古本虫がさまよう 宇津井健とレーガンと森田健作と怪奇とアナーキーとエロス
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宇津井健とレーガンと森田健作と怪奇とアナーキーとエロス(2014・5・13・火曜日)











二階堂卓也氏の『新東宝・大蔵 怪奇とエロスの映画史』 (洋泉社)を読んだ。

新東宝とは、昭和22年から昭和36年まで存在した映画会社。東宝を母体とした別会社。東宝本社では作れない(?)ゲテモノ映画を作っていたというイメージもあるらしい。
その新東宝にいた大蔵貢に焦点を当て、彼が新東宝のあと立ち上げた大蔵映画のエロス系作品なども論じている。ピンク映画のドンとして、ワンマン社長として、独特の基準で(?)性映画などを大量生産していったとのこと。

大蔵映画か、リアルタイムで見たような記憶がある。日活映画三本立ての中に、時々混じっていなかっただろうか? 記憶が曖昧であるが‥(勘違いかも?)。

ともあれ、海女シリーズなどで活躍したという前田通子という女優はわりと美形でグラマー? 当時、高校生の間でも話題になったりもしたそうな。背中だけのハダカ姿にもコーフンしていた?
それ以外の女優は、化粧次第で、そこそこ見られる云々などといったシビアな指摘もあるが同感?
それでも、当時の性的に飢えた中学生や高校生にとっては、「年上の女」ということで刺激的だったとか? たしかに‥‥。

さすがに、この本を懐かしがって読む世代は、還暦以上の全共闘世代ぐらいか? 日活ロマンポルノ史なら、後半に関してリアルタイムな思い出は50代半ばの僕でさえあるが‥。
あまり語られることのない映画史の一端を知る上で貴重。

本書冒頭に、新東宝出身の宇津井健(「女王蜂の怒り」)の写真があった。前田通子とも共演したことがあるそうな。

この人、先日亡くなったが、高齢になっても、見た目が若い時とあまり変わらないタイプだったようだ。レーガン みたいなものか? 白髪頭にはなったが、禿げてはいなかったかと。
某テレビで、宇津井さんが、スペイン国内を馬に乗りながら行き来する番組を最近見た記憶がある。略歴を見ると、学生時代、馬術部にいたりして、乗馬が趣味でもあったようだ。番組でも、巧みに馬を操っていた。
初主演作も乗馬できる役者が求められていたこともありスンナリ決まったそうな。趣味と実益が一致。

「ザ・ガードマン」も懐かしい。その番組のスポンサーだったニッカの広告を見て、子供故に「洗脳」されたのか、ウイスキーに関しては、サントリーよりもニッカ贔屓でもある。
堅い役所が多かったようだから、レーガンみたいに政治家になったら、いい線いったかも。ハンサムだし‥。森田健作は思想的にも保守系で、国会議員を経由して千葉県知事になっている。「日本のレーガン」か?
宇津井氏の政治的主張は、どんな考えだったのかどうかは全く知らないが?
 『克己心』 (幻冬舎)なる著作があるそうな。読んでみようか? タイトルからすると結構まともでは?

あと、蛇足になるが、 『映画秘宝コレクション50 鮮烈! アナーキー日本映画史 1959-1979 愛蔵版』 (洋泉社)をぱらぱらと読んだ。
ポルノ映画をはじめ、アナーキー(?)な映画の紹介本。1959-1979というと、我の生誕から未成年時代とほぼ同時期。
したがってリアルタイムで、ここで出てくる映画を劇場で見たとなると、 『若妻日記 悶える』じゃなくて、『八つ墓村』や『青春の殺人者』や『トラック野郎 御意見無用』や『新幹線大爆破』ぐらい。70年代後半の作品ぐらい。
東映ポルノなど『徳川セックス禁止令 色情大名』などは、全く知らないことになる? 残念。



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