古本虫がさまよう 人生を考えるために読むべき本は、青春小説か性春小説か?
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人生を考えるために読むべき本は、青春小説か性春小説か? 
(2014・3・3・月曜日)












藍川京氏の『女流官能小説の書き方』 (幻冬舎新書)を読んだ。女流ポルノ小説家として活躍している著者による、官能小説の書き方ノウハウ本。

ノウハウといっても、自分の作品を引用紹介しつつ、いろいろと‥。オクテで性愛ものなど、若い時には読んだこともなかったそうな。
しかし、男性作家ではなく、女性ならではのリアリティをもった作品を書きたいということで、今日にいたっているとのこと。ううむ。藍川氏の作品、あまり沢山は読んだことはない?  

女流官能小説家である内藤みか氏も似たような裏舞台を書いたエッセイ集を出していたかと思うが、あまり記憶には残っていない。冷徹な女性作家のリアリティより、男性作家のメルヘンの世界のほうが想像力を刺激されるのだろうか?

こういうポルノ作家の同様の本として、以前も紹介したが、睦月影郎氏の『欲情の文法』 (星海社新書)がある。帯に「官能小説家のマル秘文章教室」「エロスの世界はこう作られる!」のうたい文句あり。
  彼の『全身官能小説家 睦月影郎読本』 (綜合図書)も紹介したことがあるが、23歳で官能作家としてデビューして以来、400冊以上の作品を書いてきたとのこと。僕も何冊(いや何十冊?)かは読んでいる。その豊富な執筆体験に裏打ちされた、読者を納得させるポルノ小説の書き方とはいかにあるべきかを論じたハウツー本。
 この人は、匂い(臭い?)フェチなところがあって、実際、バイト先などで好きな女性が「口」にしていたストローなどに欲情していた云々と、何か別の本で読んだ記憶もあるが、本書でも、小学生の時に好きな女の子の上履きをこっそり家に一晩持ち帰り匂い(臭い?)を嗅ぎながら寝て、翌日戻したことがあったそうな。ううむ。
 一歩間違えれば「変態」「性欲異常者」? こういう人が小学校のセンセイになったりすると、教え子のブルマ(いまはもうないか?)を一晩借りたりして懲戒免職になってしまう? 想像の世界でそういう「欲情の作法」を解消できるようになったのは幸いであった?

 江戸、明治時代的な時代小説風エロス作品やタイムトラベル的な作品も多々出している点が、旧来のポルノ小説家と一味違った独自性を発揮しているといえようか。また、そうした匂い(臭い?)フェチ的な作風はさほど好みでもないのだが、何故かフランス書院系には登場せずに、活躍している作家として注目はしていた。

ということで、彼の本を一冊紹介。
『プレイバック性春』 (双葉文庫)は、タイムスリップ編。48歳だった中年男が、高校の同窓会に出て、55歳になっている恩師(女教師)に、昔あこがれていましたと告白、すると、実は私もキミのこと少し気にしていたのよと言われ有頂天になったあと、帰宅しかけた時、なぜか30年前に戻る。

カラダは高校3年生。心とテクニックは中年。

学校に行けば、憧れの女教師は25歳の若さ。同窓会での一言に勇気を与えられた主人公は思い切って、愛を告白。女教師も憎からずと思っていただけに…。自宅に招き入れて‥と。

それからは、さまざまな当時の面識があった女性(友人の母や初恋の女性など)や将来妻となる女性とも知り合う(中年古女房と違って、若い時の妻の姿に感動したり? ううむ、あえてこの過去の時代に、出会わないですますという選択もあるのだが?)。

ことの展開をある程度、予想できるだけに、童貞のフリをしつつ、中年男のテクニックで女性を翻弄し、いい思いを味わっていく。
未成年なので、酒池肉林とはいかないが、青春・性春を思う存分楽しんでいく。やがて「現代」に戻るが……。そこでは……と。
相変わらずの「臭い」フェチには若干辟易もするが。

ケン・グリムウッドの『リプレイ』 (新潮文庫)も43歳の主人公が「死亡」と同時に18歳の時代に戻り、人生をやり直すというものだが、こういうタイムスリップ小説はいろんな分野の小説でよく使われる手法。
妻が読んで、僕は読んでないけど、スティーヴン・キングの『11/22/63 上下』 (文藝春秋)もそういうタイプの小説だろう。

重松清氏の『なぎさの媚薬1 海の見えるホテル』 (小学館文庫)などの「なぎさシリーズ」も過去に戻って別れた初恋の女性と、あの時ああしていれば…といったお話しだった。

睦月氏は、『プレイバック性春』以外にも、この手のタイムスリップ小説として『鎌倉夫人』 (徳間文庫)などを書いており、以前、読んだことがある。

まぁ、メルヘンの世界を描く上で、過去に戻り云々という手法はそれなりに面白いものがある。僕も18歳ごろに戻りたいなと思わないでもない? いや、14歳のほうがいいか(試験や追試があるのはいやだけど?)。

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4ヶ月ほど前の記事へのコメントで済みません。(しかも長いです)

2014/03/03(月)
人生を考えるために読むべき本は、青春小説か性春小説か?
http://kesutora.blog103.fc2.com/blog-entry-1489.html

ご存知かも知れませんが、女流官能小説家・藍川京さんは、
優雅なホームページを運営されています。

何と、最終更新日時は、今朝です。まだ1時間も経っていません。

2014年07月12日05:06 早朝の地震/不思議な色
今朝、4時22分、地震で目覚めた。

ブログ開設が2005年6月ですから、まる9年になります。
花を中心にした植物の写真が素敵です。
ご本人も知的で優美な和装美人。

「藍川京」の部屋 - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.aikawa-kyo.com/

まとまりつかず、申し訳ありません。
HN:青木慧 (67歳)  07/12/2014 Sat URL [ Edit ]
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