古本虫がさまよう 論壇雑誌、エロ雑誌の盛衰は誰が招いたのか?
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論壇雑誌、エロ雑誌の盛衰は誰が招いたのか?
(2014・6・22・日曜日)







昨日(土曜日)も「梅雨の中休み」風の晴天(東京都内近辺は)。古本市のほうも、高円寺古書会館は中休みのよう。
こちらは午前午後と所要(仕事)あり。

夕方、やっと神保町古書会館へ。

君本昌久氏の『いろまち燃えた 福原遊廓戦災ノート』  (三省堂)、青木正雄氏の『そらの旅一万時間』 (国際空港ニュース社)を購入。

君本氏の本は、神戸福原遊廓の戦災などについて書かれたノンフィクションのようであるが、「従軍慰安婦」などにも言及している。ただ、あの吉田清治証言(朝日新聞・昭和57年9月2日付け)を真実の「衝撃的な証言」として麗々しく引用しているのはいかがなものか? それにしても「河野洋平従軍慰安婦問題」についての土曜日朝刊各紙の扱いを見るにつけ、朝日の「弱腰」は明々白々? 同じアナのムジナ「同志」だから無理もない?
ともあれ、鴬谷にしても、遊廓は不滅?

青木氏の本は、航空マニアというか、飛行機大好き人間による戦前戦中戦後の飛行体験記。仕事などで利用することが多かったようだ。なにしろ本書巻頭に全日空の美土路昌一社長、日本航空の松尾静麿社長が推薦の一文を寄せている。上客だったから?

軒先などを見ながらブラブラするものの買いたいものはなし。

三省堂の上の階で古本市をやっているようだが見ることもなし。エレベーターで昇るのがなんとなく億劫。

神保町も、じっくり見るのは古書会館の古本市ぐらい。あとは軒先を見るだけで、中に入らないことも多いし、二階以上の古本屋に足を運ぶのも月に一回ぐらいか‥‥。
ううむ、フットワークが歳と共に悪くなりつつあるようだ。

「また、本が増える‥」というため息も出てくるし‥‥。古女房と古本、両方維持するのは大変だ?

晩飯は、久しぶりに回転寿司の「もりいち」へ。夕方の時間は、寿司はなにも回っていない。カウンターで、「うに、まぐろ」「あなご、たまご」「海老、みる貝」‥‥と、二皿ごとに註文。時には一皿に3つある時も。
消費増税で、一皿すべて均一価格で、税込み135円から140円に値上げになったが、十皿食べて1400円。
天丼いもやなら、600円ですむところ、倍以上の贅沢だが‥。たまにはいいもの。

神保町のこの界隈、「いもや(天丼・とんかつ)」「もりいち」「やよい軒」があるけど、いずれも全席禁煙でタバコの悪臭もなし。糞便にも似た悪臭のないところで食事ができるのは幸せ。この幸せがいつまでも続きますように。

外に出れば、千代田区といえども、歩行喫煙するバカも立ち停まって吸う人もいる。やれやれである。

車中、読みかけの竹内洋氏・佐藤卓己氏・稲垣恭子氏編の『日本の論壇雑誌 教養メディアの盛衰』 (創元社)を読了。

「中央公論」や「世界」や「自由」などの論壇雑誌の歴史について書かれた論文選。休刊廃刊になったものもあるが、進歩的ジャーナリズムが学生の間で強かった時期、右派系雑誌を読むのは勇気がいったようだ? 
中高校生が「エロ雑誌」を隠れて読むかのようなものだったのかもしれない(「中央公論」といえば、粕谷一希氏や平林孝氏が編集長をしていたころの「中央公論」は愛読していた。その前後の「中央公論」はイマイチ? その平林孝氏はかなり昔に亡くなったようだし、粕谷氏も先月逝去。ううむ‥‥)。

そういえば、僕なんか小学時代は「少年ジャンプ」、中学時代は「朝日ジャーナル」、高校時代は「自由」「正論」を愛読していたかと? 
ハイド的には「話のチャンネル」だったか? さすがに、こちらは買うのも読むのも若干勇気がいった? 
もう、40年も昔で、「話のチャンネル」以外に購読したエロ雑誌名は覚えていない?

この手の「エロ雑誌」「カストリ雑誌」「ポルノ雑誌」の「研究書」としては、以前紹介したが、川本耕次氏の『ポルノ雑誌の昭和史』 (ちくま新書)という本がある。エロ雑誌の編集者・編集長やエロ小説を書いたりした体験から、ビニ本などの勃起、いや勃興と衰退の歴史や、それ以前のカストリ雑誌、実話誌などの時代史を綴っている。
 といっても、山本明氏の『カストリ雑誌研究 シンボルに見る風俗史』 (中公文庫)のように、学術的実証的な著作というわけではなく、実感的なエッセイ集といったところ。

その点では、同じくエロ漫画雑誌の編集をやった塩山芳明氏の『出版業界最低辺日記』 (ちくま文庫)、 『東京の暴れん坊 俺が踏みつけた映画・古本・エロ漫画』 (右文書院)、 『エロ漫画の黄金時代 出版奈落の断末魔』 (アストラ)の方が、テーマは拡散しており、その内容に関しては異論がないでもないが、ちょっと迫力があるか?

エロ漫画といえば、米沢嘉博氏の『戦後エロマンガ史』 (青林工藝舎)がある。著者急逝による未完の大作。

ともあれ、論壇雑誌の衰退に関しては、先の『日本の論壇雑誌』でも、ネット論壇の勃興などについてレポートもされているが、エロ雑誌の盛衰も、ネットポルノの勃興とも関連があるといえようか。

電車の中でも、80年代は、いい歳した大人が、小学生中学生が愛読するような少年マンガをよく読んでいたものだが、そういう光景は見かけなくなった。今は、スマホが優勢? 活字紙本を読んでいる人もまだ見かけるが‥‥。あと十年たったらどうなることやら。

その前に、JRも地下鉄もさっさと車内蛍光灯完全点灯しろよと言いたい? ナンセンスなサービス低下でしかない車内蛍光灯省略の悪行、いつまで続けるのやら。
こちらも対抗してキヨスクやニューデイズやメトロの販売店では一切モノを購入しないという「不買運動」を展開しているが‥‥。

電車車内の読書環境が悪化しているから、本や論壇雑誌や週刊誌を読む人が減っているのではないか?
車内掲載の週刊誌広告なども、当然、蛍光灯が減っている分、目につきにくくなっているはず。電鉄会社は広告掲載料を値下げしているのか? 値下げしていないとしたら横着商法?

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