古本虫がさまよう 「国籍不明」の自警団によるウクライナ乗っ取りのノウハウが北東アジアで展開される日
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「国籍不明」の自警団によるウクライナ乗っ取りのノウハウが北東アジアで展開される日 
(2014・3・5・水曜日)








ウクライナは我々日本人にとって遠い国だ。
バルト三国の悲劇(ソ連による占領統治)はある程度、何冊かの本(C.B.ウォールの『エルマ号漂流記』・時事新書。ヴァルダス アダムクスの『リトアニア わが運命』未知谷、『社会主義の20世紀 第二巻』日本放送出版協会…)を読んで最低限度の認識はもっているけど、ウクライナといえば、例えば、ロバート・コンクェストの『悲しみの収穫 ウクライナ大飢饉』 (恵雅堂書店)などが浮かぶ程度。スターリン・ソ連に酷い目にあわされた国、地域だという印象はもっている。

いや、我々日本人にとっても関心を持つべき地ではある。

ポトィリチャク,オレクサンドル&カルポフ,ヴィクトル&竹内高明氏の『ウクライナに抑留された日本人』 (東洋書店)というブックレットを最近手にしたが、こんな遠い所まで、日本人の捕虜や民間人を連行拉致し、強制労働をさせていたソ連に改めて怒りの念を持つ。

但し、今となっては、エリツィンも最低限度の謝罪をしたし、どっかの国のように居丈高に非難をするつもりもないが…。とはいえ、「慰安婦」「南京」以上に許せない蛮行だ。

拉致連行強制労働は「戦後」になっての話だからだ。いわんや、北朝鮮がやった拉致連行は、「平和」「平時」においてのこと。ソ連・北朝鮮の一連の行為は「人道に対する罪」というしかあるまい。それが裁かれないのは、ソ連が「戦勝国」「常任理事国」であるからだけの話。
北朝鮮に対しては、やっと国連が「人道に対する罪」だとみなす報告書を作成したが、北朝鮮は必死になって靖国参拝などを持ち出して己への批判をかわそうとしている(2014・3・4朝日夕刊)。

同じことは中国にもいえる。チベット、ウイグル、内モンゴルへの弾圧を覆い隠すために、靖国参拝や南京事件などを持ち出している。ユダヤ虐殺を謝罪しない、ヒットラーの墓詣でのようなものだと。
そのあたりの効果についてはマイナスもあるよと、「ニューズウィーク」(3014・3・11号「ナチス利用で反日をたくらむ中国にドイツは迷惑顔」)が皮肉っている。

その記事によると、習近平は3月末にドイツを訪問する予定だが、その際、ベルリンのホロコースト記念碑を訪問して記者会見したいと要望したそうだが、ドイツ側は拒否したという。要は中共側が、そこを訪問して、日本の悪口をいうのがミエミエだから断ったようだ。当然の措置だろう。
売春宿の経営者が名門女子高校にやってきて、純潔の大切さを主張するなんて、荒唐無稽すぎる。習も、ドイツのあと、スペインに行って、江沢民を「逮捕」する可能性のある裁判所などで参考人として事情聴取にでも応じたほうがいいだろうに?

だが、それ以上に、今回のロシアのやりかた。誉めるわけではないし、TBSの日曜番組の張本勲さんでもないが、「国際秩序の敵」ながら「天晴れ」というしかない?

自国民の保護のためという理由は昔よく日本も使っていたが、それを理由に議会の承認を得る前に、国籍不明の武装勢力に見せかけた「軍隊」を派遣し、空港や通信施設など、軍事的戦略的拠点をあっというまに「制圧」「管理」したことだ(しかし、それに対して、ウクライナ政府は予備役を招集したり、志願兵を募集している。それに登録するウクライナの若者が「ウクライナよりロシアのほうが強いと思うけど、ここは我々の土地なんだ。国土を守るために来た」と語るのを見て、涙が出てきた。立派だなと。9・11の時、自ら志願してアフガンに向かったアメリカ人もいたけど……)。

ロシアの卑劣な手法を使って、尖閣攻撃や原発潜入などで実行する能力を持った国が日本のそばにもいることを我々日本人は忘れてはなるまい。

そもそもロシアは日本の隣国であるし、中国と北朝鮮もある。麻生幾氏(『宣戦布告』講談社)や高嶋哲夫氏(『原発クライシス』集英社文庫)の本などにも、そうしたシナリオはあったかと思うけど、国籍不明は船や潜水艦だけでなく、「兵士」にもありうるという事実を、今回のロシア軍の行動は想起させてくれた。
集団的自衛権含めて、早めに解決しておかないと、どういうことになるか。ウクライナの南部分にしても、バルト三国にしても、占領統治のために、ロシア人の民族比率が拡大していった事実がある。チベット、ウイグル、内モンゴルなどもその被害を受けている。

気がつけば、昔からその土地にいた人が圧倒的少数派になってしまいかねない。アメリカだって、そういう侵略弾圧によって成り立っている国ではないか、元を辿れば、インディアン虐殺がオリジナル。偉そうなことをいったって? もっとも、ご自身もヨーロッパで弾圧されて逃げてきたとはいえるかもしれないが。そういう過去を言い出したらキリがないのも事実。

そこそこ、妥協もして、現実はどうなのか、そういうことをやったのはいつのことか、今は自省して改めているのかを勘案すれば、僕のようなキリスト嫌いでも、まぁ、英米欧州各国は、わが国と同程度の民主主義国家であると認めてもいいだろう。その自由と民主主義の精神を、中国や北朝鮮などに根付かせることが、憲法9条の輸出より大事ではないか。
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