古本虫がさまよう 『日々の本 1976~1993』と『日々の本2012~20??』
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『日々の本 1976~1993』と『日々の本2012~20??』

(2014・1・22・水曜日)






1951年生まれの村上知彦氏の『日々の本 1976~1993』 (双葉社)を読んだ。1993年の刊行。20年前の本だ。『プレイガイドジャーナル』の編集長もしていたとのことだが、そこに連載した書評&書店論などをまとめた一冊。

20年前に刊行され、そこに書かれているエッセイの数々は、40年弱前のものもあるのだから、2014年の時点で読むと、とても懐かしく感じられる。

僕もかつてよく通った池袋芳林堂はまだあるのか?(その上の階にあった古本屋も懐かしい? 喫茶店も?) 。 富士見ロマン文庫廃刊フェアに遭遇したり、中野翠のサンデー毎日連載をまとめたコラム本に注目したり、気安く藤沢の村上春樹氏宅にお邪魔してインタビューしたり、「本の雑誌」の二番煎じ(?)であるとして「ブックマン」を冷やかに寸評したり……。最後のほうには「少年ジャンプが休刊する日」なんてコラムも…。これはまだ実現していない?
取り上げられている当時の新刊本は、いまからすると「古本」。読んでみたい本も何冊か出てくる。ううむ、また本が増える?
小生のこのブログもせいぜい、新刊本中心に古本なども含めて、こんな本がある…という情報を発信できればと。

とにかく本は多く、目に止まらないまま出会えずにそのままというものは多い。入手しても積んどく本…。それでも、本との出会いは、多ければ多いに越したことはない。
いろんな書評欄や本屋の店頭やら、とにかく本との遭遇を求めて…。とりわけ古本…。

ということで、もう一冊、ちょっと古い書評本を。

岩田宏氏の『渡り歩き』 (草思社)を読んだ。何か別の本を読んでいたら、この本が書評集だというのを知って手にした次第。このタイトルでは、ちょっと書評エッセイ本とは分からない。2001年の刊行。

冒頭から「せっかく買った本を、なぜ読まないのか。読むあてもない本を、どうして私蔵(死蔵)するのか。……いくたび自問しても、なかなか確実な答は出てこない。いつかは読むだろうとか、それはただの怠慢だとかいうのは、あやふやな答でしかないと思う。先がそれほど長くもなくなってきた今、2DKの室内にはまだ読んでいない本が溢れている。というのも誇張で、本箱や本棚の随所から、一度読まれて満ち足りた本とは異なる、何やら恨めしげな本がこちらの様子を窺っている、といえば実情に近いだろうか」と。
ううむ…。冒頭の一言、誰からかよく言われてるような…。

詩人らしき高級な文学書などの紹介が多く、僕とは読書傾向が大きく異なるので、さほど読んでみたい本は発見できなかったが…。

「売られても仕方のない本、売るべきではなかった本。三十年前、四十年前の貴重な本。いとしい本は、今頃どこでどうしているのだろう」
「東京の物価の高さは世界有数だという。従って(?)古本の値段も。恨めしいのは、大学の『公費』を遣う連中、そして本を骨董扱いするコレクターども、そいつらと結託した古本屋の親父」…。


古本屋への強い憤り、不満?…いろいろと教えられる一冊ではあった?

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