古本虫がさまよう 「とりあえず土浦」から始まった最後の古本屋セブンディズツアーは、野呂邦暢氏の『水瓶座の少女』と共にスタート
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「とりあえず土浦」から始まった最後の古本屋セブンディズツアーは、野呂邦暢氏の『水瓶座の少女』と共にスタート







「北海道&東日本パス」(7日連続使用で一万円ポッキリ)も先週の3連休前後に使用したものの、台風上陸ということもあり、予定していた「とりあえず土浦」や「とりあえず黒磯」に行けず、15000円ぐらいの利用に留まった(片道仙台利用がなかったら赤字になったかも?)。

どうも燃焼不足? そこで、この週末も3連休なので、思い切って再び「今夏」最後の「北海道&東日本」パスということで購入(9・24まで販売中)。

9・21(土曜日)から使うことに(正確に古本屋ツアーで使うのは正味土・日・月の三日間。あとは女房が実家に…)。

とはいえ、金曜日「朝」は地震警戒速報で早起きしすぎて、ちょっと疲れ気味で昨日(土曜日)朝は普通に起床してしまい、遠出はままならず。「とりあえず土浦」にしようかと思いつつ、まずは神保町&五反田の古本市を走破。

五反田や神保町では、大島博光氏の『レジスタンスと詩人たち』 (白石書店)や野田昌宏氏の『レモン月夜の宇宙船』『SF英雄群像 スペース・オペラへの招待』 (ハヤカワ文庫)、日高純氏の『日本の中の異境 秘史日本原水協』 (彩光社)、片寄俊秀氏の『ブワナ・トシの歌』 (朝日新聞社)、奥野健男氏の『戦後文学の青春』 (第三文明社)、松尾邦之助氏の『近代個人主義とは何か 現代のソクラテス哲人アン・リネルの個人主義』 (黒色戦線社)、浅尾忠男氏の『詩人と権力 戦後民主主義詩論争史』 (新日本新書)、高橋てつ史の『インテリゲンチャの性体験報告 人生記』 (林書店)、小田切秀雄氏の『文学と政治』 (東方社)などを購入。

この前、野田昌宏氏の『キャベツ畑でつかまえて 実録・日本テレワーク物語』 (ハヤカワ文庫)を購入したばかり。 『レモン月夜の宇宙船』『SF英雄群像 スペース・オペラへの招待』 はジャケ買いというかカバー買いというか、文庫カバーが可愛い?

日高純氏の『日本の中の異境 秘史日本原水協』 (彩光社)は、ソ連の核実験に抗議するかしないかでイデオロギー的反核運動の「正体」が暴露された内幕を関係者である著者が「内部告発」した本のようである。こんな本があるとは知らなかった。貴重な「証言」本と言えそうだ。

高田馬場に所要があり、ついでにブックオフも覗く。ちょっと煩い音楽が。普通のブックオフよりマシとはいえ。買いたい本はなし。

高田馬場→上野から土浦へ。

つちうら古書倶楽部の品揃えというか、空間利用に関しては、何度か本欄で疑義を提示したが、まぁ、久しぶりに寄った次第。やはり奥のコーナーは「がらん堂」。鏡などがあって、何となく広く見えるけど、奥がこれではさほどの広さとはいえまい。ステファン・ニジンスキーの『国際労働組合運動に生きて ニジンスキー回想録』 (日本評論社)を購入。525円。

土浦にもう一軒ある「古本屋」に寄るものの、欲しい本はなし。

土浦は駅から少し離れた土浦第二高校の近くというか手前にちょっとした古本屋が以前は二軒はあって一見の価値があったのだが、今はもうないようだ。

つちうら古書倶楽部がフル回転というか、全スペースに古本がぎっしり詰まっていれば、それだけでも寄る価値があるだろうが、今のように奥が「古本市」開催の時は本を置くけど、それ以外の時は単なる「がらん堂」では…。

ただ、前回寄った時は店内に煩いラジオ番組を流していたけど、今回は歌詞のないメロディだけを流していた。「無音」がベストとはいえ、まだ、マシにはなっていた。その点、歌詞のある音楽を垂れ流している高田馬場のブックオフよりは改善はされているけど、流さないのがベター。

好みでもなんでもないメロディを聞かされるのも、やはり苦痛。歌詞がないぶん、少しはマシであるが、所詮は五十歩百歩でしかない。ノーモアBGM、ノーモアミュージック!?

このあと、佐貫の古書モールを久しぶりに覗こうかと思ったが、まぁいいかと。我孫子で下りてホームにある弥生軒で唐揚げ蕎麦(唐揚げ一個360円)。たまたまちょっと空いててよかった。唐揚げ3個入りを食べている人もいたが…。いくらなんでも3個は…? 凄い?

車中では、野呂邦暢氏の『水瓶座の少女』 (集英社文庫・コバルトシリーズ)を読んだ。いわゆるコバルト文庫系の本。昭和54年の刊行。

カバー袖にある内容紹介は以下の通り。

「おまえがなんといって止めても、俺の布由子に対する気持は変わらない」孝志はそういい残して親友の和太留と分かれた。だが布由子は自殺未遂を起こした。なぜ布由子が死のうとしたのか、孝志は思いをはせた。そして影山先生は、布由子のため北高のために、覚醒剤を売っているというスナック”アラビア”を探ってほしい、といいだした。一方、布由子から孝志に夕食の招待がきた……。

高校生の男女が主人公の恋愛小説。ハムレットや刑事コロンボやキャパやスペイン内戦の話や某詩人やらいろいろと出てくる。ううむ、集英社コバルト文庫にしては「自殺」のオンパレードで、「重い」小説?

麻薬や風紀問題やらいろいろと盛り沢山の内容だった。昭和54年の刊行だから当時僕は二十歳。こんな本には気づかなかった。集英社コバルト系文庫は、高校生の頃、少しは読んだが、富島健夫あたり。二十歳では、コバルト文庫の野呂までは目が届かなかった。古本屋では、この本、一万円ぐらいしているとか。ううむ、一万円出してまで読む価値があるのかどうか…。微妙。

でも、50過ぎた中年男が読むと、ちょっと青春時代を回顧しつつ読む感じで懐かしくはある。

『関口良雄さんを憶う』 (尾崎一雄氏編集・夏葉社復刻)や関口良雄氏の『昔日の客』 (夏葉社)以来、時々、こうして野呂氏の小説を読むことが増えてきたこの頃。

さて今日(日曜日)は…。某所に遠出するぞ?

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