古本虫がさまよう スターリン、毛沢東、ヒトラー、金日成‥‥一番の人殺し、一番の読書家、一番の女好きは誰だろう?
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スターリン、毛沢東、ヒトラー、金日成‥‥一番の人殺し、一番の読書家、一番の女好きは誰だろう?
やっぱり‥‥?

(2014・9・21・日曜日)







昨日(土曜日)は黒磯の知人のお見舞いに出かけることになり、急遽金曜に「北海道&東日本パス」(一週間連続利用で10290円。一日1500円弱で乗り放題。ただし東日本&北海道のエリアなど)を購入。これで高遠のブックフェスティバルに出かけることも可能なのだが‥‥(東海エリアの乗車分は数百円程度の若干負担あり)。

とりあえず、利用始めの初日は黒磯へ(往復するだけで6000円ちょっとになる)。

以前なら「取りあえず土浦(つちうら古書倶楽部)」「取りあえず小田原(守谷のパン屋&古本屋)」と並んで「取りあえず黒磯(白線文庫・ブックオフ)」だったが、白線文庫は女主人が子育て中でお休み中。今シーズンは「とりあえず黒磯」はない予定であったが、そういう事情で久しぶりに出かけることに。

といっても、いつものように宇都宮で駅弁(とちぎ霜降り高原牛めし・1000円)を購入し、黒磯行きの電車の中で平らげる。相変わらず美味。
黒磯駅では、駅ソバ(きつねそば・400円)。これも美味。
そして、駅前の明治屋でいつもの温泉饅頭をお土産に買った。これで、もう用事は半ば終わったようなもので帰ってもいいのだが‥‥。

いやいや、お見舞い。
バスに乗ってお宅(自宅療養中)までお邪魔し、しばし歓談したあと、駅に戻り、駅前のパン屋でパンを買って都内に戻る。

上野に着いたのが午後5時直前で、神保町の古書会館には行けず。せめて金曜日は夜7時~、土曜も午後6時ごろまでやってくれれば‥‥。土曜も午後5時閉館。これでは、共産圏のお役所や親方日の丸図書館の土曜日の閉館時間みたい?
 寄りたくても寄れない? まぁ、いいか。黒磯も白線文庫はやっていないし、その先のブックオフも歩けば歩けないこともないけど、電車の時間も午後2~3時ごろは間が空いているので、ちょっと寄れず。

宇都宮も古本屋があるようであまりないところだから、近年寄ったこともない。

郡山・須賀川の古書ふみくら へ行くという手もあったが‥‥。

晴天の土曜日だというのに(いや、都内はにわか雨があったのだろうか、地面・道路が濡れていたが)、古本屋に寄らずに過ごしてしまった。せめて、上野のあの地下にあったジキルとハイドの古本屋があれば、そこには寄れただろうに‥‥。

車中、横手慎二氏の『スターリン 「非道の独裁者」の実像』 (中公新書)を読んだ。
「はじめに」で、冒頭からロバート・コンクェストの名前が出てきたので、読んでみるかとという気になった本。ただ、どちらかというとスターリンに優しいというか、ちょっと甘い見方が出てくる評伝本だった。

戦後、ソ連の軍人の数が統計上減ったとか、軍需生産が若干減ったことをとらえて、「スターリンは戦後もアメリカとの対決ばかり考え、国民に一方的に耐窮生活を強いたというのは正確な評価ではなかったのである」と言われても‥‥。
スターリンは、実は帝政ロシアのスパイであったという説などの考察は特にない?

ヒットラーにしても、毛沢東にしても、スターリンにしても、金日成にしても、ほぼ悪人であろうが、いいところもあったではないかといわれれば、それはあるだろう。人間、ジキルとハイドであり、善政もあっただろう。探せば‥。博士号を持つ真面目な大学教授の書庫も探せば、エロス本が出てくるようなもの?

だからこそ、スターリンが死んだ時、朝日新聞はスターリンを「子供ずきなおじさん」と讃えていたが、針小棒大に徹すれば、それも「事実」ではあろうが‥‥(1953年3月7日夕刊)。

また「子供ずき」であると同時に「女好き」「ユダヤ人好き(?)」であったかどうかはともかく、「本好き」ではあったようだ。横手氏の本の中でも「スターリンの蔵書」という小見出しの一節に,そのあたりの読書生活ぶりが描かれている。

「現在では、数万冊を数えたと言われる彼の蔵書のうち、明白な読書の跡をとどめている400点弱の本が歴史研究者の利用のために歴史史料館に別置されている。これらの本を手にとってみると、所々に下線が引かれ、栞が挟まれ、さらに余白に短い書き込みがなされており、スターリンの努力の跡を確認することができる」

まぁ、逄先知氏の『毛沢東の読書生活 秘書が見た思想の源泉』 (サイマル出版会)やティモシー・ライバックの『ヒトラーの秘密図書館』 (文春文庫)などもある。本を沢山読めば賢くなり、、人格者になれるわけではもちろんないが‥‥。

スターリンに関しては、多々本がある。昔読んだので記憶は薄れているが、バーナード・ハットンの『スターリン  その秘められた生活』 (講談社学術文庫)や、クリヴィツキーの『スターリン時代』 (みすず書房)やコンクェストの『スターリンの恐怖政治 上下』 (三一書房)なども併読したほうがよさそう。 
最近のだと、『スターリンのジェノサイド』 (みすず書房)。

ともあれ、映画(フィクション)だけど、オーストラリア映画「革命の子供たち」は以前紹介もしたが、オーストラリアの女コミュニスト闘士があこがれのスターリンにラブレターを送り、招聘され、スターリンが亡くなる直前にまみえて妊娠して生まれた子供が風貌も考えもスターリンそっくり? チャーチルのことには無関心なのにスターリンには詳しく、学生時代には反ベトナムの闘士にもなっていく。そしてやがて恐るべき?……。

映画では、スターリンが腹上死した時、側近がみんな喜んでいるシーンがあったけど(傑作シーン!)、あのあたりの「喜びの世界」が「歴史の真実」なのかもしれない。横手氏の本の中でもスターリン死去の時の模様が、論じられているが。
スターリンの死に関しては、ハヤカワ文庫から面白いノンフィクションが出ている。
ジョルジュ・ボルトリの『スターリンの死』 、アブドゥルアハマン・アフトルハーノフの『スターリン暗殺事件 ベリア四人組の陰謀』 

共産圏の歴史の謎はまだまだ解明されていない。


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