古本虫がさまよう 「憲法9条」を「ノーベル平和賞」にするための工作をする暇があれば、なぜ近隣諸国(北朝鮮&中共)に輸出しようとしないのか?
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「憲法9条」を「ノーベル平和賞」にするための工作をする暇があれば、なぜ近隣諸国(北朝鮮&中共)に輸出しようとしないのか?(2014・10・13・月曜日・祝日)







1960年生まれの精神科医の香山リカ氏の『リベラルじゃダメですか?』 (祥伝社新書)を読んだ。著者は、憲法9条護憲、機密法反対のリベラル派を自認する立場の人。



内容紹介
昨今、ネット上では中国・韓国を批判する書き込みが目立ち、排外的なヘイトスピーチも問題となった。加えて安倍政権による集団的自衛権の行使容認が決まり、一連の動きを日本の「右傾化」と見る向きは多い。
その背景には、単に「保守派」「タカ派」の影響力が増しているだけでなく、リベラル派の衰退がある。彼らの影が薄くなった要因は、他ならぬリベラル派自身にあるのではないだろうか。端的に言えば、リベラル派は「嫌われている」のだ。
「自由・平等・公平」の実現を目指すリベラル派が、なぜ支持を集めることができないのか。リベラル派を自認する著者が、自戒を込めてその理由と対策を探る。




右往左往しつつの「リベラル」論として興味深く一読した。リベラルを自認する人の中には、安易に自分たちは善意なのだからということで、講師依頼に際しても無料奉仕を強要する向きもあったりすることへの違和感表明などは、その通りとも感じた。ただ、リベラルには「容共リベラル」と「反共リベラル」の二大潮流があるという視点が本書にはないようだ。
香山氏は、「容共リベラル」でも「反共リベラル」でもない「中道リベラル」なのだろう。そういう人の議論は尊重にあたいするとは思う。
だが、戦後日本のリベラルというのは「容共リベラル」が多数派だったように思える。だから、その化けの皮が昨今剥がれてきて、「リベラル」を自称する人たちに対する蔑視感が強まってきているだけではないのか。

例えば、この前亡くなった土井たか子さん。彼女を「リベラル」というのはおかしい。「容共リベラル」というなら正しい。

というのも、土井たか子氏が編者になっている『アジア・ヒューマンライツ アジア人権基金の歩み』 (梨の木舎)という本がある。2010年4月の刊行。

当然、北朝鮮の拉致の事実が発覚している。にもかかわらず、この本で、土井さんは「たくさんの善意に支えられた20年」と題したエッセイ(スピーチ)を掲載しているが、どこにも「北朝鮮」が出てこないのだ。

アジアの人権を語る上で、北朝鮮の人権を無視するなんてことが可能だろうか?

彼女曰く「70年代から80年代にかけて、私は在日外国人の在留資格問題や国際結婚をした人たちの国籍差別問題、在日外国人差別について、国会で追及していました。また、沖縄の『無国籍児』問題や、日本男性のキーセン買春観光、中国残留孤児の帰国問題にも取り組み、金大中救出や徐勝・俊植兄弟など多くの在日韓国人政治囚の救援にもかかわっていました」と。
「クルド難民やフィリピンのピナツボ噴火被害者、ビルマ難民などに救援物資を送るだけでなく、人も送ることができました」とも。
「土井たか子人権賞」なるものをつくり、「各地で人権のために苦闘している人びとを励ます」ようにもしていると自負している。
しかし徐勝氏は、張明秀氏の『徐勝(ソ・スン)「英雄」にされた北朝鮮のスパイ―金日成親子の犯罪を隠した日本の妖怪たち』 (宝島社)を見てもわかるように、いささか問題のある人だと思うが、それは別にしても、北朝鮮や中国の政治囚や核実験に対しては、さほどの関心を寄せていないのは、この土井さんのエッセイを読んでも自明であろう。
この本も、ほかの編者や筆者も北朝鮮などの人権には触れていない。

辛うじて巻末の「アジア人権マップ」なる国別の人権状況に関する解説があるが、さすがにそこには「北朝鮮」が二頁分掲載されている。事実上の一党独裁であるとか、拉致についても「日本との関係では、拉致問題の解決が懸案になっている」と一言程度あるだけ。さすがに、この巻末解説で、北朝鮮を外したらえらいことになるからということで、しぶしぶ入れたといったところだろうか?

香山氏のように自らの精神科医としての体験から「患者」の処遇をめぐって、安易に管理化することに懸念を覚えるようになったりしたことなどはそれなりの問題意識といえよう(もっとも、「患者」を野放しにして犯罪が「多発」したりする状況に警鐘を鳴らした「反共リベラル」の精神科医の小田晋さんにも親近感を覚える。
彼の著作である『「世紀末日本」の精神病理カルト・いじめ・終末ごっこ』 (文藝春秋)などで展開されていた安易な人権論者批判はもっともな指摘だったと記憶しているから。

だから「リベラルじゃダメですか」というわけではない。「容共リベラルじゃダメ」で「反共リベラルならいい」ということになろうか? せめて香山さんのように「中道リベラル」ならいいのに‥‥と。

少なくとも、特定秘密保護法に反対する「リベラル」の人たちの多くが、 「日本を北朝鮮のような国家にする特定秘密保護法に反対しよう」とはいわなかった。なぜ? 北朝鮮が好きだからだろうというしかない。「北朝鮮みたいな国にするな‥」と言えば、かなりの説得力を持ったのではないか。
保守系の小泉元首相が「脱原発」と言い出しても、共闘しようとしない一部リベラルの動きを香山氏は批判していた。靖国参拝であれ、なんであれ、共闘できる時には共闘するという柔軟性がいわゆるリベラル派にはないことに隔靴掻痒のようである。

西尾幹二氏のような保守派でさえ、脱原発を主張している。ただし『平和主義ではない「脱原発」 現代リスク文明論』 (文藝春秋)という立場からではある。

だが、放射能を制御しきれない現代科学技術の水準を考えれば、「容共リベラル」も「反共リベラル」もない。ただし、脱原発の立場にあっても、例えば「テロに狙われる原発の危険性」の立場から「脱原発」論を唱えることは十分ありえる。だから、「リベラル」の中からも「テロ対策ゼロの原発反対」という声があってしかるべきではないのか。特定国家名を出さないにせよ。でも、あったとしても例外?  少なくとも津波・地震同様、原発がテロによって痛手を被る可能性は十分にある。さすがに隕石衝突や宇宙人襲来の可能性はかなり低いだろうが(ゼロではない!)、遠くアフリカにまで自衛隊を派遣しながら、原発周辺に自衛隊を置かない危機管理なんてアホ臭いと思わないのだろうか?

いまどきPKO反対なんて朝日も言わないようだが、 「PKO反対。そんな派遣のヒマがあれば原発周辺に派遣せよ」という声がなぜリベラルから起こらないのか? 北朝鮮などを愛するが故であろうか?

「憲法9条」にしても、「ノーベル平和賞」に推すなんて動きが「リベラル」から起こって、いろいろと画策していたようだ。そんなにホコリに思う9条なら、なぜ、近隣諸国におすすめしないのだろうか? 
どっか中南米にも似たようなポリシーをもった国があって、実践していると紹介されることがあるが、是非とも中南米や北欧ではなく、北朝鮮や中国に「9条」を輸出して定着させる努力をなぜ真剣にしないのだろうか。

スパイ防止法なんて、80年代には賛成する人は少数派だったのにと香山氏は述懐もしている。そういう法律もなかったせいで、それ以前から日本では拉致される人が相次いでいたともいえる。北朝鮮のおかげで、単なる「平和主義国家」では危険だという声が高まってきたからこそ、「容共リベラルではダメ」となってきたのではないだろうか。拉致に関して、日本国内に呼応する人や集団なくして、スムースな拉致ができないことは自明。

ヘイトスピーチはいけないに決まっているが、 「ヤンキーゴーホーム」だって、その音量や発声の仕方次第では十分「ヘイトスピーチ」になるだろうが、そういう視点はあまりない。
さらにはスピーチよりアクションがいけないにきまっている。
「ヘイトアクション」は、どっかの国のように、スポーツ大会で、相手国の国歌斉唱を妨げたり、外交関係者の車を破壊したり、大使館前で投石したり、相手国の商店街を破壊したりするような行動を意味する。そうした破壊活動を見て見ぬフリをする警察がいたとしたら大問題だ。

僕はスポーツ大会で北朝鮮と日本のサッカーの試合を見に行ったとして、相手国の国歌斉唱の時には、トイレに駆け込んだり、起立しないなんてことはあるかもしれないが、野次ったりすることはしないだろう。その程度のモラルを相手国に求めてもいいだろう。

京都でも、「公園」を私物化する外国団体があって、それを近隣市民が警察などに訴えても改善されず、そこに「ヘイトスピーチ」団体かかけつけゴタゴタが発生したという。その結果、見苦しい私物化は改善されたという。だとしたら、どっちもどっち?
その善悪は別にして、拉致工作にしても組織的な破壊デモにしても、共産諸国の「ヘイトアクション」にはあまり抗議しようともしない「容共リベラル」はやはり奇妙というしかないだろう。

だから、嫌われるのである。バカにされるのであろう。
香山氏が本書の続編を書く時があれば、そういう視点も加味して、さらに論理的に深く考察してほしいものだ。


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