模」は少しずつ縮小してきているような。昔はもっと「広々」とした空間を占めていた。時期も「正月」に近かったかと。

今は、何か別の食器市やらが隣でやっている。神津善之介氏の絵画展もやっていたのでまずそっちを覗いた。というのも、スペインをテーマにしていたから。
画家の神津善之介氏はおもにスペインに住んでいて、スペインの風景画などを描いているそうな。有名な夫妻(神津善行&中村メイコさん)の息子さんとのこと。

ショパンが住んでいたマジョルカ島のショパンがらみの絵なども。ううむ、オーウェルがらみでカタロニア、バルセロナ周辺の絵画があれば買ってもいいのだが? 小さいので30万前後から‥‥。ちょっと大きくなると60万円台。ううむ、3万円とか6万円なら買ってもいいのだが‥‥。ちょっと‥‥。

ともあれ、絵画拝見のあと、古書会場へ。じっくりと拝見。


やなせ・たかし氏の『まんが入門 あなたのためのユーモア製造法』 (華書房)、井上勅豊氏の『シベリアの音楽生活』 (ナウカ社)、旗一兵氏の『喜劇人回り部隊 笑うスタア五十年史』 (学風書院)、 『音の書斎』 (音楽之友社)を購入。価格はどっかの古本市と違って(?)税込み価格。全部で2100円だったから、そんなに高くはない。

『まんが入門 あなたのためのユーモア製造法』は、「日本の古本屋」で見ると、献呈書名入りとはいえ5400円で高原書店が出している。僕が買ったのは、カバーなしの裸本だけど300円だったかと。「せどり」したようなものか?

『音の書斎』は1996年の発行のムック。「本の書斎」と違って、レコード、CDのコレクションが棚・ラックにぎっしり詰まっている写真は、ちょっと画一的で殺風景ではある。「背表紙」すらも、レコードなどでは判別できないから(但し、どアップで撮影しているのもあって、それだと判別可能。小川知子などありの人も?)。

でも寺島靖国さんの「私は書斎に殺される」といったエッセイ(勿論「書斎」「音斎」の写真付き)や、「レコード、買ったら終わり」(金野篤氏)など、名言(?)もあり。

レコードは実家に何十枚かある程度。その後、CDも何百枚かある程度。あとは、近年は図書館でアトランダムに借りてはMDテープに何百個も録音してきたが、それが再生不可能になりそう? それで先述したように、USBメモリに再録音し始めている。

本を読んだりする時の静か目の「BGM」として聴くので十分なので、スピーカーがどうのこうのという視点はゼロ。ミニコンポサイズで十分。
ディスクユニオンにも行かなくなった。ブックオフも本とDVD中心でCDコーナーはあまり見なくなった。これでいいのか? まぁ、いいのでは。


ともあれ、古書会場を見たあとは、スタコラサッサとデパートをあとにする。一階におりて出口が分からず、「どこ?」とお尋ねしたり。それほど「古本虫」にとってはデパートは無縁の世界‥‥。こんなの相手に「古本市」やっても売り上げ増大には貢献しないとデパート側が見なして、古本市をやらなくなるのも無理はないか?

やはり絵でも買うか? いや、財務省に操られがちなアベノミクスに乗せられて、余計な消費拡大する必要はないか‥‥。

マジョルカ島に出掛けてショパンの家も見てきた家人へのプレゼントにしようかとも考えたが、30万、60万では‥‥。ちょっとなぁ‥‥。

あと銀座松屋の古本市会場で、徳尾書店の本が目立った。八王子の北野台にある古本屋のようだ。でも、店舗はないようだ。残念。

そのほか、読書中だった、五十嵐日記刊行会編の『五十嵐日記 古書店の原風景 古書店員の昭和へ』(笠間書院) ではないが、五十嵐書店も出品していた。昭和28年から昭和37年までの五十嵐智氏の日記が収録されている。神田の南海堂書店に就職。後に独立、早稲田の五十嵐書店は近年立派な店舗になっていて、一階ぐらいしか覗かないが(地下には最近下りたことがないが)‥‥。マジメな古本屋さんだ。

そのあと東京駅へ。八重洲古書館がまもなく閉店になりそうだという情報は本欄でもお伝えしたが、実際どうなっているのやらとも。あと大丸のポイントがたまっていたので、それでいつものたい焼きを買いに行こうかとも。

古書館は昔に比べると狭くなった。以前、もっと広いスペースの店だった。2店ある時も。店の人に聞くと、3月中旬~下旬に閉店する予定とのこと。ううむ。買いたいものはなく、たい焼きを買いにいく。いつもの5個セットではなく3個セット。駅のホームで二個食べた。小田原の守谷のあんパンもいいが、こっちもいい。小田原と違って、大丸のたい焼きはいつでも買えるからいいが‥‥。

このあと、小岩、新小岩のギリギリ東京の東端の古本屋などに出掛けようと思っていたが、いささか疲れた。荷物も満杯。もはやこれまで。電車賃は、1000円は越えただろうか。フリー切符(750円)のもとは取れたからもういいやと。歩行計は14000歩。


ともあれ、ネバーセイネバー。
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