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2014'06.09 (Mon)

改めて思う、昭和も遠くなりにけり











改めて思う、昭和も遠くなりにけり
(2014・6・9・月曜日)








昨日(日曜日)は、家人と共に横浜に出かける用事があった。ついでに、横浜西口でやっている古本市や、東神奈川駅近くの反町古本市などにも出かけようと思ったのだが、残念ながらその暇が作れなかった。桜木町周辺にも寄ったのだが、関内方面の古本屋にも行けず。

車中、庄野潤三氏の『自分の羽根』 (講談社文芸文庫)を読んだ。
昭和30年代に書かれたエッセイが収録されている(一部昭和40年代も)。彼は、教師、サラリーマンを経て「専業作家」になった人。
「息子の好物」というエッセイは、4月に亡くなった母の初盆にも彼岸にも墓参りをしなかったせいか、夢に出てくるのであわてて帰省し、「気にかかっていたお墓参りを無事済ませた」話。
亡くなる前に帰省して見舞ったことも回顧する。

「私は、年をとっていても、それまで割合に元気でいた母が突然危篤になったので急いで帰ったのだが、意識不明の状態が五日も続いた後で奇跡的に生命を取戻したのであった」

そんなエピソードなど、家族や仕事や友人などを枕に綴られている。

ラムも好きだったようだ(羊肉ではなく、『エリア随筆』の著者・チャールズ・ラム)。

本書は、大正十年生まれの著者の初めての随筆集だったが、彼がここに収められている随筆を書いたのは、すると30代~40代のころか。
その歳より、自分が年上になっているとは‥‥。

改めて思う、昭和も遠くなりにけり。
戦前生まれ(太平洋戦争・大東亜戦争の始まった昭和16年12月8日以前の生まれ)の人も、刻々と減っている。

庄野氏も、2009年9月21日に88歳で亡くなっているとのこと(本書文庫版が出た時には生存)。
明治生まれはむろんのこと、大正生まれも圧倒的少数派。昭和生まれも、戦前生まれは古稀以上。米寿まで生きられた庄野氏は、幸いだったというべきか。

この前、母の姉をお見舞いした。大正生まれで、卒寿(90歳)を越えていて入院生活を続けているけど、頭も惚けていないし、元気にテレビを見ていた。酸素吸入ならぬ二酸化炭素を吐き出す(?)装置をつけていたけど‥。

ふと、この歳になっても、本を読めるだろうかと感じた。古本屋行脚は無理だろうが‥。万難を排して、横浜、反町の古本市にも行くべきだったか?


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Comment

日々の投稿記事、拝読しています

しばらくです。
毎日の記事投稿に頭が下がる思いです。

大人向けの文庫などの話題で、何かしらコメントをと思いつつ、
書きそびれてしまいました。

そう言えば、昔、フランス書院文庫で、館淳一氏の著書を読みまくった
時期がありました。官能系500冊以上処分したので、今はもう読めません。
HN:青木慧 (67歳) | 2014年06月09日(月) 06:19 | URL | コメント編集

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