古本虫がさまよう 土井たか子さんが「日本のサッチャー」であるわけがない!
2017 08 / 07 last month≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09 next month






土井たか子さんが「日本のサッチャー」であるわけがない!
(2014・9・28・日曜日)





土井たか子さんが9月20日に死去していたという。85歳だったとのこと。

NHKのニュースを見ていたら、村山富市さんが追悼のコメントを寄せていたが、「西のサッチャー、東の土井たか子」云々めいたことを喋っていて、正気か?と思った。
それが正しいというのなら、村山さんが死去したら、誰かが「西のチャーチル、東の村山富市」云々というようなものだろう。

性別が「女」という以外に、サッチャーと土井さんと何の共通点があるのだろう。 なにもない!

テレビでは、彼女が、「戦後60年日本が平和だったのは憲法9条があったからです」と平然と語るシーンもあった。空想的平和主義者ならではのコメントであろう。

平和憲法があれば日本は平和でいられるという空想的平和主義者ほど、平和にとって危険なものはない。日米安保体制があったからこそ、日本は平和でいられたというのが客観的事実というしかない(ただ、9条的精神が若干のメリットを平和維持のために貢献した側面もあったかもしれない)。

産経デジタルの配信によれば、「社民党の吉田忠智党首は28日、元同党党首で衆院議長を務めた土井たか子氏の死去を受け、産経新聞の取材に『昨年党首に就任した後、ぜひ一度お会いしてご指導を仰ぎたかった』と故人をしのんだ。吉田氏は参院当選1回で、昨年10月に党首に就任。8年前に国政を引退した土井氏との個人的な面識はなかったという。
 吉田氏は、土井氏の業績について『市民の皆さんの絆を大切にされ、護憲、人権運動の中心として日本の政治史に足跡を残された』と評価。その上で『今の時代に大変惜しい方を亡くした。心からご冥福をお祈りしたい』と語った」とのこと。

しかし、選挙区内の市民の一人である拉致被害者からの声(有本恵子さんの両親)を無視したのは誰だったのか? 軍国主義国家の最たる北朝鮮を、遠慮して庇っていたのは誰だったのか? いうまでもなく、それは社会党の党是であり、土井たか子さんの政治信条であったのではないか。

「市民の皆さんの絆を大切にされ、護憲、人権運動の中心として日本の政治史に足跡を残された」とは、嘘もほどほどに言うがいい。少なくとも拉致が完全に明らかになった小泉訪朝の時点で、拉致被害者から社会党共産党出てこいと罵られた時に、「転向」し、それ以降、拉致被害者救出のための先頭に土井さんが立っていったのなら、「市民の皆さんの絆を大切にされ、護憲、人権運動の中心として日本の政治史に足跡を残された」といえようが、そんなことはなにもしていないではないか。

そのあたりの見苦しい北朝鮮擁護の姿勢は、近刊の佐々淳行氏の『私を通りすぎた政治家たち』 (文藝春秋)でも指摘されていた。

「ダメなものはダメ」というなら、それはまず北朝鮮の拉致行為などに対して言うべき言葉ではなかったか。この程度の人が、衆議院議長や野党第一党の党首になれたこと自体が、日本の民主主義の貧困さを物語っているといえよう。

明日月曜日の一部朝刊紙は、どんなヨイショ記事を掲載することやら‥‥。

そういえば、土井たか子氏は憲法学を専攻した学者でもあったが、その平和憲法礼賛論とは一味違った言論が日本ではちゃんとあることは有り難い。

例えば、土井さんとは対照的な長谷川三千子氏と倉山満氏との『本当は怖しい日本国憲法』 (ビジネス社)を最近読んだ。これは対談本。
中学生の「公民」教科書で記述されている「人権」「国民主権」「民主主義」の概念への批判的アプローチが語られている。「法の下の平等」か「法の前の平等」か…など、一文字違うだけでその意味合いが異なる云々など、タメになる指摘多し。

それにしても、憲法9条は、国家主権制限条項のなにものでもない。この条項の改正なくして、日本の「戦後」は終わらないだろう。もう、来年で戦後70年になるというのに、誤植も含めて一字一句改正は許さないという少数のノイジィ・マイノリティの「護憲教徒」が未だに若干とはいえ、存在している(内心では、憲法1条~等々変えたいと思っているはずだが?)。困ったことだ。
その意味でも、怖しい憲法というしかない。

井手成三氏の『困った憲法・困った解釈』 (時事新書)など、名著はあるけど、もうその本を読もうにも古本屋でないと手に入らない。困ったことだ




スポンサーサイト
 | 訃報  | TB(0)  | CM(0) | Page Top↑
Secret




TrackBack URL
→http://kesutora.blog103.fc2.com/tb.php/1731-66c761c6

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

カテゴリ