古本虫がさまよう イベリコ豚は、イマバリの子豚だった?
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イベリコ豚は、イマバリの子豚だった?
(2014・6・12・木曜日)







生まれて初めて飲んだワインは、ロシア(ソ連)に旅行した時。もう30年以上昔。夏の季節で、中央アジアをめぐったりもして、喉が乾くが、そのころのロシアにはミネラルウォーターも見当たらず(日本でも? でも、日本は当時も今も水道水を飲んでも下痢はしないが、ソ連では…)。

コーラはあるものの嫌いで、かろうじてファンタオレンジぐらいが飲める代物。
腹を壊し、「正露丸」(征露丸?)を飲みつつ、生ぬるいハイネッケンビール(日本円で、350円で売っていた。ロシアの通貨ルーブルとイタリアの通貨リラでは買えない高級品?)と共に、グルジアワインを飲んだ時は、砂漠のオアシスと感じたものだった。

とはいえ、ソ連から戻ってきても、特にワインを楽しむ習慣は生まれなかった。

数年前にスペインに出かけてから、ワインに開眼? といっても、1000円前後から2000円程度のスペインワインを自宅で楽しむ程度。

ウィスキーと違って、ワインはがぶがぶと飲めるので、消費も早かった。白はあまり飲まず、もっぱら赤ワイン(赤モノは、トマトを初めコミュニズム等々嫌いなのだが、ワインは赤がいい?)。

しかし、ワイン、いちいちコルクを抜いたり開けたり不便。高級モノではないものは、簡単に開けられるキャップタイプも多いが、最近は、ペットボトルのスペイン(赤)ワインばかり飲むようになった。「ドン シモン ティント(ライトボディ)」(輸入業者・コルドンヴェール」)は、値段も500円もしなかったが、ワイン通でもなんでもないのだから、この程度で十分。
もちろんキャップで開閉できるし、割れる心配もない。取り扱いが便利で、味もまずまず。上等。

消費増税に抗議して、発泡酒の味に慣れたし(最近財務省の「いじめ」にあった某ビールメーカーが泣く泣く、発泡酒より安い酒税で作っていた「お酒」を発泡酒として売らなくてはいけないようにされてしまっていた。ますます財務省へのレジスタンスをしなくては?)、ワインもこの一本でいいね。ウィスキーも1000円前後のスコッチブレンドウィスキーがメイン。

でも、この前、ちょっと高めの英国のシングルモルトの「(アイルオブ)ジュラ プロフェシー」(200ミリリットル)を買った。これも取り扱いは「コルドンヴェール」。ボトルが小さい分、容量当たりのお値段は割高になるけど仕方ない。
こういうのが、消費増税もさほど影響ないぞ、消費者は「一点豪華主義」路線だ、と日経新聞が囃し立てているようなものなのかしら?

ともあれ、そういうお酒のつまみなどに最適なのが、豆類やハム類。

先日も、そのスペインワインを飲みながら、野地秩嘉氏の『イベリコ豚を買いに』  (小学館)を読んだ。
物書きである野地氏が、ふとしたことから「イベリコ豚」の魅力に取りつかれ、スペインにまで出かけ、正真正銘のイベリコ豚を仕入れ、それをいかにして日本人の舌にあうように商品化していくかを、自ら実録したノンフィクション作品。
最近は、日本のレストランのあちこちで「イベリコ豚」の表示を見る。回転する寿司屋にもイベリコ丼みたいなメニューがあったかと。

僕の母などは、妻がイベリコ豚を出すレストランに連れて行った時、

「お母様、これがドングリを食べるイベリコ豚だそうですよ」
「あら、そうなの。今治、愛媛の子豚なのね。美味しいわね。タオルの産地かと思っていたら豚の産地でもあったのね」
「‥‥いえ、スペインの豚です」
「あら、スペインの子豚なの?」
「いえ、子豚じゃなくて、イベリコ豚なんです」
「‥‥‥?」といった会話をしたそうだが……。

著者によると、「イベリコ豚」といっても、いろいろとあるそうな。
まがい物のようなものもあるようだ。「イベリコ豚とは母豚が純イベリコ種の豚だけに限る」とのこと。また、ドングリを食べないイベリコ豚もあるそうな。

著者がちょうどイベリコ豚に関心を寄せた時、日本では豚の病気が流行っていたりして訪スペを断られたり、またスペインが好況から不況に転換する時期だったり、円高ユーロ安が変動し始めたり…と経済情勢を含めて、いろいろいとあったそうな。
日本の風土、気象条件に会う、日本人の舌にあうような豚肉を使った加工食品(ハム…)を開発するのは、それなりに大変だった。

たしかに同じ夏といっても、スペインのバルセロナやサラゴサの夏は、あまり汗ばむこともない。湿気で汗が出てくる日本の東京周辺の夏とは大違い。同じ30度で日焼けする暑さでも、異なる暑さだった。一日歩き回ってホテルに戻ってきても、シャワーを浴びないではいられないような暑さではなかった。
当然、肉の味わい方も異なってくる。

僕は、日本では、渋谷というか、神泉駅そばの「おんどる 渋谷本店」で、イベリコ豚をたらふく家人と共に食べたあたりがイベリコ初体験だったか?
この店は、予約して開店と同時に入ったものの、喫煙可能店。「一期一会」になってしまった。イベリコ豚は、スペインレストランで、「焼き肉」で食べることも多い。

日本でも「三元豚」というのがあるらしい。そのあたりは高井尚之氏の『なぜ「高くても売れる」のか. 平田牧場・吉田カバンのプレミアム仕事術』 (文藝春秋)でも触れられている。平田牧場経営の全席禁煙レストランで三元豚を食べたのも数年前。あとはもっぱら、神保町のいもやの豚カツしか食べたことがない。安いが一番か?
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