古本虫がさまよう 職場&学校&男女の「特別権力関係」にご注意を
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職場&学校&男女の「特別権力関係」にご注意を(2015・1・16・金曜日)





2015・1・14産経朝刊に「生徒へのLINE『禁止』」「埼玉県立高 教諭のわいせつ相次ぎ」という見出しの記事が出ていた。
埼玉県内で、昨年県立高校の男性教諭による教え子へのわいせつ行為が相次いだことを受けて、教育委員会が「ライン」などを使った生徒との私的連絡の禁止を通知したという。部活動の女子生徒に対して、ラインで連絡を取りキスをするなどのわいせつ行為が発覚したための措置だという。
そのほか、免職になったら退職金は出ないとか停職処分を受けると生涯賃金がこれだけ減るとかデータを出して、教え子に手を出すと大変なことになるぞと「威嚇」しているようだ。やれやれ。そこまで注意してもらわないと下半身がキリリとしないというわけか? 想像力を発揮する分野も、適切にしないといけないということを理解するのは現代人にとっては難しいことなのかもしれない。

以前なら、アナログ人間なので、こんな記事を読み飛ばすところだったが、たまたま、池谷孝司氏の『スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか』 (幻冬舎)を読んだので、ちょっと記事が気になった次第。著者は共同通信社の記者。

主に男性中年教師による未成年女性(小学校~高校生)に対するセクハラ被害をルポした本。昔の「事件」もあるので口頭による誘惑やらで「証拠」が残りにくいこともあったようだが、被害者の女性たちは心の傷を負い、後年、裁判に訴えたりもする例も。
しかし、そうした告発も学校側の隠蔽工作や一部保護者の反発などを受けて四苦八苦もする。被害者が被害者としての声を出すこともままならない状況‥‥。「証拠」を残すのも難しい「事象」だけに‥‥(かえってラインなんかを使っての誘惑などなら、「証拠」が残っていいのかも?)。

教師と教え子の「特別権力関係」という構図を指摘もしている。そのために、未成年故に、また教師への権威(畏怖?)もあって、先生の要求を変に思いつつも、拒否しきれずに、親にも相談できないまま、なすがままにされていく事例もあったようだ。

「特別権力関係」といえば、思い出すのが、後藤田正晴氏と佐々淳行氏との関係だ。佐々氏が、何かの本で、自分と後藤田氏とは「特別権力関係」にある‥と述懐しているのを読んだことがある。

かつては警察の中の上司と部下であったから、あさま山荘事件やらなんでも、後藤田氏の命令で、超法規的な、警察組織の垣根を越えての命令が下されていろいろと大変なこともあったそうだ。これは「上司と部下」の普通の権力関係として、命令・服務といったごく自然のこと。

だが、退官後、民間人になった佐々氏は、後藤田氏とは「無縁」の関係に一応なった(はず)。

それなのに、国家的な危機(湾岸戦争や阪神大震災など‥)が発生すると、当時国会議員で要職にあった後藤田さんから、「佐々クン、ちょっと頼みたいことがあるから‥‥」といった趣旨の電話がかかってきては、佐々さんは休暇を取り消したりして、時には手弁当で、裏舞台の交渉のための海外出張やら官邸へのレクチャーに駆り出されることがしばしばだったという。それもこれも「特別権力関係」にあるために断ることができないのだ‥‥と。

そういう「特別権力関係」はまぁ、微笑ましいというのか、仕方ないというのか、お国のためになっていると思えるが、中年男教師と教え子(未成年女性)との関係は、そうはいかない。

本にも出てくるように、「こんどの日曜日、一緒にカラオケに行こうか」なんて先生に誘われると、内申書の評価やクラブ活動での評価も気になるし、むげに断れない?‥‥。ホテルでカラオケもできるから‥‥と。
そんな「特別権力関係」は悪しきスキャンダルを発生させ隠蔽する「装置」といえそうだ。
卒業してからも、そういう「特別権力関係」が男女としての問題にからめて発生し続けるとしたら、それは由々しき問題というしかないだろう。

「援助交際」(売春)やら平気の平左で、中年男と性体験をして小遣いを稼ぐ愚鈍系未成年女性がいる一方で(時々、そういう中年男が、この手の未成年者を金で買ったということで名前や肩書が出て失職する例もあるようだが、これは女性が一方的な「被害者」とは必ずしもいえないかもしれない?)、こういう事例もあるわけだ。どちらにせよ、由々しき問題といえる。

池谷氏の本では、女の子でなくても、男の子に対するホモ的事例も出てくる。ホモ教師というのも許せないよね。自分の性向としてだけならともかく、教え子に手を出そうとするのはおかしい。以前読んだ、福島次郎の『三島由紀夫ー剣と寒椿』 (文藝春秋)には、著者によるそういうケーススタディ(?)もあったかのような?

池谷氏の本では痴女的女教師による童貞少年に対する「セクハラ」事例は出てこない? これは少年にとっては被害とはいえない? いやいや、被害者になりうるし、以前紹介したこともあるように、希有とはいえ、そういう被害の事例もある。それが原因で女教師が失職する例もあるではないか。

以前も紹介したことのある、ゾーイ・ヘラーの『あるスキャンダルについての覚え書き』 (ランダムハウス講談社)は、まだ若い美人女教師と15歳の男子生徒のスキャンダルが一つのテーマ。それを知った同僚の老女教師が……との物語。映画(「あるスキャンダルの覚え書き」)にもなったという。映画は見ておらず原作だけ読んだので、もう細かい粗筋は忘れたが、女教師と生徒が広々とした英国ハムステッドの公園(?)で深夜相まみえるシーンがあったかと? いいなぁ? 日本・東京だと、せいぜいで新宿御苑か?ハムステッドの公園より狭いけど。

ともあれ、これまた以前紹介ずみだが、松江哲明氏編著の『童貞。をプロファイル』 (二見書房)の中に出てきた峯田和伸氏は、なんと、中学生の時に学校の女教師に「奴隷契約」を強要されていたという。初キスの前に「あれ(クンニ?)」をさせられたりしたという。スカトロめいた変態的行為もあったとのこと。これでは睦月影郎氏の小説に出てくる変態的(?)「童貞少年」も顔負けの体験だ。ちょっと衝撃的すぎる?

そのせいか、峯田氏は、セックスになると萎えてしまって、女教師とはできなかったという。
 結構美人で「つきみみほ」そっくりで生徒にも人気があったという。そういう、それこそフランス書院文庫のような爛れた世界を一年経験したそうな。

ううむ、雨宮慶氏の『女教師・失格』 (フランス書院文庫)や高竜也氏の『淫女教師』 (同))に出てくる女教師ではないが、そういう「年上の女」として、少年をいたぶる危険な女教師が実際いるんだ? 

もっとも「つきみみほ」似の女教師に対して、こんな性奴隷は嫌だといって逃げた後、そのセンセイは「夏休みに職員室で教頭とやってるってうわさが流れて」PTAで問題になって、二学期になるとお二人とも学校からいなくなったとのこと。年下&年上の男の「両刀遣いの女教師」だったのか?

 ‥‥‥と紹介したことがあるが、「ブス」熟女ではなく「つきみみほ」似の熟女が相手ならば、裁判沙汰になっても、優秀な弁護士の反対尋問で「君だって楽しんだだろう。それで被害者ぶるな」と反論されて敗訴か?

しかし、峯田氏は、そういう中途半端というか強烈な「性」体験をしたがために、いろいろと後年精神的なトラウマも若干あったようだ。

類書として、宮淑子氏の『先生と生徒の恋愛問題』 (新潮新書)を以前紹介した。これはノンフィクション本。併読されるといいかも。

たしかにウブな未成年を誘惑しようとする中年男女は少なくない。

この僕だって、中学生か高校生のころ、放課後、帰宅途上、制服を見て「あなた、〇〇校の生徒よね。私、卒業生なの、××先生お元気?」なんて声をかけられたことがあった。
お茶に誘われたけど、帰りのバスの時間があるのでと断った。サングラスをかけた30前ぐらいの女性だったが、「つきみみほ」クラスではなかっただろうな。もし、そのクラスだったら、お茶ぐらい、ご一緒したかも。あのあたり、ラブホテルも裏通りにいくつかあったかし?

そういえば、某駅のオッサンに声をかけられて、その時は喫茶店でご馳走になったことも二度ほどあったなぁ。あれは男好きの駅員だったかも。一歩間違えれば‥‥?

そのほかにも外国人(白人)が、「聖書ニツイテカタリマセンカ?」なんて声をかけてもきた。立ち話をしていたら、政治の話になって、「アイアムアンチコミュニスト」なんていうと「ワンダフル」と言われて、「チョット集会アリマスカラキマセンカ」と言われたが、「ノーサンキュー」と断ったもの。

田舎でこの程度だから、都会の雑踏だともっと「誘惑」「勧誘」があるかも。気をつけないと?

だから、僕はティッシュ配りやら一切モノは街頭では受けとれらないようにしている。バイ菌ではないが、接触しないようにするのが安全ガードの上で最良の手段だから。

ともあれ、ネバーセイネバー。
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昨日の、第152回芥川賞・直木賞の結果は、私には意外でした。私的には、万城目学氏と小谷野敦氏が受賞するものと予想していました。とろこで、記事に登場する福島次郎氏は第115回と第120回の2度、芥川賞候補になっています。殊に115回の「バスタオル」は選考委員石原慎太郎氏が強く推奨したものの、結局受賞に至らず。地方の文学者としては、一定の活動があった方です。もし、芥川賞作家になっていれば、福島次郎氏の文学全体(「三島由紀夫ー剣と寒椿」を含む)が見直されたことでしょう。三島由紀夫の遺族から起こされた裁判結果(敗訴)にも影響していたのでは、と勝手に思っています。(記事内容から脱線したコメントで済みません)
青木明  01/16/2015 Fri URL [ Edit ]
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コメント中「とろこで」は「ところで」の誤記です。失礼しました。
青木明  01/16/2015 Fri URL [ Edit ]
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