古本虫がさまよう 橋下大阪市長と飛田遊廓…
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橋下大阪市長と飛田遊廓…
(2014・1・20・月曜日)










杉坂圭介氏の『飛田の子 遊廓の街に働く女たちの人生』 (徳間書店)を読んだ。
飛田は、大阪の遊廓の一帯。著者の本は以前も紹介したことがある(末尾に再録)。その続編本。

自分が経営する店で採用したさまざまな女性との邂逅を綴っている。誰が見ても美人、夏休みのみ働く学生、離婚妻、一流企業OLの週末バイト……。さまざまな理由で飛田にやってくる女性たち。

経営者として、とにかく稼げる女性、客に対して愛嬌をふるまう女性の獲得を目指して、出稿する広告の文案にも四苦八苦する…。また、昨年の橋下市長による「慰安婦」「飛田顧問弁護士」騒動などにも一言あり。
ふうむ…。今度大阪に行ったら、社会勉強のために、視察オンリーしてこようかとも? 飛田周辺に古本屋があれば尚いいが?

以下、杉坂氏の本と、飛田関連書を紹介した時のブログの再録。


井上理津子氏の『さいごの色街 飛田』 (筑摩書房)を紹介したことがある。大阪天王寺近くの「飛田」という街は「色街」「遊廓」とのこと。井上氏は女性(中年!)にもかかわらず、時には自分がそこに職を求めているかのようなフリまでしながら、果敢に現地突撃取材を繰り返し、ルポしていた。
その関連書が新たに出ていたので読んだ。杉坂圭介氏の『飛田で生きる 遊廓経営10年、現在、スカウトマンの告白』 (徳間書店)。

親が死んで1000万の保険金が入り、それを軍資金にしてふとした縁で10年前、飛田に店を出すことになった。その体験記である。月500万は儲かるぞと言われて飛び込んでみたものの…と。
飛田での女性の仕事は15分程度15000円が原則。ほかの風俗のような長時間(60分単位?)ではないのが女性の人気だとか。

著者は開業することを決意し、警察への届け、女性のスカウトなどをこなしていく。
そして10年間経営して、感じたことを綴っている。

その中味はありふれているといえばそうだが、美人であれ不美人であれ、笑顔を絶やさず愛想よく仕事をする女性が人気があるとのこと。
美人だからといって必ずしも客がつくとは限らない。

また家庭の不幸(親が死んだり弟の学費稼ぎなど)を乗り越えるために、割のいい「仕事」として短期集中型でこなし1000万単位の年収・貯金を確保する「真面目タイプ」の女性もいる反面、そうした高収入をホスト遊びなどにムダ遣いしてしまう破滅型女性も少なくないとのこと。無断欠勤や突然の「退職」やらも。当然といえば当然の人生イロイロであろう。

近年は中国人観光客なども訪れているとのこと。ううむ。尖閣のみならず飛田まで侵入しているとは?…。
著者は、昼間はパチンコ、夕方店に入り、夜は車で女性たちを帰宅させたり…という生活ではあったが、女性どうしのトラブルやらいろいろとあったとのこと。
月収500万は無理で、調子のいい時は300万程度。ただし、その中から諸経費も出て行くので手取りはもっと少なくなる。

天王寺といえば、近くでやっている古本市には出かけたことがあるし、奈良方面に行く時には立ち寄る駅でもあるが、この本を読んだからといって飛田に出かけて行くか? 阪急古書の街は大阪に行った時には必ず立ち寄るが…。
著者は、女学生がアルバイト感覚でやってくることもあったというが、ここで夜間労働だけで、月収50万前後稼ぎ、卒業後、普通の会社に入ってフルタイムで働いても初任給がその半分にもならないと…金銭感覚が狂ってもくるわけだ。

それにしても、15分で15000円の世界。こういうのに金を払う男もいるんだ?

しかし、本屋で15分滞在して15000円支出するということも決してありえない話ではないだろう。神保町の古本屋街だって、そういう金銭構造はありえる。

一度「禁断の味」を覚えてしまうと大変なことになる。相手が古本でも美女でも。

飛田で生きるか、神田で生きるか。両方というわけにはいくまい? 人生得るものがあれば失うものがある。人生に於いて本を読む時間を減らすような行為は罪悪であろう? でも15分なら? 

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