古本虫がさまよう ジョージ・アキタ、楊海英、内藤陽介三氏の本を読んで、朴慶植、江沢民、ベアトリックスの「迷言」を検証しよう!
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ジョージ・アキタ、楊海英、内藤陽介三氏の本を読んで、朴慶植、江沢民、ベアトリックスの「迷言」を検証しよう!





ジョージ・アキタ氏&ブランドン・パーマーの『「日本の朝鮮統治」を検証する 1910-1945』 (草思社)を読んだ。ジョージ・アキタ氏はハワイ大学名誉教授。櫻井よしこ氏がハワイ大学で勉強をした時の先生でもあったという。1926年ハワイ生まれの日系二世。パーマーは、1970年生まれの大学准教授とのこと。

日本の朝鮮統治に関して、さまざまな見方を紹介しつつ、検証している専門書。 「『九分どおり公平』だった朝鮮統治」(18章タイトル)というのが、著者たちの結論といえようか。

本欄で、日本公使(できれば大使?)に起用すべきと提案したケビン・ドーク(ジョージタウン大学教授)が序文を寄せている(あぁ、現実には、民主党系の女性大使がやってくるのか…)。

そのほか、 著者たちは慰安婦問題にも触れている。諸外国(英仏米蘭)のアジア植民地統治体制と日本のそれとを比較検証もしている。アメリカのフィリピン統治はまだマシなところもあったが、英仏蘭のインド、ベトナム、インドネシア統治などは酷いものがあったようだ。

朝鮮人民が直面した「恐怖」は、実際には、これまでに述べた欧米の宗主国による強制労働、強制収容所あるいは人種差別政策とは比べようのないほど緩やかなものだった。第一に日本は、オランダ領東インド諸島、あるいはイギリス、フランス、ベルギー、そしてポルトガル領アフリカの植民地で等しく見られた強制労働に頼っていない。第二に、日本は、1907年から1910年までの間に起こった抗日武装運動を鎮圧するにあたって、民衆を強制収容所に収監していない。だがこれはアメリカも、ドイツも、イギリスもそれぞれの植民地で実施したことなのである。そして第三に、日本は朝鮮に経済・産業・教育等のインフラストラチチャーを構築するべく、他の植民地保有国のいずれよりもはるかに多くの努力を払っているのである。

こういった指摘に対して、「強制連行」があった云々という人もいるだろう。それは戦時中の一時的な強制徴用であって平時のものではないと反論可能ではあろう。また、欧米諸国の植民地統治のあとから出発した日本であったから、悪しき例を見て若干の統治の修正を行なう余地もあったといえるかもしれない。
しかし、中共が行なっている第二次世界大戦後の植民地統治(チベット、内モンゴル、ウィグルなど)の酷さは眼もあてられないものがある。そんな中共に靖国参拝やらであれこれ言われる筋合いはあるまい。現在進行形の現代史に於ける自らの植民地統治の実態がばれないように、眼を向けられないようにするために、過去の日本の事例を必死になって言い募るのだろう。負けないためにも、日本も歴史カード(中共の植民地統治体制批判)を使って反論していくべきだろう。

そのためにも、以前本欄で紹介済みであるが、楊海英氏の『植民地としてのモンゴル 中国の官制ナショナリズムと革命思想』 (勉誠出版)や『墓標なき草原 上下』 (岩波書店)は必読すべき文献である。

ともあれ、著者たちは朴慶植などの極端な反日的主張を展開する面々に対しては、全面否定的な態度を示しているが、リベラル系学者などの日本統治批判に関しては客観的な分析評価反論を展開している。
朴慶植氏の「迷著」である『朝鮮人強制連行の記録』 (未来社)を学問的に検証し否定した鄭大均氏の『在日・強制連行の神話』 (文春新書)も併読するといい。

草思社からは朴贊雄氏の『日本統治時代を肯定的に理解する 韓国の一知識人の回想』という本も出ていて参考になる。
そのほかにも、呉善花氏の『生活者の日本統治時代 なぜ「よき関係」のあったことを語らないのか』 (三交社)も、アキタ氏&パーマーの今回の本と併読すべきものといえる。
中川八洋氏の『歴史を偽造する韓国 韓国併合と搾取された日本』 (徳間書店)も参考になるだろう。まぁ、日本が、「搾取された」というと…言い過ぎ?

関連書として、もう一冊。

1967年生まれの内藤陽介氏の『蘭印戦跡紀行  インドネシアに「日本」を見に行く』 (彩流社)を読んだ。切手学者として、すでに切手本(『満洲切手』角川書店、『皇室切手』平凡社ほか)を多々刊行している内藤氏ならではの一冊。
今回は、インドネシアに出かけ、現地探索をしながら占領統治時代の日本的「遺跡」や切手など、さまざまな「日本」と巡り出会う過程を綴っている。

インドネシアには北方から黄色い人たちがやってきて白い人を追い払ってくれるという「予言」が昔からあったので、日本軍による大東亜戦争は、その予言通りになって喜んだという。
もちろん、オランダに代わっての日本統治がベストというわけもないだろうが、今村均将軍による占領統治は比較的善政であったといわれている。

著者(内藤氏)も、インドネシア人の「尊い犠牲を無視して『日本がインドネシアを独立させてやった』という類の議論をする人たちには僕は絶対に与しない。ただ、その一方で、日本による占領という体験が触媒となって、結果的に独立につながったということを彼らがポジティヴに語ってくれるのであれば、それはありがたく受け入れてもいいのではないかと思う」と指摘しているのには同感する次第。

そうそう、「結果として」であれ、インドやベトナムにしても、東南アジア諸国の独立に貢献したのは事実だろう。「敵の敵は味方」でもあるのだから。

オランダのベアトリックス女王ごときに不躾にゴタゴタいわれる筋合いはあるまい。あんたの本国まで攻めていったんじゃないんだから。あんたたたちがインドネシア人にやってきたことと同じこと(?)をちょっと味あわせられてしまったと思えば、因果応報とあきらめもつくのでは?

あの女王は日本に来た時、江沢民なみの暴言を吐いたものだった。「日本のオランダ人捕虜問題は、お国ではあまり知られていない歴史の一章です」とか。よく知っているよ。インドネシア人を収容するために作った施設に、捕虜になったオランダ人が入れられたとか? 何度もいうけど、因果応報もいいところだったようで?

そのくせ、この女王は、1995年に旧植民地であったインドネシアを訪問した際に「植民地支配はお互いに恵みを与えた」とスピーチしたりもしている(日本の政治家で、韓国に行ってこういうことを言う人はいない? いや、類似発言をして大臣を辞めた人もいたか?)。まともな思考力があれば、日本でそんな発言をするなら、せめて、インドネシアではかつての植民地支配をストレートに謝罪すべきであろうに…。

中国の場合は「本国」内に攻め込まれたのだから、少々というか、東南アジア諸国と違って、対日批判が強いのはまだ分かる。でも国交回復後、経済援助など償いをしている。

日本とオランダのような文明国家どうしなら、国交も回復し、戦犯処刑などということも行なわれた以上、兵士捕虜が個人レベルで反発するならともかく、国家元首レベルで、とやかくあれこれ言い募るのは間違っているというしかない。同じことは日本と韓国の関係でもいえよう。上坂冬子氏の本のタイトルではないが、日韓、日蘭、日中も、『償いは済んでいる』 (講談社)というしかない。


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