古本虫がさまよう 全国各地花火大会なれど、神保町~五反田~そして静岡古本屋行脚‥‥。
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全国各地花火大会なれど、神保町~五反田~そして静岡古本屋行脚‥‥。
(2014・7・27・日曜日)









「小型台風」が東京を襲って以降、東京周辺は猛暑‥‥。古本屋行脚には晴れているほうがいいとはいえ、この暑さ、毎年のことながら辛いものがある。

「北海道&東日本パス」も、なんとかこの前の三連休前後の一週間で15000円ちょっと利用。親方日の丸企業に若干の打撃を与えることができた(?)。
お盆休みはちょっと別途用事があるため、一週間続けて東日本エリアを走破するわけにもいかず。
あとは、「青春18切符」を使って、時々週末遠出する程度か。いやいや、「北海道&東日本」パスは9月末まで使えるから、もう一度利用することになろうか? 9月は三連休や飛び石4連休も可能な日程があるし?

ともあれ、昨日(土曜日)は、所要のため午後静岡へ。往復新幹線利用。

その前に、神保町&五反田の古本市を見る(高円寺も行きたかったが、時間がなく、こちらは日曜日も開催しているから‥‥)。

神保町では、持田盛夫氏&二宮英彰氏&譲原達夫氏の『日本の教師たち』 (経済往来社)、前田雄二氏の『伝記 長谷川才次』 (制作・善本社)、国際自由労連編の『鉄のカーテン内の強制労働』 (日本産業民主協会)を購入。

『鉄のカーテン内の強制労働』 は、昭和27年の刊行。共産圏の人権弾圧を無視する「世界労連」から脱退した自由世界の労働組合組織・国際自由労連がまとめた小冊子。

冒頭、国際自由労連の執行委員である西巻敏雄氏によって、1951年7月の大会で、「全体主義に対する決議」が採択されたことが紹介されている。
「ソ連では労働者は自由の名において抑圧され、社会主義の名において搾取され、一般に貧困が蔓延しているのに反して、支配する官僚階級はますます富み、平和は戦争を意味し、民主主義は専制政治を意味し、理性が嘲笑され、宣伝が良心に代わっている」

戦後のソ連、中共、北朝鮮などの実態を鋭く、オーウェル的な言葉によって、予言した宣言ともいえよう。

先に陳氏の『赤い中国消滅  張り子の虎の内幕』 (扶桑社新書)を紹介したが、彼が受けていた「囚人労働」の実態は、まさしく、そういう状況でもあった。21世紀になっても、そんな状況が続いている。ほんのこの前まで「世界労連」に入っていた一部の旧総評系組合の愚かさを改めて認識すべきであろう。

昭和31年刊行の『日本の教師たち』 も、日教組に抵抗する人々による日教組批判の書。このころから、労働者、教員の中にはちゃんとした人々もいたのだ。

五反田古書会館では、 『スペイン現代史 第17号』 (スペイン現代史学会)と野依秀市氏の『日本国民に訴う』 (実業之世界社)を購入。

『スペイン現代史 第17号』には、オーウェル批判やボロテン(『スペイン内戦 革命と反革命 上下』『スペイン革命 全歴史』晶文社の著者)に関するエッセイなどが収録されている。

とりわけ、オーウェルの「爆撃」に関するエッセイ(「オーウェルと爆撃」讃岐敏明氏)は、面白い視点で、なるほど、と感じたりもした次第。

野依氏に関しては、佐藤卓己氏による野依氏の評伝 『天下無敵のメディア人間 喧嘩ジャーナリスト・野依秀市』 (新潮選書)を紹介ずみ。

この野依氏の本、著者サイン入り。
「日本の前途洋々たり」と右頁にあり。左頁に、 「謹呈(一部文字読解できず)」「大木祐三兄」とある。昭和27年当時、定価400円というから、結構高い?

「はしがき」で、「大東亜戦争に一敗地に塗れて、やや無条件的な降伏をしたるが故に‥」とある。「やや無条件的な降伏」という筆致には、さすがは野依と感心した次第?

「無条件降伏」とはいわず、この時期から「条件降伏」論を展開しつつも、「やや無条件的な降伏」と認識しているから。
続けて「人々は、気軽に無条件降伏という言葉を使ったりするが、無条件ではなかった。我が天皇陛下の御存在、皇室の存在に」「文句をつけるが如きあれば、日本は断じて降伏しないのである。米英側の連合国が日本の条件を認めたから降伏してやった次第であった」となるが、ううむ、ちょっと強弁?

ともあれ、古書会館近くの「ゆで太郎(禁煙店)」で、軽くざるそばを食べて、品川から「ひかり」に乗る。

車中読書に励もうとすると、隣の列の奥からピコピコとゲーム機の音が。小学生ぐらいの子供が無心にゲームをやっている。

あぁ、恐怖の夏休みだったことを忘れていた。モラル低下著しいバカ親やそれに率いられる餓鬼が新幹線などに乗ってくるために、この時期、車内は騒音社会になる。

多少の肉声はまだ我慢できる。車掌のしつこい車内放送もまだ我慢できる。しかし、人間の意志の力で「ゼロ」にできるはずの騒音が垂れ流しになるのは我慢できない。

馬鹿親は? 一人でゲームをやっている。少し観察すると、指定席の関係で、母親と赤ん坊が前の座席にいるようだ。顔は見えないが‥‥。
検札にやってきた車掌に、「横の車列の子供がゲーム機音声だしてやっていて煩いから注意して云々」と書いたメモを見せた。

車掌が「音を小さくして」と注意。前にいた親も気付いたようだった。しかし、「音を小さくして」というのはよくない。イヤホンをつけてやれというべきであろうか。マナーモードにできるのか? こういうのは「音量ゼロ」にするしかないのだ。
ともあれ、少しは改善されたかと思ったが、またピコピコ音がする。この餓鬼め、誘拐してやろうか?と思ったが、耳を澄ますと、より後ろの席のようだ。

また車掌がやってきたので、同じ注意。そして、少し声をあげて「バカ親がいるから、車内放送でもして注意するか、検札のたびに、こういうのがいたら、ピンポイント的に即刻注意を与えてくださいな」と一言、馬鹿親にも聞こえるように‥。

そのあと、実際車内放送で、そういう趣旨の注意がなされていた。バカ親や餓鬼の耳に届いたかどうか?

静岡駅でおりる時にも、改札のところで、同じ趣旨のことを述べた。

本当にこの時期、耳障りなことが増える。日教組や日共系の先生も道徳教育はお嫌いかもしれないが、夏休みに入る前には、水難事故の注意よりも、電車など公共の場所では、自宅や自家用車でやれることもやれなくなるという簡単なマナーを教えてほしいものだ。

それにしても、子供が音をたててゲームをやるのを注意しないなんて、馬鹿親にもほどがある。

ともあれ、静岡駅下車。花火大会があるようで、着物姿の女性などを見かけた。

さっさと水曜文庫へ。相変わらずリベラル系の古本多し。しかし、「科学的社会主義」関連本が大好きそうな某長野の新刊書店に比べれば、バラエティに富んでいることだろう。
高橋信也氏の『魔都上海に生きた女間諜 鄭蘋如(テンピンルー)の伝説 1914-1940』 (平凡社新書)を一冊購入。
その向かいの古本屋にも寄るが、ここはいささか「くたびれた」感じのする古本屋。買いたいものはなし。

市役所方面に戻り、そちらのほうにある古本屋へ。しかし、 「あべの古書店」は、本日なんとか門前ツアーガイドに出かけており、16時半より開店云々の張り紙がシャッターにあった。店前にはいつものように100円均一台があったが買いたいものはなし。やれやれ。静岡には何度か寄っているが、ここの古本屋との愛称は五分五分。鰻の寝床見たいな古本屋だけで、わりと面白いものがあるのになぁ。

周辺の古本屋(ブックスランド)と切手古銭売りの店を覗くが買いたいものはなし。「ブックスランド」は店内がタバコ臭いのですぐに出た。

静岡銀行近くの老舗の古本屋(安川書店)にも寄る。買いたい本もなきにしもあらずだったが、これは図書館にあるかなと思ったので買わず(帰宅してチェックしたら某行きつけ図書館にあったのでチェック)。読みもしない古本を買うなという天の声もあるので、こういうふうにセーブしないといけないこのごろ?

ともあれ、汗びっしょりになりつつも、駅構内のライオン(禁煙席)でオレンジジュースを飲み一服。そのあと、静岡の知人と懇談歓談。全席禁煙の居酒屋でも一杯。

騒音には悩まされたが、タバコの悪臭からはほぼ逃れて(新幹線に乗る時も、全席禁煙車か喫煙可能な号車がある時は、そこから遠く離れた号車の禁煙席を希望したので)楽しく有意義に過ごした土曜日であった。

車中では、1964年生まれの沖大幹氏の『東大教授』 (新潮新書)を読んだ。自らも東大卒業で、東大教授。理系の先生。東大教授は1000人以上いるそうな。
帯には「現役教授がここまで書いた!」と大きくうたわれているが、「内部告発」的なものではなく、常識的な筆致で、東大内の研究者の生態を描いたノンフィクションエッセイといった面持ちであった。

理系の世界にはあまり関心がないということもあり、文系教授の世界が描かれているわけでもないので、ごくごく、ふむふむと読み進んだ次第。

国際的な学術雑誌に学術論文を発表するにはどうしたらいいのか、給与外所得にはどんなものがあるのか、東大教授クラスだと相場はどれぐらいか、政府関連の委員会の委員になるとどうなるのか‥‥なども触れている。

次に、北村薫氏の『書かずにはいられない  北村薫のエッセイ』 (新潮社)を読んだ。
身辺雑記、読書エッセイなどを収録したもの。学生時代の古本屋(古書店)めぐりの思い出話やワープロへの郷愁などが目にとまった次第。作家の小説はあまり読まずに、ついついエッセイ集ばかり読むことが多い。

ワープロといえば、作家は親指シフト(富士通謹製)を使用する場合が多いと聞く。最近、新聞で「キングジム」の「ポメラDM100」という小型文書作作成機があることを知った。親指シフトにも対応しているとのこと。2万円ぐらい? ううむ、欲しい?




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