古本虫がさまよう 「市川房枝」と「住井すゑ」と大東亜戦争&消費増税で財政赤字、積んどく率、大幅に低下? 
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「市川房枝」と「住井すゑ」と大東亜戦争&消費増税で財政赤字、積んどく率、大幅に低下? 
(2014・4・21・月曜日)







少し前に読破すべき十冊の本をあげた。以下の通り。

① 金山泰志氏の『明治期日本における民衆の中国観 教科書・雑誌・地方新聞・講談・演劇に注目して』 (芙蓉書房)
② 牧陽一氏編の『アイ・ウェイウェイスタイル 現代中国の不良』 (勉誠出版)
③ 戸部良一氏編の『近代日本リーダーシップ  岐路に立つ指導者たち』 (千倉書房)
④ 上原善広氏の『差別と教育と私』 (文藝春秋)
⑤ 嶋聡氏の『「大風呂敷経営」進化論  松下幸之助から孫正義へ』 (PHP研究所)
⑥ 中沢志保氏の『ヘンリー・スティムソンと「アメリカの世紀」』 (国書刊行会)
⑦  野島寿三郎氏の『ペーパーコレクション入門 紙くず収集百科』 (日外アソシエーツ)
⑧ 坂岡洋子氏の『定年男のための老前整理』 (徳間書店)
⑨ 宇能鴻一郎氏の『夢十夜 双面神ヤヌスの谷崎・三島変化』(廣済堂)
⑩ 今 柊二氏の『定食と古本ゴールド』 (本の雑誌社)



リスト公開以降読んだのは⑤⑦⑧⑩の四冊(⑦の読後感は後日公表予定。⑨を読み始めたところ。面白い!)。おお、打率、読率4割。積んどく率6割‥。読みかけも含めると4割5分? 従来は3割リーダーだったから、かなりアップした計算になる?
財政赤字額ならぬ積んどく在庫量が低下?

次なる10冊リストは……。

① 進藤久美子氏の『市川房枝と「大東亜戦争」  フェミニストは戦争をどう生きたか』  (法政大学出版局)→告発調ではなく、学術的なのだろうが、進歩左派リベラル的な現状認識のもと、市川房枝の反戦論の軌跡を評伝と共に論じた本のようだ。
分厚い、高い、読むのは大変? 
序章と終章を読んだが、その時代認識については、個人的にかなりの違和感を感じた。もう読まなくてもいいかな? 

原武史氏の書評も朝日(2014・4・20)に出て、粗筋は分かったから? もっとも、戦後、リベラル反戦的な主張を展開した点で、市川房枝と並ぶのは、 『橋のない川』 (新潮社)の著者の住井すゑ。彼女の戦前と戦後の言論の大きな乖離については、たしか櫻本富雄氏が「論座」に面白い論考を以前書いていたかと(1995年8月号だったか?)。あぁ、住井さんって、こういう人なのかと思った記憶がある。

進藤氏には、このあたりも次回作で解明してほしい‥‥と思っていたら、昨日(日曜日)の神保町古書会館で、市川房枝氏の『私の婦人運動』 (秋元書房)があったので購入。戦前の政治活動なども回顧しているようだ。
② 原田敬一氏ほか編の『講座東アジアの知識人 4 戦争と向き合って 満洲事変~日本敗戦』 (有志社)
③ 天川晃氏の『占領下の日本 国際環境と国内体制』 (現代史料出版) 
④ 有野陽一氏の『エロの「デザインの現場」』 (アスペクト)
⑤ 佐々木力氏の『東京大学学問論 学道の劣化』 (作品社)
⑥ 平野千果子氏の『フランス植民地主義と歴史認識』 (岩波書店)
⑦ 青木新門氏の『それからの納棺夫日記』 (法蔵館)。前著『納棺夫日記 増補改訂版』(文春文庫)の続編のようだ。映画は見てないが、前著は一読した。僕にはとてもできない職業。
⑧ ヘレーン・ハンフの『続・チャリング・クロス街84番地』 (雄山閣)→『チャリング・クロス街84番地  書物を愛する人のための本』 (中公文庫)はもちろん読んでいるし、映画もビデオで見たことがあるが、その続編があるとは知らなかった。『あしながおじさん』にも『フレンズ』にも『納棺夫日記』にも「続」があるのだから、『チャンリグ・クロス街84番地』にも「続」があって当たり前か?・
⑨ みうらじゅん氏の『人生エロエロ』 (文藝春秋)→「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」で始まるエロエロエッセイ集。冒頭からすでに読み始めているが、ランジェリーパブの話題から始まっている。懐かしい?みうら氏は「一度だけ友人に誘われて行ってみた」ことがあるそうな。ノーパン喫茶より、ランパブのほうが高級? 僕も昔、仕事(?)で仕方なしに一度だけ覗いたことがあったかのような記憶が蘇ってきた。いや、そうではなくて、仕事で寄った普通の店の隣がランパブで、遠目に眺めただけだったか?
⑩ 中西準子氏の『原発事故と放射能のリスク学』 (日本評論社)



こういうリストを作る時、わざとすぐ読める本、絶対読む本をこっそり入れて、打率・読率維持向上のための工作を実はしている?
我ながら、攻守、ジキル&ハイド的バランスの取れた読書リスト。これを全部完読すれば、バランスのとれた教養人になれること間違いなし?

それにしても、2014・4・20日(日本経済新聞)の読書欄に掲載されている「リーダーの本棚」を見て唸った。
インターネットイニシアティブ社長の勝栄二郎氏が登場し、「最近読んだ本」として挙げているのが以下の書物。

『軍事力の効用 新時代「戦争論」』(原書房)
『政治の起源 上下』(講談社)
『中東国際関係史研究 トルコ革命とソビエト・ロシア1918-1923』 (岩波書店)
『アラブ500年史』 (白水社)
『それでも金融はすばらしい』 (東洋経済新報社)
『皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上下』 (新潮社)



ううむ。著者名は省略するが、著名な人の著者(訳書もあり)。しかも、分厚そうな真面目そうなジキル本ばかり。

勝氏は、しかも少年時代、欧州で暮らしていたこともあり、手に取る本の多くは「原書」とのこと。日経新聞では、日本人読者のことを考えて、少数派の日本語著書を開陳しただけのようである。ううむ。凄い。

でも、シャチョウ、もしかして、エロ本、英語で読んだこと、あるでしょう? ふふふ?



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