古本虫がさまよう 「新聞週間」後に考える!③ 理想の新聞とは? スポーツ欄、株式欄、テレビ・ラジオ欄がない新聞かな?
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「新聞週間」後に考える!③ 理想の新聞とは?
スポーツ欄、株式欄、テレビ・ラジオ欄がない新聞かな?

(2013・10・28・月曜日)







読書週間は始まったばかりであるが、新聞週間はもう終わっているかもしれないけど…。
電子メディアが隆盛な中、紙文化媒体は劣勢のようである。とりわけ、新聞に明日はあるのか?とよく言われるが…。元毎日新聞社幹部の河内孝氏も『新聞社 破綻したビジネスモデル』 (新潮新書)なんて本も書いている。類書も多い。川村二郎氏の『夕日になる前に だから朝日は嫌われる』 (かまくら春秋社)はビジネスモデル論云々ではなく単細胞的思考(ステレオタイプ)に陥りがちな新聞記者の体質そのものへの苦言であるが。

そもそも、雨や雪の日に配達するのは大変だろう。週刊誌や本などは、本屋などへの配達があるにせよ、一分一秒を争うわけではない。新聞は戸別配達だから大変だ。早起きの僕などは、朝6時にポストに行っても、新聞が入っていないことがあると、ケシカランと思ったりする。配達が遅いと苦情を受けることもあるだろうが、そういう労苦が電子新聞でなくなるなら、それはそれでいいことなのか?

都会では駅売店やコンビニがあるから、新聞なんか自宅ポストに入れてもらわなくても、通勤時などに購入も可能。散歩がてらさっと買って出勤前に読むのも可能? 夕刊紙やスポーツ新聞などは宅配よりコンビニやキヨスクで買う人が多いようだ。一般朝刊紙もそうなればいい? ただ新聞経営としては、「固定部数」を確保するには宅配のほうが好都合なのか?

ともあれ、理想の販売形態は別にして、内容的な理想の新聞としては…。

まずテレビ欄、スポーツ欄はそれぞれ一頁(一面)以内に抑えてほしい。株式欄もせいぜいで2頁(2面)以内にしてほしい。日経の最終面の文化欄はあっていい。産経の正論欄もほしい。あと、毎日の記者の目のように個々人の記者のオピニオンは、どんなにバカげたものであっても、所詮は個々人の記者の多様な意見の一つということで認識できるからあってもいい。

社説もあってもいいけど、ただし代表筆者名を入れてほしい。「若宮~…」との署名があれば、あぁ、読まなくていい、とか、どんな屁理屈書いているかトイレで熟読しようかとか事前に身構えられるように。

あと、通常の日々の紙面(政治面、経済面、社会面)もあっていいだろう。家庭面というのも必要。

それ以外に絶対ほしいのが書評面。一度、産経新聞が、夕刊だったか(?)毎日のように書評欄を掲載したことがあったかと記憶している。いつのまにか止めてしまったが、昔に比べて本は一冊あたりの発行部数は減っているようだが、出版刊行点数は増える一方ではないか。文庫や新書を出している出版社も昭和40年~50年頃に比べれば増えている。講談社なんか、文庫だけで、普通の文庫、学術文庫、文芸文庫…と何種類もある。

そうした本の紹介(単なる粗筋紹介ではなく、批評的なもの)をするとなれば、週一回、日曜日2~3面だけで足りるはずがない。昔は日曜日にニュースがないから、書評は月曜日朝刊に掲載することが多かった(と記憶している)。

しかし、こんなの読者からすれば不便。日曜日に新刊を知るのと、月曜朝に新刊を知るのとでは読書に取りかかる上で大きな格差が生じる。いつのまにか日曜日に書評を掲載するようになったが、これはまだ改善とはいえる。

しかし、昔に比べてはるかに大量の本が出る以上、毎日二頁ぐらいの書評欄を掲載してしかるべきだ。「業界利益」からしても、活字に接する人が増えるほうが得策なのだから。何で、新聞社は書評頁拡充をしないのか? 高校野球の地方大会なんか、結果だけ書けば十分? そんな戦前の軍国主義礼讃同様、いやそれは言い過ぎだが、愛とスポーツの感動物語に紙面を費やすのはほどほどにすべきだろうに。大衆迎合?

テレビ・株・スポーツ欄は圧縮して、書評頁を増やした新聞があれば是非購読したいなあ。「読書専門新聞」めいた新聞はあるみたいだが、あまりにジキル的な、さらにはイデオロギー過剰の難しそうな本ばかり紹介してもつまらない。幅広く(本欄のように?)紹介し、全国古本屋紹介などもあるといい。古本屋ツアーインジャパンさんなどのコラムも毎日掲載すればいいのかも。

例えば、全国900店舗前後ある「ブックオフ」を毎日一店ずつ走破していき、3年がかりで連載する新聞はないのか? 掘り出し物などをリスト化したり…と。

「本の雑誌」(2013年11月号)には、神保町界隈で、古本屋を経営しながら、ブックオフで「せどり」するために、全国のブックオフを転々としている人(とみさわ昭仁氏・「マニタ書房」経営)のエッセイがあった。すでに344軒のブックオフを行脚しているとのこと。あいにくとここにはまだ寄ったことがなかったので、ちょっと寄ってみたいけど。この人も、もう一人の「古本屋ツアーインジャパン」さんのようでもある。

そうそう、忘れてはならないのは新聞といえば、当然「新聞小説」。ただ、近年、「新聞小説」は読んだことはない。短すぎるから? これも毎日1頁ぐらい使ってもいいかも。ブックオフでもすっかり見かけなくなった宇能鴻一郎氏の名作シリーズの復刊というか、復刻でもいいかもしれない? 新作があればなおいいが。

こういう新聞、紙媒体が無理なら電子新聞として「ペーパーニューブック」(仮)なんて刊行してほしいものだ。だったら、アナログ世代の僕でも、電子書籍・電子新聞などを購入することもあろうか。エロネタと古本・書籍情報ネタが、電子化拡大化に於ける最良のコンテンツではないか?

(蛇足) 10・25の朝、なぜか契約していない朝日新聞が、購読している産経、日経と共に入っていた。間違えたのだろう。

その日は3紙読み比べ。「朝日」は「クール便常温で仕分け」「ヤマト運輸8月、荷物27度に」との記事。「日経」は「みずほ銀、役員30人超処分」「佐藤頭取、報酬ゼロ」「塚本・銀行会長辞任の公算」。「産経」は、「明治粉ミルク中国撤退」。

まぁ、阪急阪神ホテルなどのメニュー虚偽事件といい、ヤマトのそうした対応といい、民間企業も杜撰なところがあり、これでは中国を笑えない? 「五十歩百歩」になりかねない。お恥ずかしい限り。

もっともその中国では、日刊紙「新快報」の記者が報道をめぐって弾圧を受けているとか問題になっている。時には当局の研修を記者が受けて、一定の方向の報道を強要されているとの報道もある。日本はその点は大丈夫? いやいや、「スパイ法」みたいな法律が作られているから、危ないという見方もありうるか?

だったら、こういう法案に反対している一部日本の新聞も一言でいいから、「日本を中共や北朝鮮みたいな言論の自由のない国にするな」と一面大見出しで論じてほしいもの。そこまでやってくれたら、妙に説得力を感じるかもしれないけど、そこまでの知的勇気はないのだろうか(やっていたらごめんあそばせ)。

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