古本虫がさまよう 待ち遠しい「定年」? いつになったらやってくる「定年」?
2017 08 / 07 last month≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09 next month













待ち遠しい「定年」? いつになったらやってくる「定年」?
(2014・4・11・金曜日)













坂岡洋子氏の『定年男のための老前整理』 (徳間書店)を読んだ。
男が定年となり、さて‥と。

もはや何十着も要らなくなったであろう、会社時代の背広を全く処分もしないまま持ち続けたり、数万冊の蔵書や春画本を抱えて苦悩したり? 私的な日記帳もどうすべきかなど。
ヨボヨボの老人になる前に、私財をどのように整理処分していくべきかを論じた本。

ふむふむと読みつつ、まぁ、まだいいかなと‥。いやいや、すぐにやってくる?

「整理」で一番問題となるのは、我が家ではやはり「本」。我が蔵書の数々は、古本屋で買ったものも多いし、読んだのは線引きなどしていると、古本屋も買い取ってくれないだろう。
もちろん図書館などに寄贈するレベルの貴重な代物でもない。
エロ本の数々も一部屋分ぐらいあるが‥‥。DVDは? 日記もある。

古本屋にも一私人の日記帳がよく流通して売られていることもある。これは古本を整理したときに紛れていたものであろう。そんなものでも売り飛ばす古本屋も古本屋だが(?)、それを(たまに)買う吾も吾なり?

定年後は、読書三昧するために、積んどくも許されると思っていたが、ここ、十年ほどはせっせと処分開始。
幅広い教養を形成するために、理系本など、さまざまなジャンルに手を染めようとしてきたが、所詮、その手の本はもう読まないだろうということもある。ガードナーなど、文庫の推理小説も再読することもあるまいと。

しかし、「拡大する財政赤字」の逆で、「増大する屋内蔵書」の流れは止まらない。新刊本はなるべく買わない、図書館で済ませるようにしても、古本屋で買う本はやはりチビチビと増える。新刊本は読めば、古本屋に売却するなんてことをしても、積んどくも若干とはいえ増えていく。結局は‥。電子書籍というか電子本もいずれ‥。

ともあれ、本書によると、会社時代の資料(といっても月給の明細など?)も段ボール箱一杯保存保有している人もいるそうな。社会的地位の高い人だったりすると、そうした書類や日記の中に、貴重な歴史的な史料などがある時もありうるだろうが‥‥。

たかが民間人では‥‥。それにしても、チリも積もれば山となるとはよくぞ言ったもの。
もう着なくなった古着などは、時々処分もしている。所詮、ユニクロの服が多いし。以前と比べて少し痩せたので、サイズがあわなくなった服もあるが。また太れば着られるかなと思うと‥‥。いやいや、それがいけないのだが。

一方、定年男の暮らしぶりを自ら描いているのが、早川良一郎氏の『散歩が仕事』 (文春文庫)。出たばかりの、その本を読んだ。

著者は1919年生まれ。戦後、経団連事務局に勤務し、1979年に定年退職。在職中に『けむりのゆくえ』を出して日本エッセイスト・クラブ賞を受賞しているとのこと。1991年に死去。

本書は、戦前戦中の青春時代を回顧しつつ、退職後の悠々自適な生活を描いたエッセイ集。戦前のいい家のお生まれでもあったようだ。古女房こと「オクさん」も出てくる。娘さんも。
ちょっとしたユーモア、駄洒落、エッチな話も‥。

まぁ、こんな牧歌的な人生もいいものだと感じさせる。昭和時代のサラリーマン的生活風景が感得できる一冊。
通勤電車の中で読むのに手頃な一冊。

定年といえば、定年評論家ではないが、加藤仁さんという作家がいて、 『定年後の8万時間に挑む』 (文春新書)や『定年からの旅行術』 (講談社現代新書)や『待ってました定年』『おお、定年  150人の新たな選択』 (文春文庫)など、数多くの定年ノンフィクション&エッセイものを書いていたものだ。時々、そういう本を読んでいた記憶がよみがえってきた。

当の加藤さんは、早くして会社を辞め、フリーであったが、数年前に62歳ぐらいで逝去した。

加藤さんが会社を辞めたころの定年は55歳だったか? 今は60歳(+α)。『定年からの旅行術』が出て、すぐに亡くなったと記憶している。

でも「今」を生きて頑張った作家だったといえるだろう。

スポンサーサイト
 | 人生  | TB(0)  | CM(0) | Page Top↑
Secret




TrackBack URL
→http://kesutora.blog103.fc2.com/tb.php/1532-ed4fc8e0

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

カテゴリ