古本虫がさまよう 内村剛介とオーウェルとトロツキーを生み出した現代思潮社は偉かった?
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内村剛介とオーウェルとトロツキーを生み出した現代思潮社は偉かった?






1940年生まれの陶山幾朗氏の『「現代思潮社」という閃光』 (現代思潮新社)を読んだ。
著者は元現代思潮社の社員。左翼的な学生として、大学卒業後に就職。在社期間は6年ぐらいのようだが、その間の体験(出版活動など)をもとに、自叙伝的に綴っている。編集者として、いろんな思想家とも遭遇したようだ。

内村剛介との縁は、のちに彼の著作集を恵雅堂出版から編纂することにもなっていく。
あの著作集も数冊は購入ずみ。西尾幹二全集(国書刊行会)同様、拾い読み&積んどく‥ではあるが。内村氏の講演は一度聞いたことがある。ちょっと唾を飛ばしながらしゃべる、情熱的な人だったな?

在社中、ボーナスの手当てを確保するために、某新刊本を某古本屋に横流しするなんてこともやっていたそうな。読者からこんな名著を売り払うなんてと抗議もあったとか?

岡崎次郎氏の自伝『マルクスに凭れて六十年  自嘲生涯記』 (青土社)などへの言及もある(共訳の難しさ、死生観などについて)。

ともあれ、思潮社といえば、オーウェルの『カタロニア讃歌』やトロツキー本が思い浮かぶ。某左翼大手出版社が、日本共産党讃歌、レーニン従属故に、トロツキー本を翻訳するなど、1991年以降でないとやれなかった時に、早々とやっていたのは、言論の自由から見ても立派なことだった。石井恭二という社長への言及も面白いものがあった。

現代思潮新社、石井社長、刊行本の回顧がらみでは、鈴木創士氏の『サブ・ローザ 書物不良談義』 (現代思潮新社)があるようだ。これも読まねば‥。

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