古本虫がさまよう 『ポルポトや金正日レベルより狂信的なイスラム国が核兵器を持つ時』なる本も上梓されるべき時ではないか
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『ポルポトや金正日レベルより狂信的なイスラム国が核兵器を持つ時』なる本も上梓されるべき時ではないか
(2015・1・21・水曜日)






スンニ派とシーア派の違いも分からないけど、さすがに同胞が意味もなく殺害されそうになると、黙ってはいられない?

朝日新聞(2015・1・20朝刊)に、ベルナールアンリ・レビ(「宗教への批判は絶対の権利」)と内藤正典氏(「西欧の原理を押しつけるな」)の二人が登場し、今回のフランスでのテロに関して、いささか対照的なコメントを披露していた。

僕にとっては、両者はあまりよくは知らない識者。何冊か本を読んだことがある程度。

ただ、ベルナールアンリ・レビ(レヴィと表記する例などもあり)の本は、『人間の顔をした野蛮』 (早川書房)を学生時代だったか読んで感銘を受けた(と思うが‥‥)。新哲学派‥。まぁ、70年代のフランスの「新保守」派? ちょっと違うか?

それ以降も『フランス・イデオロギー』 (国文社)、『危険な純粋さ』 (紀ノ國屋書店) 『サルトルの世紀』 (藤原書店)、 『だれがダニエル・パールを殺したか?』 (NHK出版)、『アメリカの眩暈』 (早川書房)など、パラパラ読みしたり、積んどくしたりだった。

産経の山口昌子元パリ特派員が、時々、彼にインタビューをしたりして、そのコメント記事を読んで、ふむふむなるほど、そうそうと感じたりしたこともあったかと。イラク戦争も支持していたのではないか。
今回のテロに関しても全面的にフランス的価値観、言論の自由を擁護している。「私もシャルリー」であると結語している。

一方、内藤氏は、以前は一橋大学教授(現在は同志社大学教授)。 『ヨーロッパとイスラーム 共生は可能か』(岩波新書)を読んだぐらい。イラク戦争には批判的であったかと。

ううむ。アラブ問題でシャープな発言している池内紀氏の『イスラーム国の衝撃』 (文春新書)や、この前少し触れたロレッタ・ナポリオーニの『イスラム国 テロリストが国家をつくる時』 (文藝春秋)など、関連書は書店に沢山並んでいるが、なかなか中東というのは難しすぎるテーマで読書欲が高まっていかない‥‥。

そもそもスンニ派とシーア派の違いはむろんのこと、カトリックとプロテスタントの違いも分からないから(キエリクロボタンインコとルリコシボタンインコの違いや、大橋未久と大橋未歩や、朝日と産経の違いなら分かるが、東京と朝日の違いは分からない?)。

こういう時、レヴィより好きだった、ジャン・フランソワ・ルヴェルが生きていればなぁ。『民主主義国の終焉  宿命の東西対立』 (芸艸堂)、『グローバル・デモクラシー』 (青土社)や『全体主義の誘惑』 (新潮社)などの名著を書いている彼なら、今回のイスラム問題をどう論じたか。レヴィより好きだったから、彼のいうことなら、より耳を傾けていたことだろう。

それにしても、『イスラム国が核兵器を持つ時』なる本も上梓されるべき時ではないか。自国民を何百万単位で「殺害」したポルポトや金日成・金正日レベルより狂信的な人物・国家・集団が核兵器を持ったら、それは人類にとって最大の脅威になるだろう。その時は究極の選択を余儀なくされる? ハルマゲドン? ヒトラーはむろんのこと、麻原・オウムにしても、巨悪は、小さな「実」の段階で除去するようにしなければ‥‥。

ところで、以前、堀井憲一郎氏が、愛読書ベスト10の紹介のなかで、『ジャパッシュ』というマンガを挙げているのに共感した旨を綴ったことがあるが、さらにもう一冊おすすめのマンガとして紹介していたのが、大島弓子氏の『雨の音がきこえる』 (小学館)。昨夜は帰宅してから、それを読んだ。

『大島弓子短編集1 雨の音がきこえる』 (小学館)に収録されている一編。単行本サイズ。「雨の音がきこえる」ほか何編かのマンガが収録されている。「雨の音がきこえる」は巻頭の作品。

一読‥‥。ううむ‥‥。親子物語。芥川賞(?)らしき文学賞を目指している売れない作家の父親。勉強しろと煩い母親。出来のいい(?)姉。そして自分は進学校に行けそうにない中学生の女生徒。
 その背景には‥‥。
コミカルではあるがシリアスなテーマを下敷きにしたマジメなマンガであった。しかし、この歳になると‥‥。この後の短編マンガは読まずじまい。
小学生のころは、「年上の女性」が読んでいた「少女フレンド」などを「少年ジャンプ」などと同様に愛読していたのだが‥‥。
『ジャパッシュ』(望月三起也氏・ぶんか社ほか)は最近再読しても、中学1年のころに読んだのと同様の「感銘」を受けた。

イスラム過激派の「自爆テロ」やら「オウム」やらの精神的病理を考える上でも参考になる本だ。「一人のカリスマをもった独善者・独裁者」とそれを崇める支持者、シンパたちが謀略と暴力によって、一国を支配する構図‥‥。
それはともかく、こちらの作品(「雨の音がきこえる」)は、50過ぎた中年男が初めて読んだわけで、さほどの感銘は受けなかった。まぁ、人それぞれの読後感があるだろうが‥‥。

ともあれ、ネバーセイネバー。







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