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2013'10.18 (Fri)

♪忘れられないの? あの人とあの本が…









♪忘れられないの? あの人とあの本が…









昔「従軍慰安婦」、今「セクハラ」?なのかどうかは知らないが、現在、なにかと話題(?)の朝日新聞社とは別会社・別資本にはなるけど、事実上同じところから出ている週刊朝日編集部編の『忘れられない一冊』 (朝日文庫)を読んだ(「週刊朝日」編集長は女性編集長に代わったとのこと。政府が「従軍慰安婦」に関してきちんと調査をしていない、その内容をきちんと報告していない、外部がその調査をするのをやめさせようとしていた云々と批判するなら、自社幹部に関するセクハラ疑惑に関して、もっと公明正大に調査し公表することぐらい、消費税の軽減税率を求める公益的会社なら義務としてもやるべきであろうに、自社スキャンダルには黙過するとは? 悪いのは言論弾圧した、慰安婦を管理した政府、自分たちは言論弾圧受けた犠牲者、詐話師など擁護・誤報のコラムの責任は知らん…云々といった他虐的、自尊的体質は不変?)。

それはともかくとして、この本は、著名人による「忘れられない一冊」紹介本。
おおむね、一人当たり、見開き2頁程度の分量の読書エッセイ。
岩波文庫などが無料版で、著名人による「岩波文庫と私」のような文庫サイズの小冊子を時々出しているが、それに似た感じ。

感動した!といった「忘れられない一冊」もあるが、もっとコミカルに「忘れられない一冊」を紹介している人もあって面白い。逆に3・11地震がらみの悲惨な体験(姉の死亡)からの「忘れられない一冊」もある…。
女性の物書きの人が、十代に性的シーンのある小説などを読んでコーフンしたこともあったそうな。
富士見ロマン文庫のカバー装画(金子國義氏)蒐集にあけくれた男性も(本そのものは一冊程度しか読まなかったとか)。

自分が子供のころ読み、処分した本とまた古本屋で出会い(ゴム印があって気づいた)、「忘れられない一冊」となったことも(高い値段だったので購入はせずじまい)。

読みながら、僕にとっての「忘れられない一冊」といえば…と思案。

「忘れられない一冊」といっても、まじめなジキル本系と、ふふふのハイド本系があるし、小学生のころと中学生のころと高校生のころと大学生のころと社会人になってからと…その都度というか、世代世代でも何冊かありそう?

例えば、 「大学教授」とはいかにバカかを教えてもらったのは大内兵衛の『社会主義はどういう現実か ソ連・中国旅日記』 (岩波新書)であった。あれも「忘れられない一冊」。
「女教師」へのイメージを刷新してくれたのが、トー・クーンの『女教師』 (フランス書院)。清き恋愛と反革命的精神を教えてくれたのが、ゲーテの『ヘルマンとドロテーア』 (新潮文庫ほか)。
逆境は人と愛を鍛えてくれることを学んだのが、源氏鶏太氏の『青空娘』 (春陽文庫)、看護婦とナイチンゲール的な救護・愛護精神を学んだのが、鏡龍樹氏の『美叔母は看護婦』 (フランス書院)。全体主義と自由人権との戦いの精神を教えられたのが、武藤光朗氏の『自由人権の運命』 (創元社)…。

あぁ、あの時、あの××本を読まなければ…シェイクスピアとかに出会っていればもう少し高尚な文学作品に接することができたであろうに…と思わないでもないが。
まぁ、もうこの歳になったら、それもこれもあれもすべての本が、自分の人生の糧であったと慰めるしかあるまい。
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富士見ロマン文庫と金子國義氏(2015年3月16日逝去)のこと

富士見ロマン文庫の表紙絵を書いた金子國義氏が、2015年3月16日に亡くなられました。手持ち書籍を全て処分したため、1冊も残っていないのですが、微かに記憶があります。富士見ロマン文庫を全冊所蔵されている古本虫様なら確認できるのですね。金子國義氏挿画のある「マダム・エドワルダ」ピエール・アンジェリック/[著]を利用図書館に予約しました。
青木明 | 2015年03月21日(土) 01:25 | URL | コメント編集

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