古本虫がさまよう タモリとキング、どっちがオモロイ?
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タモリとキング、どっちがオモロイ?




スティーヴン・キングの『書くことについて』 (小学館文庫)を読んだ。
丁度古女房が、キングの『11/22/63(上下)』 (文藝春秋)を読んでいるところ。やけに分厚い本で、ケネディ暗殺時代に主人公が戻ってあれやこれやのお話しらしい。二段組で500頁を越える本のようで、まだ上巻の20頁目らしい。

ケネディ時代に戻って云々といえば、スタンリー・シャピロの『J.F.ケネディを救え』 (ハヤカワ文庫)を以前読んだことがある。タイムマシンで1963年頃に戻って云々のお話しだったか…。あっちは分厚くない文庫本だった…。

ともあれ、『書くことについて』は、キングの自叙伝的な本でもあり、文章論でもある。

1947年生まれのキングの家には1958年までテレビがなかったという。また子供のときに病気で休学したりもしたが、その時にはテレビを見るのではなく本をよく読んだそうな。

「毎日テレビの馬鹿番組を見ながら過ごすようになるまえに、読むことや書くことを学んだアメリカ人作家は、そんなに多くはあるまい」「あなたがこれから作家として立ちたいと思うなら、テレビの電源コードを裸にして、釘に巻きつけ、それを壁のコンセントにさしこむのも、ひとつの手だと思う」
「テレビのことを忘れると、ほとんどのひとは読書に歓びを見いだすことができるようになる。テレビを切れば、文章の質だけでなく、人生の質もあがる」「テレビを切って、何が失われるというのか」「何度CNNで政界の裏事情に通じた白いぽっちゃり顔の解説者を見なければならないのか」「ジェリー・ファルエル、スプリンガー、ドクター・ドレー、ジャッジ・ジュディ、ジェリー・ファルエル、ドニー&マター……いい加減にしてくれ」


バイトや学校教師をしながら、雑誌社にせっせと短編小説を投稿し、採用されると、何十㌦か数百㌦の原稿料を貰って凌ぐ生活が続く。

やがて『キャリー』が大手出版社から出て、ペーパーバックの権利が40万ドルで売れて、その半分が自分のものになることを出版社からの電話で知り有頂天になる…。

だが、アル中になったり不運な交通事故で重傷を負ったり…。

そういう人生の有為転変が綴られて、作家として、書くことについてが論じられている。キングの作品は何冊か読んで、映画もいくつか見たことがあるが、さほどのファンでもない。これは日本の作家に対しても同様で、フィクションはあまり読まず、作家のこうしたノンフィクション&エッセイを少しひもとく程度。これでいいのかな。いいとも? テレビ同様、小説も面白いから、こればっかり読んでいるとノンフィクション作品を読む量が減るから?

「いいとも」といえば、『笑っていいとも』という長寿番組がフジテレビで正午から午後1時まで平日(月-金)放送されている。その司会者でもある「タモリ」を中心にお笑い芸人のビートたけしや明石家さんまについて比較考察したのが、樋口毅宏氏の『タモリ論』 (新潮新書)だ。

樋口氏は1971年生まれ。小説『民宿雪国』  (祥伝社)などは面白く、以前も紹介したが、やはり小説に関しては積んどくしたりしている次第。

こちらはタモリの番組をよく見ていた体験からのノンフィクションエッセイによるタモリ論。

『笑っていいとも』も正午の番組だし、1982年から始まったとのこと。その時にはすでに社会人になるころだから、あまり見た記憶がない。さっきのキングの警告ではないが…。

とはいえ、学生時代は、なぜか「奥様は魔女」「桃太郎侍」とかいろいろと見ていたかな?

ともあれ、今や長老といえるタモリやビートたけしやさんまなどのテレビ論、人間関係論などが展開されており、面白く一読した次第。

某放送局の尼さん、いや海女さん物語の番組も見ていないし、倍返し云々が話題となった某銀行舞台の反銀行ドラマ『半沢直樹』もついに見ることはなかった。銀行ドラマは家人(子供)が見ていて、「銀行なんかに就職するのはバカの骨頂だ」「銀行から金を借りるぐらいなら女房を質に入れろ」と日頃僕が言っている理由がよくわかったと珍しく納得していたが…。さて?


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