古本虫がさまよう 日曜日は、お座敷列車に乗って「ぶどう狩り」か「強制女狩り」か「古本狩り」か?
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日曜日は、お座敷列車に乗って「ぶどう狩り」か「強制女狩り」か「古本狩り」か?
(2014・9・15・月曜日・祝日)





前日の本欄末尾で、「ふふふ、実は日曜日、これから、某特製豪華列車(?)に乗って、片道乗車だけで4000円弱の某地に出かけ、「特製古本市」を見に行くことにしている。指定券も買っているし。かといって、そんなに早朝出発でなくてもいいという余裕の旅路‥‥」と書いたところ、青木さんから以下のようなコメントをいただいた。


久しぶりのコメントです。タイトルの件ですが、「くらもと古本市 VOL.4」(長野県上諏訪) 諏訪五蔵での古本市では、と勝手に推理してみました。http://kuramoto.valuebooks.jp/ 違っていたらごめんなさい。大いなる成果を期待します。



と見破られてしまった。

ということで、昨日・日曜の朝、古本屋ツアーインジャパンさん&岡崎武志さんが二人で出かけた、くらもと古本市(上諏訪駅近くにて開催)に僕も遅ればせながら出かけるために、臨時快速の全席禁煙・指定・グリーン仕様の「お座席山梨ぶどう狩り号」に乗ってまずは甲府へ向かった。

グリーンの指定料金が1670円もかかるが‥‥。これって、特急自由席券よりちょっと安いだけ? でも、「北海道&東日本パス」では、特急列車には乗れないはず。だから、やはりお得?

「北海道&東日本パス」でこの快速電車に乗れることを駅の販売窓口で確認し、指定券を入手。残り数席のぎりぎり。お座席列車に乗るのは初めて。畳みの椅子なのか? 興味津々だったが‥‥?

本来は、いつものように朝早くの鈍行に乗って、まずは松本駅まで行き、松本市内の古本屋を数軒覗き、それから上諏訪に戻り、くらもと古本市を散策して帰宅しようと思っていた。

しかし、この季節、登山客で朝一番の鈍行は一杯であろう。土曜日は3連休の初日だから、日曜出発のほうがいいかと。だが、土曜日、新宿で珍しい列車が甲府行きであるなということに気づき、時刻表を調べたら、この列車だったので、あわてて指定券を買い求め、新宿9時すぎと遅めの出発になるので、松本行きは断念し、上諏訪のみ散策することにした次第。

古本市会場は上諏訪駅から歩ける距離だから助かる。

神保町の古書会館で、この上諏訪の古本市の宣伝パンフがあったので読んでいた。
いろんな古本屋が出店しているようだ。5つの日本酒の酒造元の店舗を利用しての古本市。あいにく日本酒には近年全く関心がなく、飲んだこともない。もっぱらビールかスコッチかスペインワイン。
スコットランドもカタロニアも独立? 日本も沖縄か北海道あたりは「独立」する可能性もある。ネバーセイネバー。

しかし‥‥。お座敷列車というのは、乗って分かったが、「一人」で乗るものではない!

靴を脱いで上がり、掘ごたつ式になっていて、四人テーブルが、各号車に6~7つあるという形。小さい子連れの夫婦、中年夫婦、二人の子連れの四人家族やら‥‥。大人ばかりのグループやら。
僕のテーブルには、中年女性3人組。
みんな弁当やら飲み物を片手にべちゃくちゃ。
家族四人連れのテーブルでは、小学高学年の女の子が何かプリントをやっていた。休みのレジャーお出かけの時も勉強第一? お父さんが何か教えてもいた。そういうとき、テーブルがあると便利やね。さすがに、八王子もすぎると、勉強も一区切りついたのか下の子と一緒に外の景色を窓辺で楽しそうにみていたが。

そこに、僕のような中年男が一人、どう考えても場違いのように座っている。ワレセンマンニントイエドモ‥‥のポリシーの持ち主ではあるが、ここではそんなポリシーもナンセンス?

ただ本を読んでいる‥‥。外の景色を見ようとすると、向かいの人と目があったりもするし‥‥。

まぁ、いいやと、土曜に買ったばかりの殿山泰司氏の『三文役者の無責任放言録』 (三一書房)を読み進める。こういう気楽なエッセイ集は回りが少々煩くても頭に入っている。それにお座席列車なんだから、少々話し声がうるさくても、それは想定内。通勤電車の車内とは違うことは重々承知で別に嫌でもないから。

でも、時々、外の景色をみて、稲穂も実り(まもなく稲刈り)、晴天で何より。
やがて、甲府の少し手前の「勝沼ぶどう郷駅」で乗客はほとんど下りた。ここで、ぶどう狩りでもやれるのだろうか? 小さな子供たちが、お座敷列車を背景に写真をとってもらったりしている。あぁ、そんなことも20年ぐらい前、僕たちもやっていたかなと?
いまは、もう家族もそれぞれバラバラというか、趣味も違うし、休日ともなると、独自の行動だし‥‥。
それはともかく、人がいなくなって、すっかり貸し切り状態になった車内でやっとくつろいで外の景色をゆっくり眺めていたら、あっという間に甲府駅(終点)。

それにしても、この4人テーブルって、大衆食堂や居酒屋の4人テーブルぐらいの広さ。これでグリーン席? まぁ、二人分なら、ゆったりだが‥‥。ちょっと狭いよね。JRならではの詰め込み主義が濃厚。

それとお座席以外にも、普通の座席も何人分か残っていた。ここは指定席として販売していないようだったから、僕なんか、ここに座って一人本を読んで外の景色を眺めていたほうがラクチン。掘ごたつ風の座席は、座椅子もちゃんとあったが‥‥。一人で乗る列車ではないということを痛感した次第。
今後、お座敷列車には一人では乗らない、乗る時は、車掌に言って普通の座席のほうに座ることにしよう。これならグリーン料金を払う価値がある?

ともあれ、甲府駅で一端下車して駅弁(牛肉すき焼きチャーハン・1200円)を購入し、「花子とアン」のポスターが一杯張られている自由空間で食事。
すき焼きチャーハンというよりは肉入りチャーハンって感じ。もっともこの肉、「甲州ワインビーフ」とのことで、単なる牛肉ではないと強調している。ねりわさびが添付(二袋)されていて、それを混ぜて食べるのもミソだそうな。まずまず美味かった。「花子とアン」の駅弁や饅頭はまだ売り出されていないのだろうか?

あと恒例の「反日地方紙」の研究ということで、駅のJR東日本直営の「ニューデイズ」ではなく、改札出て駅を出てすぐのコンビニで山梨日日新聞を購入(車内蛍光灯を未だに省くJR東日本には余計なお金は落とさないことをポリシーにしているので?)。130円。
読むと、甲府銀座通り商店街では一箱古本市を土曜やっていたとの記事が出ていた。日曜もやっているのかどうか不明? 見に行くひまはなかったが‥‥。
そのほか、まぁ、この人のそういう内容の講演会を写真入りで紹介するあたりに、「左バネ」を感じたりもしたが、まぁ、どうってことはない紙面構成。
ウィキペディアなどによると、この新聞、社説盗用などで話題になったこともあるそうな。そういえば、日曜のこの新聞、社説が見当たらず。日曜は、社説はお休みなのか?

食後、甲府から電車に乗って上諏訪へ。車内は空いている。四人がけを独り占め。稲穂やら山々やら眺めつつ、時々本を読む。晴天。

上諏訪駅は、初めて下車するかと思ったが、改札でたところで峠の釜飯を売っているのをみて、あぁ、この前高遠の古本市に寄った帰りに、電車の乗り継ぎが悪くて否応なくここで下車して時間を潰したっけと思い出した。

改札出てからテクテクと右方向に十分ほど歩いて、古本市の会場へ。
5つある酒屋の酒蔵というか店頭などを利用しての古本市。全部一冊300円均一の店もあった。ここはちょっとした4000円前後するような専門書もあったから300円というのは太っ腹ではあったが‥‥。特に買いたい本はなし。
絵本やらしゃれた本やら売っているところも。子供たちも多くて賑わってはいた。
日本酒の有料試飲などもやってはいたようだが、近年、焼酎、日本酒は一切飲まないようになっているので無関心。
そういえば、先の地元紙の一面には「県内4社がタッグ」「日本酒の需要増」「アジアに活路」と題して、ベトナムなど試飲会をやっているとの記事が出ていた。
フランス料理やイタリア料理にワインが定番なら、寿司や刺身に日本酒というのは悪くはない話だろう。記事によると、1992年には137万キロリットルだった日本酒の消費量は2012年には59万キロリットルと20年間で半減しているという。

酒蔵などでは、地元ビールの三本セットなどが1000円ちょっとで売られていた。僕の近所の酒屋にも、このビール、確かあったけど、お値段が高め(350ミリリットル一つで400円弱?。3本セットで1080円だったか?)。こういうのって、やはり3本セットで税込み1000円とか、区切りのいい割引価格でこういう時には売らないと、売れないよね。商売の鉄則!

結局、二階に古本市の会場があったところで、J・H・ウィリアムスの『ビルマの象』 (法政大学出版局)を購入。

上諏訪の古本市で買ったのはこの一冊だけ。
帯に「はじめて明らかにされた密林の巨獣の生態」「日本軍のインパール作戦を撃破した象部隊長の手記」とある。
「ビルマ」「象」と聞けば、やはりジョージ・オーウェルの『ビルマの日々』 (彩流社)や「象を撃つ」を思い出すではないか。ウィリアムスとオーウェルとの接点でもあったのだろうか、そんなことが書かれていないかと思って手にした次第。700円で購入。昭和29年6月の訳出。

小一時間ぶらぶらして駅に戻る。 「信玄餅」など珍しく家人への土産を購入。電車までの時間をどこかで潰そうかと思ったが、タリーズは店内は禁煙だが、入り口脇の公道に面したところは「喫煙可能席」に設定していて、そこで二人のオッサン、オバサンがぷかぷかやっている。公道を歩いても、その悪臭が漂い鼻孔を襲う。
すぐに店内に入り、女店員に、 「あんな建屋のない原発みたいに、青空喫煙可能にしたら、公道を歩く人に不快感を与えるではないか、ああいうところも禁煙にすべきだ、店長にそう言って」と苦情を呈す。

店内禁煙、外座席は喫煙可能にしていたスタバも、最近は、外座席も「禁煙」にするところが増えているように見える。タリーズは遅れているね。タリーズの創業者は「みんなの党」の国会議員になったはず。同僚の松沢成文議員(前神奈川県知事)に「遅れている」と叱られるよ? そういえば、この周辺の駅、ホームの片隅に「喫煙所」がある。青空喫煙所。人口密度が低いから? ちょっと遅れている? 喫煙ルームのような仕様にしているのを見かけたりもした。これならまだいい? ただ、ドアの開閉時に外に漏れているようだ。よほど、片隅に作らないと迷惑。

上諏訪から小淵沢に移動。
小渕沢始発のオール二階建て列車に乗って帰宅することにした。すでにグリーン席(指定)を確保。駅弁(「元気甲斐」1500円)も確保。あとはビール。しかし駅に直結しているかのようなところ(「ニューデイズ」とは名乗っていないが)のビールは、350ミリリットルは250円、500ミリリットルは320円の「殿様価格」。

しかし、小淵沢、駅前にコンビニはなく、普通の土産店二軒のみ。少し先になにかないかと思ってテクテク歩くと、ちょっとした自然農法のショップがあったが酒は売っていない。軒先で古本を売っている。お値段は買う人が決めてくださいというようなシステム。ううむ、眺めてみたが、欲しい本はなし。三戸公氏の『公と私』 (未來社)という本が著者謹呈署名入りであったが‥‥。買わず。

駅前に戻り、土産店を覗く。一軒は350ミリリットルが240円で売っていた。しかし、ここは軒先に灰皿を設置し、青空喫煙を助長しているイケナイ土産店?
実際、若い男が一人しゃがんで喫煙していた。迷惑そのもの。ここでは10円安くても、買えないなと判断。

もう一軒の土産店に行くと、ここも350ミリリットルは250円。なんだ、これじゃ駅直結店と同じ価格。
やれやれ、仕方ないなと、駅に戻り、もう一度覗く。
土産店には両方ともビールしかなかったが、ここは発泡酒などもある。
じゃあ、せめて財務省への抵抗、そして「ニューデイズ」とは名乗っていないけど、駅と直結している点で、怪しい(?)この店で買うとしたら、せめてビールではなく発泡酒にしようということで「金麦」500ミリリットルを210円で購入。清水の舞台から飛び下りるかの覚悟のもとに(?)。

オール二階建てのホリデー快速ビューやまなし号に乗るのも久しぶり。まだ、この車両、現役だったのだ。

幸い隣に誰も乗らず。新宿まで乗ると高くなるグリーン料金を節約するため、三鷹までにする。1670円。
そうすると、何百円かグリーン料金が安くなる。
また、吉祥寺の古本屋にも寄ろうかと思っていたので、三鷹で下車することにした。

途中、駅弁も、二段重ねの豪華弁当で、「二人」分あったようなもの。「金麦」を飲むのは初めてだが、ビールとなんら変わらない。500ミリリットルで210円というのは、スーパーやコンビニに比べても「殿様価格」だろうが、それでもビールよりは安いからまぁいいかと。

殿山氏の先の本も、糖尿やら酒浸りやら左翼系出版物に目を通したり‥‥。いいたい放題のエッセイ集。 『漫画読本』に連載されていたとは知らなかった。刊行されたのも半世紀前のもの。曽野綾子さんの名前なんかが出てくるが、彼女は別にして著者本人含めて大概故人ばかり登場。

三鷹で下車して吉祥寺へ。
改装した「よみた屋」には初めて。さっぱりとしゃれた感じのレイアウトになったかのようである。ううむ、相変わらず一部強気のお値段設定。神保町の古書会館などで安く手に入れた本などもそこそこの値段だったりもする。まぁ、自由経済だし、需要と供給の関係で価格は決まるのだから‥‥。何も買わず。
そのほか、久しぶりにブックオフや酒井書店などへも。酒井書店はまったくレイアウト変化なし。エロ本も以前と同じところに密集していた。何も買いたい本はなし。

ううむ‥‥。朝から晩まで、上諏訪や吉祥寺などを漁って、買った古本は一冊のみ。まぁ、いろんな電車にも乗れた。電車賃は正味7000円弱。都内から上諏訪にダイレクトに行くより、甲府や小淵沢で途中下車してその都度切符を買ったほうが安くもなるみたい。ともあれ、「北海道&東日本パス」も、四日間で12000円相当分乗車し、元は取れたようだ。あと3日あるし……。

こういう晴天の休日にゴルフを楽しんだ人もいたことだろう(電車にゴルフグッズを背負っている人も見かけた)。登山を楽しんだ人も。
人それぞれ。趣味それぞれ。
人にあまり迷惑をかけない範囲で(古本屋行脚で、助けてなんて110番することはまずない?)、自由自在に趣味を楽しめるのはいいこと。駅弁も二個食べたし、日頃乗らない電車にも乗れたし‥‥。

そういえば、戦前の日本政府や日本軍が「お座席京城慰安婦狩り号」なんて列車を臨時便で毎週一回運行し、東南アジアに女性たちを「従軍慰安婦」として強制的に派遣していたなら、当時でも人権問題であっただろうが、そういう事実はいまのところないようだ。朝日記者も、そういう幻のスクープを求めて取材を続けていくべきか?

来週には高遠で古本市(高遠ブックフェスティバル・9・20~9・23)があるようだが。
以前、一度出かけたものの、上諏訪より遠いし、一部JR東日本を越えてJR東海路線を利用するので、青春18切符と違って「北海道&東日本」パスだと、何百円かの負担がかかるが‥‥。いい所だったよなぁ。饅頭は美味かったし、全席禁煙の蕎麦屋もよかったし。飛び石4連休中に行く手もある。

なにぶん、駅から遠くて、バスを利用するにしても、一時間~二時間に一本あるかないか‥‥。一見の価値はあるのだが‥‥。蟻屋書房がフェスティバル中も開店しているのなら絶対出かけるのだが、この前は、フェスティバル中は「閉店」していたからなぁ。ううむ、悩む‥‥。


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