古本虫がさまよう 「一冊の本」が次々と読みたい本を増やしていく‥‥
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「一冊の本」が次々と読みたい本を増やしていく‥‥
(2014・7・20・日曜日)








一冊の本を読むと、そこにもいろいろな本について言及されていることがあり、枝葉のごとく、その本も読んで‥となることがしばしばある。
この前紹介した陶山幾朗氏の『「現代思潮社」という閃光』 (現代思潮新社)もそんな本で、そこに出てくる現代思潮社の創始者である石井恭二氏の『花には香り 本には毒を サド裁判・埴谷雄高・澁澤龍彦・道元を語る』 (現代思潮新社)を読んだ。

スターリン、サルトル批判など、ふむふむとも。『悪徳の栄え』をめぐる裁判回想録は、リアルタイムでは何の記憶もないだけに、ふう~んではあるが、なるほどとも。

文学論などのなかに、ゲーテの『ヘルマンとドロテーア』が出てきて、少し懐かしく感じたりも。澁澤龍彦が若い時の愛読書は、その本であったとのこと。

「『ヘルマンとドロテーア』を読むやつは次にデレデレと『エヴァンジェリン』なんか読むことがあるんだけれども、彼の場合はそうは絶対ならないんですね」と。

ロングフェラーの『エヴァンジェリン』か? 岩波文庫にあるみたいだけど読んでみようかな? 『ヘルマンとドロテーア』を学生時代に読んで感動した身としては。

でも、このくだり、石井氏のそうしたコメントを受けて、「いまはロングフェラーなんて読まないね。ロングフェラー読むなんて、鳩山一郎か何かじゃないかと思うけど(笑)。私のじじい、ばばあの時代の愛読者だよね」と松山俊太郎氏が語っている(対談の日時は1990年6月)。そうかぁ。

そのほか、田中英光氏の『沼津機関区』という小説が紹介されている。軍隊の内務班の下士官連中が戦後になると共産党になだれ込んできたそうな。共産党の地区委員会が軍隊の内務班と同質になってしまったり。転向問題の書でもあるそうな。読んでみたくなるではないか。

鈴木創士氏の『サブ・ローザ  書物不良談義』 (現代思潮新社)も引き続き読んだ。先の石井氏の本の巻頭に「本書に寄せて」と題したエッセーを寄稿もしている。石井氏についてもいろいろと述べ、現代思潮社刊行の本も紹介もしている。
真面目な、僕などは読んだこともない本が多々出てくるが、そのなかで、「バルセロナ」「カタロニア讃歌からエル・スールへ」のエッセイは、ちょっと関心を持った次第。当然、バルセロナやオーウェルの『カタロニア讃歌』も出てくるから。現地バルセロナにも行かれたようで、紀行エッセイにもなっている。

スペインも当然のことながら夏本番だろう。ワールドカップでは日本同様、惨めに敗退していったが‥‥。

スペインといえば、近所の酒屋さん、台湾ビールが入荷するようになったのはいいけど、スペインビールの「マオウ」(198円と安かったのに)が見かけなくなった。得るものかあれば失うものがあるのが人生だけど、ビールぐらいはちゃんと全世界の銘柄を用意してほしいもの?
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