古本虫がさまよう 都築響一さんの神保町古本屋街への怒り(「業界が不景気だとか言っているけど、古本がダメなんじゃなくて、旧態依然とした古本屋業界がダメなだけなのだ」)をどう受け止めるべきか?
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都築響一さんの神保町古本屋街への怒り(「業界が不景気だとか言っているけど、古本がダメなんじゃなくて、旧態依然とした古本屋業界がダメなだけなのだ」)をどう受け止めるべきか?
(2014・9・27・土曜日)







都築響一氏の『ROADSIDE BOOKS 書評2006-2014』 (本の雑誌社)を読んだ。
ご自身の有料ブログにて発表した書評などをまとめた本。リベラルな視点からのものもあるが、僕もそれなりに面白く読んだ本や、へぇ、そんな本があるんだといったものもあり、参考になる。

「模索社が発行しているウェブマガジンで迫川さんが指摘しているように、三月十一日の東日本大震災の夜、JRは首都圏の駅を全面的に封鎖してしまった。駅の周辺には行き場のない帰宅困難者があふれている、その目の前で閉められたシャッター。そこにあるのはもはや、広場としての駅の役割を完全に忘れ去った、私企業の論理だけだった」との指摘は同感。

ただ、僕は、違法ストを展開していた旧国鉄出身者たちが生き残っているからこその職場放棄故の「私企業の論理」だったという視点からではあるが?

あの日、家人たちやその周辺にいた人々は、そうしたJRの閉ざされたシャッターを眺めて怨み節を唸っていたものだ。そして仕方なく私鉄や地下鉄を駆使してなんとか帰宅したものだった(いや帰宅できなかった人もいたことだろう。私鉄沿線ではなくJRしか使えない人は)。

私鉄と違って路線が長くて安全確認が短時間でできなかった? だったら、山手線だけでも動かすとか、中央線はともかく、総武線は三鷹-お茶の水間を動かすとか、三鷹-西船橋間を運転するとか、京浜東北線を一部運転するとか工夫は可能だったはず。悪しき官僚主義故の「職場放棄」でしかなかった。

本当に情けない、一人負けのJR東日本だった(親方日の丸企業の東京メトロでさえ、頑張って地下鉄を動かせていたというのに。公共精神ゼロの史上最低の鉄道会社だったというしかない)。
そんなJR東日本の怠業ぶりをまともに叱責したのが、当時の東京都知事の石原慎太郎だった。彼が叱責しなければ、どうなっていたことか。
朝日同様「謝罪」もせず、未だに動かすも動かさないもオレサマの勝手と威張っていた可能性も高い。

それはともかく、地震以降、未だにナンセンスな車内蛍光灯を省くJR東日本管轄のニューデイズやキオスクに対して「不買運動」を展開する人はいることだろう。
あの日(3・11)、JR東日本の閉ざされたシャッターを直接目にした人は、そういう不買運動を十年ぐらいは続けるべきだと思う。JR東日本を甘やかしてはいけない。

ともあれ、都築氏は、本書の中で、神保町古本屋街にも鋭い批判を展開している。

「いい古本屋には、独特の選択眼があった。なにか特定の本を探しに行ったとしても、同じ棚に並ぶ別の本がまた興味深くて、つい、いっしょに買ってしまう。そういう品揃えの鋭さを競うのが、古書店主の醍醐味だったはずだ」
でも、神保町的な老舗書店のほとんどに、いま、この時代の本好きたちのエネルギーやスピードに乗っていく能力は、もうない。何十年もかわらない品揃えに、夕方にはシャッターを下ろし、日曜はお休みという、大学の先生か隠居老人ぐらいしか行かないような営業態度。番台みたいな机の向こうから、常連以外のすべての客をじろりとにらむ、ものすごくフレンドリーじゃない接客スタイル。本を出したり入れたりしてるだけで、指が真っ黒になってしまう不潔な店内」「業界が不景気だとか言っているけど、古本がダメなんじゃなくて、旧態依然とした古本屋業界がダメなだけなのだ」

その点、ブックオフなんか接客態度もいいので、よく本を処分していたとのこと。だが、洋書やカタログなどに関しては、ウェブ書店を開いてそこで処分するようになっているとのこと。

まぁ、日曜祝日でも開店している古本屋も神保町には結構あるし、いまどき「番台」の古本屋もすくないと思うけど、夏場でも、夕方六時にシャッターを下ろす古本屋はまだ多数派とはいえるかも。

神保町の古書会館なども、金曜午後6時、土曜午後5時閉館。まもなく始まる恒例の神保町の神田古本まつり(青空掘り出し市)の季節でも、おおむねそのタイムでの営業。雨が降っても大丈夫な屋内施設での古本市も古書会館以外では開催しようともしない。雨対策のしようのない上京組・地方客など相手にしないのか? 去年だったか、朝方の雨もやみ、午後は天気も回復し、数時間でも開催可能だったのに、安易に(?)終日中止にしてしまったこともあった。JR東日本も真っ青な大胆な決断だったかと? 夕方立ち寄って、少しでも覗けると思った僕は「中止」と知って立ち尽くしたものだ? えぇ、晴れているのに?
これでは、やる気が問われても仕方あるまい。

まもなく刊行されるという、小山力也氏の『古本屋ツアー・イン・神保町 日本一の本の街のぜんぶの古本屋をぜんぶ巡って本を買う野望!』(本の雑誌社)がどんな内容の本なのか知らないが、都築氏のような「怒り」を神保町の古本屋に感じたりしたことがあるかどうか、そのあたりの指摘もあるのかどうか、ちょっと気になるところである?

話題は変わるが、三省堂裏手すぐのところに、ビジネスインのようなホテルが建設中だ。来年完成のようだ。
神保町お茶の水界隈には、山の上ホテルをはじめ、ビジネスインのようなホテルもあるが、古本屋街のど真ん中にできるホテルはこのホテルが最初ではないか? 古本まつりの時などは、便利そう。上京組の人も、ここに泊まって、買いにでかけては一端戻ったり…と。

ホテル内にレストランができるのかどうか知らないが、きっと今どきのまともなホテルなら、終日全面禁煙であろう。禁煙でなければ、山の上ホテルか、庭のホテルか、学士会館に行けば、おおむね禁煙。喫煙させ放題のランチョンなんかに行く必要はあるまいが?

ともあれ、都築氏同様の神保町への怒り(要望?)に関しては、去年もこんな指摘をしていた。以下再録(一部略)。

「2013・10・26、この日は神保町古書街の敗北の日」---土曜日「曇天・晴天」以降も「青空古本市」をやらなかった神保町青空古本まつりには唖然呆然 ブックオフよ、神保町に来れ? 2013/10/26(土) 21:35:23


本日土曜日は正午すぎ所要があり、水天宮人形町界隈へ
そのあと、小石川に寄った。午後2時すぎ。雨はやんだようだ。これなら神保町も「雨天中止」の青空古本市も「曇天開催」ということでビニールシートを剥がしてオープンという感じだろうか。

所要をすませて、高円寺古書会館へ。都丸書店の外棚で、小田晋氏の『狂気・信仰・犯罪』 (弘文堂)を購入。500円(定価3500円)。小田さんもこの前亡くなったかと。カッパブックスや評論集など数冊読んだ程度。これはちょっと専門書ふう。でも、「正義の憂鬱 江川騒動の精神病理」など、一般的なテーマも取り扱っている。単細胞的な進歩的文化人が、江川叩きなどに「正義の憂鬱」を見る向きもあるだろうが、小田氏はその類似例として、文革やソ連論などを指摘もしている。そのあたりが刑法「改悪」反対論の精神科医とは一味違っているといえようか。小田さんの話は講演か何かで何度か聴いたことがあるけど、ユニークな人だったよなぁ。ちょっと小室直樹風?

古書会館では、ロジェ・グルニエの『フィッツジェラルドの午前三時』 (白水社)、ホレス・マッコイの『彼らは廃馬を撃つ』 (角川文庫)、ジョナサン・マーゴリスの『みんな、気持ちよかった! 人類10万年のセックス史』 (ソニーマガジンズ)、エルネスト・マッシほかの『アメリカ地政治学』 (科学主義工業社)、青柳友子氏の『悪徳の唇』 (サンケイ出版)を購入。これだけ買っても800円とは安い。

『アメリカ地政治学』は昭和16年8月の刊行。ラストにフォークランドに関する論文が載っている。フォークランド紛争からもう30年以上が経過しているのでは。

この本では、「いつの日かはフォークランド諸島がアルジェンティンに復帰するだらうと、恐らく最初は信じもしなかつたやうなかうした事実を確信している者がいる…」とか。まだ英国のもの。よくよく考えると、地理学的にいえば、あそこはアルゼンチンのものとしか思えないけど? 地政学的には英国は手放したくないということか。やれやれ。
『悪徳の唇』は、「19歳の青年と32歳の義母…」というお話し。ふふふ?

ともあれ、午後2時ごろには都内周辺は雨も止み、お空は青く晴れてきた。これなら神保町青空古本まつりも遅ればせながらスタートしていることだろう(と思った)。時すでに、午後5時半すぎ。

さて池袋西口公園の古本まつり に行くか? ここも青空古本市だけど、雨もやんだからやっているだろう。しかし、区長がいけないんだろうけど、あの公園、喫煙所は青空で吸わせ放題。しかも、その指定の喫煙所も守られず、公園周辺のペンチであちこちで吸っているのがいて、会場全体がタバコ臭いからなぁ。新橋SL広場の古本市も青空喫煙所があるけど、まだ一カ所に固まっているから、離れたワゴンのところはギリギリセーフだけど…。

ということもあって、池袋西口公園の古本まつりはタバコ臭いから、今日は行かなくていいや、神保町の青空古本まつりがどんな感じか見に行こう、いもやの天丼も食べたいし…ということで、高円寺から水道橋へ。
着いた時は午後6時すぎ。7時までだから、残り時間少なし。途中、やよい軒も空いているし、いもやの豚カツ屋も空席が見えたけど、神保町交差点目指して一直線…。

ところが?? なんと岩波ブックセンター脇も、旧第一勧業銀行前のワゴンなども含めてみんなブルーのビニールシートが覆い被さっているまま?
え? まだ午後6時半だよ。閉店なの? なぜ?


そのビニールシートを少し外して中の本を点検している人がいたので、「今日は晴れてからも青空古本市やらなかったんですか?」と聞くと、「えぇ、今日は中止ですから」と。

えぇ? 「雨天中止」ってもちろん知っているけど、神保町界隈だって、午後2~3時には雨はやんでいたはず。昨日の午後みたいに、降ったりやんだりではなく、それ以降は完全に青空傾向の基調のはず。

普通、民間人の商売人なら、いやいや、きっと池袋西口公園で同時期に青空古本市をやっている古本屋さんたちだって、これ幸いにとばかり、営業再開しているはず。何で神保町の古本屋さんたちはそうしなかったのか?古本好きの人の中には、朝の天気予想を見て正午すぎには雨が止むようだし、実際晴れてきたから、午後家を出て、午後二時すぎぐらいに神保町に駆けつけた人だっていたことだろう。空は晴れてきて、雨はやんでいる。神保町に着いたら…、それなのにビニールシートを剥いで、青空古本市をやろうとしない…。

なんという「殿様商法」。僕も思わず、「えぇ、今日は中止ですから」と言ったお兄ちゃんに,、「殿様商売やな」と捨てぜりふを吐いてしまった。馬耳東風、豚に真珠だったか?

当日の開催可否については:組合の方々はツィートしていたようで、こんな会話が。

五萬堂書店 ‏@gomando1997 10時間
言いにくいのですが。。ほんとに残念ですが。。青空掘り出し市のほうは。。。本日。。中止です。。ゴメンなさい。。
五萬堂書店 ‏@gomando1997 11時間
雨です。古本まつりはやらないの?気になるところですが、特選古書即売展は開催中です!「特選、熱いよね」
五萬堂書店 ‏@gomando1997 12時間
青空掘り出し市。現在どしゃ降り。。午前中開催はぜったい無理そう。。このあと10時半に正式発表します。
五萬堂書店 ‏@gomando1997 12時間 希望を持て!やまない雨はない。。
雨ふってるにゃ。。(−_−;)
五萬堂書店 ‏@gomando1997 21時間
青空掘り出し市。
少なくとも。。10時開催は無理そうで。。一時間前の
9時の時点でお天気様子みて。。いけそうなら、12時から?
まだ危なそうなら。。遅くとも午前のうちに判断して、やるなら2時から?
だめなら、心苦しいけど、翌日曜日からの開催。。こんな予定。。


午後二時からやれたでしょうに。少なくとも午後三時からやれたでしょう。

こっちは高円寺のほうをゆっくり見て、何冊か買ってもう十分。午後8時までやっている池袋西口公園の青空古本市に行こうかと思ったけど、タバコ臭いのはいやだなと思って、午後6時半~午後7時までの青空古本市の状況を観察しようと思った程度だから、実害というか、精神的ショックはまだ少なかったが。

台風も進路がずれたみたいだから、午後は見られるだろうと思って楽しみにやってきた人は、雨はやんでいるのに何で古本市やらないんだとさぞかしガックリというか怒ったのではないだろうか。

僕は唖然呆然して、とりあえずはメシということで、いもやに戻り天丼(550円)を食べた。まぁ、これを食べたくて、池袋やめて神保町(水道橋)に来たのだから、所期の目的は達成か。

それにしても、まぁ、呆れる。雨がやんでから数時間はあっただろう。4時間は稼げたはず。朝からの雨や台風接近のアナウンス効果で客足が鈍いと思っての「曇天・晴天中止」なのだろうか。この時間帯に商売をしないとは。JR東日本やみずほ銀行もびっくりするような「殿様商法」というしかない。
明日日曜日快晴になっても、こっちも所要があるから、もう神保町には行かないでいよう。明日もまた雨になるといいなと思いたくもなる。

少なくとも秋葉原、飯田橋まで進出しているブックオフが、水道橋、神保町界隈にまで一刻も早く進出してほしいと今日ほど切実に思ったことはない。競争原理が働き、朝10時から夜10時まで(ところによっては11時まで)開いているブックオフでもこないことには、旧態依然の殿様商法感覚の老舗古本屋は、腰をあげないのでは?

せどりで攻められて退散することになるかもしれないけど、ブックオフ、神保町に来てくれ。

午後3時~午後7時の「曇天・晴天」タイムに青空古本市をやらないですませるとは?

3・11の時、はやばやとシャッターを閉めて客を締め出したJR東日本と同じではないか? あの時、あのメトロでさえ電車を動かしたものだったが。情けない。

2013・10・26、この日は神保町古書街の敗北の日として、永遠に記憶にとどめておこう? ちょっと大げさかな?
でも、ネットで以下のような挨拶をしているけど、

東京名物神田古本まつりも今秋で54回を数えます。この催事は神田古書店連盟の手になる最大の年間行事として、年を追うごとに盛大になって参りました。書物に関する様々なイベントを通じて、多くの読書人に支持されており、近年は東京名物として定着し、日本全国さらには海外からも多くの人々が神田を訪れております。また期間の街の賑わいは古書店にとどまらず、地元の商店街や共催をいただいている千代田区、さらには首都東京の声望にも寄与していると自負しております。イベント等を充実させ、来場者の期待に応え、さらに今後も書物を通じて文化を継承してゆくという自負を持ちつつ、本事業を継続して参りたく存じます。


いかにも官僚の作文。「曇天・晴天中止」にしておいて、「街の賑わい」もないだろう。「イベント等を充実させ、来場者の期待に応え、さらに今後も書物を通じて文化を継承してゆくという自負を持ちつつ」ならば、なぜ、「曇天・晴天中止」になるのだろうか? 屋内古本市会場をもっと設置することもしないでいて、「イベント等を充実させ、来場者の期待に応え」ることができるのだろうか?




2013・11・2は「天気予想」も外れて「天譴の小雨」が神保町青空古本まつりを襲った?

(2013・11・2土曜日)


今日(土曜日)は午前中家で少し仕事。午後気分転換かねて古本市行脚。

先ずは神保町。

今朝届いた朝刊(産経)の天気予想欄では東京は晴れ&曇りの天気。コメントも「北陸と関東から北海道は大体晴れ」と書いている。一瞬だったので不確かだが、テレビの朝の天気予想でも、洗濯指数は〇となっていたはず。

ところが、朝からスッキリしない天気。時々晴れ間もあったが、おおむねどんよりした雲が空を覆いかなり暗くなっていて今にも雨が降り出しそうな天気。

やれやれ。その日の天気も当てられないのかしら。これでは地方から上京して青空古本まつりを楽しもうとしていた人も…予定が狂ったかもしれないではないか。

気象庁は、どうなっていることやら?(帰宅しても洗濯物は乾いていなかった)。

神保町青空古本まつり危うし? いやいや、自業自得、因果応報、天譴かな? 先週の土曜日に引き続きのアクシデントか? 先週は台風接近…。といっても、午後2時以降は天気回復気味だったのに、はやばやと中止。今日は?

すずらん通りにもいろんな出版社のワゴンがあって、結構な人出。でもよく考えれば、そんなに広くもない歩道の半分にワゴンをおけば、それだけ歩道が狭くなり、人込みで混雑するのは当たり前の話か…。いやいや、それでもさすがにいつもの土曜日よりは人出多し。

某ワゴンで、新堀通也氏の『日本の大学教授市場 学閥の研究』 (東洋館出版社)を先ずは購入。ううむ、書名が意味深という感じではないか。ボス-子分といった闇世界というか、ヤクザのルールが学問の世界にもあるかのように思えるタイトル? 面白そう。

そのあと、古書会館へ。

そういえば、昨日金曜日、アフターファイブというか、午後6時半前ぐらいなら古書会館に寄れるかなと思ったが、この週末の古書会館も金曜日は午後6時閉館、土曜日は午後5時閉館。ヤレヤレ。古本まつりのメインストーリーが午後七時までやっているなら、金曜日も土曜日も、古書会館の古本市も午後七時までオープンしてくださいな。ケチ!といいたくなる?

古書会館では、乗田幸三氏の『ぼくたくの音 あるさいはての記録』 (東奥日報社)、原祐三氏の『私の人生記録 動乱期を生きた一記者・一学究の証言』 (経済新志社)を購入。

古書会館外に出ると午後2時少し前。古書会館に入る時より、さらに空は曇っている。ポツリ? ううむ、感じるか感じないか微妙だが。傘をさしている人はまだいない。

高円寺古書会館へ行くのに、もう一度神保町を歩いて水道橋から総武線かと思って、三省堂前に戻ると、あらあら、そんな……。まだ傘をさすほどではないのに、早くもギブアップしたのか、ワゴン、ブルーのビニールシートをかぶせて営業停止状態に…。

やれやれ、見切るのがなんと早いことやら。

お天気をギリギリまで見て、これだけお客がきているんだから、ギリギリまでビニールシートをかぶせないで商売をやろうという根性はないのやら(この前、浦和の青空古本市に出掛けた時も、お空は青空だけど、午後は雷雨の恐れありとの天気予想を信じて、朝10時オープンから、撤退を開始している古本屋があったのには驚いた。先見の明というより、商売っ気ゼロというしかない)。

やれやれと慨嘆していたら、さすが民間古本屋。みながみなそうではなかった。ビニールのシートはスタンバイしているものの、かぶせることなく、お客さんへの対応をしているワゴンもいくつかあった。

よかった、よかった、神保町古本屋さんたちは「全体主義」「官僚主義」一色ではなく、民間的スピリッツを持っている古本屋さんも一部とはいえ、存在しているのだ。その良識がきっといつか多数派になり、青空古本まつりが改善される日が来るだろう。中共帝国主義が崩壊するのとどっちが早いかは疑問だが?
少なくとも、日本は、中共や北朝鮮やかつてのソ連のような「全体主義」国家ではないことが、証明された一瞬であった? ともあれ、ビニールシートで早々と覆われた情けないワゴンは当然のことながら無視して、開いているワゴンを覗きながら移動。

あいにくと買いたい本はなし。

すずらん通りの新刊出版社のワゴンは見なかったけど、こちらもギリギリの営業を続けていたことだろうか?
水道橋方面に向かう。いもやは天丼屋もとんかつ屋も混雑。午後2時過ぎだから、いつもなら少しはすいていくるだろうに…。結構なこと。

水道橋から高円寺へ。

古書会館で丸山明宏氏の『紫の履歴書』 (大光社)を300円で購入。角川文庫版も持っていたかと?
そのほか『山本条太郎』 (図書出版社)、大島堅造氏の『一銀行家の回想』 (図書出版社)、『 ゛とっちゃん゛先生の国語教室--桑原暁一・遺稿から』 (国民文化研究会)などを購入。最後の本は、桑原先生という国語の教師の遺稿をまとめた本のようだ。教え子の一人で、講談社勤務の磯貝保博氏が「あとがき」で、回想しているが、先生を囲んでオーウェルの『動物農園-アニマルズ・ファーム』を勉強する小サークルがあったという。そのことを懐かしがって書いている。国語の先生でありながら、英語を教え、そういう教材を使用するあたりに、この先生、なかなかのものと感じて手にした次第。

高円寺では、ポツリポツリと雨が降っている。傘をさす人もいる。神保町界隈はどんな感じであろうか?

何度も指摘したように、無理やり神保町界隈に人を集めるのではなく、古書会館の二階や駐車場、明治大学校舎一階界隈、千代田区市役所内の一階のスペース、日教組ビル内の会議室などに屋内古本市会場を分散しておけば、混雑も緩和され、万が一の一時雨の時も、客が屋内に分散し、やんできたらまた街頭ワゴンコーナーへ…と臨機応変に対応も可能になるだろうに、そういう民間的発想が皆無だから…。やはり、この小雨、ワゴンのビニールシートかぶせ……天気を選べない地方からのお客さんのことを考えない、東京中心主義故の天譴かな?
時はすでに午後4時。またお茶の水に戻って神保町へいっても、この前の土曜日初日同様、たいした雨でなくても早々と店じまいしているかもしれないし…。
まぁ、もう次の土曜日まで神保町は歩かないだろう。

先週の土曜日はせっかく午後6時半ごろきたのに、また天候は完全に回復していたのに、青空古本まつりははやばやと「曇天・晴天中止」。

そのあと昨日も含めて数回足を運んだものの、スッキリしない天気にも「恵まれた」みたいで、落したお金は1000円ちょっとか。まぁ、それで十分かな?



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