古本虫がさまよう ブックオフと地震
2017 10 / 09 last month≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11 next month
ブックオフと地震  07/12/2014  






ブックオフと地震
(2014・7・12・土曜日)






早起きではあるが、ブログ更新中に、大きな揺れが‥‥。緊急地震速報も流れたようだ。長いこと揺れている。やれやれの朝?

「本の雑誌」(2014・8月号)が、ブックオフの特集(ブックオフでお宝探し!)をしていた。

海外も含めて1000店ぐらいあるブックオフ。「せどり」のために通う古本屋関係者も登場している。

僕が寄ったことのあるブックオフは、高田馬場(2店。一つは閉店)、秋葉原、原宿(閉店?)、柏、松戸、北千住、曳舟、錦糸町(2店。一つは3月末に閉店)、大久保(閉店?)、町田、仙台、福島、黒磯、高知(3店。一つは閉店。一つは移転)、中野、江古田、荻窪、吉祥寺(移転)、両国、飯田橋、千葉(千葉駅の前後の駅・2店)、難波、浦安、聖蹟桜ケ丘、亀戸(2店)、町田、阿佐ヶ谷、渋谷、新宿(紀伊国屋隣)、池袋、五反田、金町、綾瀬、中目黒、自由が丘、天王寺‥‥。ほかにも「地名」を思い出せないけど、立ち寄っているブックオフは何店かある。50店ぐらいか?

自慢ではないが(?)、新聞で、新しい型の古本屋ができたという記事を読んで、相模原だったか、オープン1号店にも開店してまもないころに子供を連れて行った記憶がある。そうそう、ブックオフ1号店に行き、さらに昔に戻ると、大学生の時には、八重洲ブックセンター開店の初日に行ったこともある。小冊子をもらった。歳がばれる?

高田馬場や江古田など、少しは古書もあるブックオフも悪くないが、その馬場などにしても、歌詞ある音楽が少し流れている。やれやれである。「いらっしゃいませ」の大合唱がないのはまだマシであるが‥‥。

地方のブックオフにいくと特定嗜好分野の映像資料(要はエロビデオ?)で、掘り出し物がある時がまれにある。それを目当てにブックオフを見かけたら一応立ち寄ることにしているのだが‥‥。煩い音楽など、我慢の限界もあって、じっくりと検分することもできず、掘り出し物に出合うことは稀である‥‥。そもそも、各種記事を読むと、ブックオフには平日の朝から「せどり」が蠢いているそうな。これでは、たまに休日立ち寄る程度の人間には掘り出し物は見つかるまい?
パチンコ屋並(?)の店内騒音(独裁国家のような大合唱や聞き飽きたタレントの宣伝文句や煩いDJ的音楽垂れ流しなど)を改善してくれれば、それなりの心地よい空間になれるであろうに。

「本の雑誌」では、せどりで月収40万確保しているという人も登場していた。
誰かのエッセイで、ブックオフで、『ポルの王子さま』→ニトリア書房・カジノ=リブモンテーニュ作を安く買った人もいたかと。500円程度で購入したとしたら、それはたしかに掘り出し物だろう。以下、ブックオフ関連コラムの再録(一部略)。


2012/07/21(土) 06:16:14

日本経済新聞(7・15朝刊)に「古本転売『せどり』で稼ぐ人々」「月収30万円の主婦も」という記事が出ていた。

ブックオフで、105円で買った本をアマゾンで1000円で出して、それが売れた場合、仕入れコスト105円、アマゾンなどの手数料210円が引かれても685円が利益となるとのこと。秋葉原のブックオフなどは開店前から、そんな「せどら-」が十人ほど並んでいて開店と同時に店内に流入するという。
ある女性せどら-は毎日秋葉原店に入り、2時間かけて20~30冊買い込んでいるという(といってもブックオフに行くまでの交通費や送料や封筒代なども別途かかるとすれば、利益はさらに減少はするだろうが)。

開店前の行列云々と聞けば、デパートの古本市初日を想起させられる。エレベーターで行くべきか、階段を走るべきか、エレベーターも乗って奥に入ると出る時不利になるから…とか。いろいろと聞いたものだが、時代は移りけりで、今やブックオフでせどりをしてアマゾンで売る時代なのか。

本欄でも紹介したことのある吉本康永氏の『大金持ちも驚いた105円という大金 救われたローン人生』 (三五館)は、塾講師としての授業単位が削られ減収になった分を補うために地元(高崎)のブックオフはむろんのこと、都内・首都圏あちこちのブックオフのセールスに足を運び、安く入手した古本をネットで高く売り、その差額を手にして儲けた話を綴ったノンフィクションだった。
『本の雑誌』 (2011年11月号)でも、古本屋さん3軒による座談会の中で、ある古本屋さんはブックオフも仕入れ先のようで、格安均一セールが始まるとの情報を得ると、「前日に行っちゃう」「これとこれを買うってイメージしておく。それで次の日の朝に並ぶ。そうすると三分くらいで百パーセント確保できます」と。同じように前日来て目星をつけて取られにくいように並べ替えている「せどり屋」さんもいるようだが、「僕はそういうのを見るとこっそり元に戻してる」「次の日その人が行ったら、動揺するだろうと思いながら」とのこと。いやはや、上には上がいるものだとかつて紹介したことがある。ブックオフもセールでは、105円の文庫本を80円台にしたり、単行本を一律500円にしたりとかいろいろとやっているようである。

日経記事によると、ブックオフの元店長の言として、せどりと共存共栄している、一店舗の売上の2~3割がせどら-向けとのこと。ううむ。

秋葉原のブックオフは一度だけ行ったことがあるがかなりの大型店。原宿や町田のブックオフは今もあるのかどうか知らないが、そこも結構な大型店だった。渋谷や池袋のブックオフもそこそこ大きい。仙台も大きかった。
高田馬場のブックオフは古書もあるし、煩い音楽も控え目で「良心的」(?)だが、以前も報告したように、混雑時には「ケータイでのバーコード調べはお断りします」といった趣旨の断りなどが出ている。
「せどり」といえば、梶山季之氏の『せどり男爵数奇譚』 (河出文庫ほか)を思い出す。書かれたころも僕が読んだころも、「ケータイ」や「ネット日本の古本屋」などがない時代。せどりではなくとも、個人的な探書のためには、足でせっせと稼ぐしかなかった。

今もブックオフは足で稼ぐしかないのかもしれないが、単行本の割引セール実施の情報などはネットで分かるのだろう。とはいえ、日経記事によると、そういう割引セールもブックオフ側は縮小気味とのこと。

世の中、いろいろとあるものだ。ブックオフが神保町に進出したら、杜撰な古本屋さんの開店時間や早すぎる閉店時間が改善されるかもしれないと思うが、一方、近所の古本屋さんが、「本の雑誌」ではないが、みな「せどら-」となって開店と同時に参入するために、午前10時開店が11時開店になってしまうかもしれないね。それもいいかも?

僕も関心のある分野なら、これは珍しい本とか、安く買えたと古本屋で感じることもある。だが、ブックオフは、そういう「せどら-」が荒らした後だと、大したものがないのかもしれない。それでも面白い本はあるのかも。ただ、それは転売目的ではなく読むためのもの。といっても、読んだ上で売るということはあるのかもしれない。本だけでなくCDやDVDも蒐集の対象なのであろう。

「とりあえずビール」ではないが「とりあえずブックオフ」ではあるのかも。社会科学書のみならず絵本や参考書の類だと、僕は相場も判らない。

そのうち宮脇俊三さんではないけど、全路線走破のように、ブックオフ全店制覇なんていう「古本屋行脚記」を書く人も出てくるかもしれない。全国津々浦々の古本屋(日本の古本屋加盟店)を全店制覇するのはいささか不可能に近いが、ブックオフなら駅近の店も多いだろうし…。うん、やってみるか?

ネットで調べると、何とブックオフは海外支店(ハワイ、アメリカ、韓国など)を含めて962店もある。国内で一番多いのはやはり東京(133軒)。一番少ないのは長野・和歌山の3軒だ。そのほか埼玉(56軒)、千葉(45軒)、神奈川(93軒)、大阪(42軒)、福岡(38軒)、愛知(61軒)などが目立つ。たしか全国の大学を訪問した人がいた。そうそう山内太地氏。『こんな大学で学びたい! 日本全国773校探訪記』 (新潮社)の著者だ。日本の大学も潰れたりするところが出てきたりしているから、この773という数字もすでに変動しているかもしれない。大宅壮一氏の「駅弁大学」ではないが、ブックオフも駅近ばかりではないにせよ、「駅弁古本屋」の類。その数が大学より多いのだ!
ブックオフの数も調査時点(7・20)以降、盛衰があるだろうが、山内氏ならば、全国・全世界ブックオフ制覇も可能かもしれない。

『世界飛び地大全―不思議な国境線の舞台裏』 (社会評論社)の著者、吉田一郎さんなんかもいいかもしれない。ついでに店内イラストも付けたら完璧? かなり重厚長大な本になるかもしれない。

スポンサーサイト
 | 古本屋  | TB(0)  | CM(1) | Page Top↑
八重洲ブックセンター本店は1978年9月18日に開業とあります。
今から約35年10ヶ月前。開店初日に大学生なら、18歳-22歳。
とすると現在の古本虫さんの年齢は(53-57)55歳前後と推測します。
ちなみに仙台ブックオフは、さくら野百貨店仙台店8階フロアかな。
HN:青木慧 (67歳)  07/12/2014 Sat URL [ Edit ]
----------------------------------------------------------------



Secret




TrackBack URL
→http://kesutora.blog103.fc2.com/tb.php/1627-0a5a0e81

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

カテゴリ