古本虫がさまよう マルチ商法と同様の(?)500ミリリットル缶ビール310円-殿様商法・殿様価格にひっかかることなく、そして涙なくして読めない百田尚樹氏の『永遠の0』と共に、名古屋→磐田古本屋ツアーで青春18切符を使いまくる
2017 08 / 07 last month≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09 next month






マルチ商法と同様の(?)500ミリリットル缶ビール310円-殿様商法・殿様価格にひっかかることなく、そして涙なくして読めない百田尚樹氏の『永遠の0』と共に、名古屋→磐田古本屋ツアーで青春18切符を使いまくる






さあ、いよいよ、青春18切符の夏も、9月10日で終わる。日本全国を襲った猛暑はまだまだ続いている。台風も接近。
名古屋古書会館での古本市が、8月30日~9月1日に開催される。「北海道&東日本パス」では、たしか(たぶん?)熱海か沼津周辺より西のほうには行けないかと。青春18切符を使うしかない。ということで台風も接近しているからということで(?)休みをとって、8月30日夜明け前(?)に名古屋向けて出発。
去年だったか、青春18切符にて、名古屋を超えて犬山まで出かけて(犬山などには私鉄利用)、 『痕跡本のすすめ』 (太田出版)の著者古沢和宏氏が経営している古本屋『五っ葉文庫』を覗いてから、鶴舞に戻り、その周辺の古本屋を走破したものだった。

そのときも、今回も、万が一、人身事故などで予定通り(正午頃までに)名古屋・鶴舞まで行けなくなったときのために、手前の浜松か磐田か静岡の古本屋を廻る予定も入れていた。

しかし、電車は順調に遅れることなく進む。好天。沼津までの東海道線が、ケチって15両編成ではなく10両編成のために、戸塚→国府津の間が「起立」状態。やれやれ。車内蛍光灯も相変わらず省いている。

沼津からはJR東海になるのか、車内蛍光灯は全部点灯している。結構なこと。

何度か乗り換えつつ、無事鶴舞に。正午ちょいすぎには名古屋古書会館に到着。ここに来るのは十数年ぶりのはず。前はたしか土曜日所要があって新幹線で出かけ名古屋駅前で人と懇談したあと、鶴舞に移動して、夕方頃まで古書会館の古本市&鶴舞周辺の古本屋を見て新幹線で帰宅したかと。
今回は行きも帰りもローカル線(一部快速電車があるとはいえ)。片道正味6時間は電車に乗っている。それ故に名古屋(鶴舞)滞在時間は3~4時間が限度。

ともあれ、古書会館。一階はオール100円。「太陽」など横組のモノもあったりした。文庫新書は3冊100円の太っ腹。一冊33円相当。高木東六氏の名著『とうろくらぷそでぃ』 (中公文庫)があったが、さすがに購入せず。もしかしたら『魚が腐る時』 (サンケイ文庫)があるかもと思ったが、これまたさすがに遭遇せず。

二階の会場ではそこそこの古本も。規模としては五反田古書会館よりちょっと狭いか。以前来たときはもっと広かったかのように記憶しているが…。

ただ、残念なのは、二階、会場は禁煙のようだが、入口脇に「公開喫煙所」がある。「天井」があるので「青空」でもない。たまたまた吸っている人が最初はいなかったが、レジをすませて出るときにはオッサンが一人吸っている。臭い! 鼻障り!
レジのおじさんにこんなところに喫煙所を作るなんて時代遅れですよと一言抗議するけど、せせら笑うような感じ。これじゃ、どうしようもない。名古屋古書会館サンもちょっと問題ですね。

あと、NHKラジオだろうか、室内にそれを流している。ニュース天気予想を聞かされるぐらいなら、散髪屋みたいなものだけど、やはり音楽を流すときがあると、それが煩い。目障り、耳障り、鼻障りの名古屋古書会館であったのは残念至極。本を物色し面白いかなと思案するときには、聞きたくもない音楽を強制的に聞かせるような野蛮なことはなるべくしないほうがいいのに、そういうことが古本屋をやっていて理解できないのが、不可思議というしかない。余計なサービスは全く不要。「静かな環境」を維持整備してくれればいいのになぁ。

『太陽・大地震安政の大地震と関東大震災特集』 (1977年2月号)、五木寛之氏の『金沢望郷歌』 (文春文庫)、色川武大氏の『花のさかりは地下道で』 (文春文庫)、和辻哲郎氏の『イタリア古寺巡礼』 (角川文庫),池澤伸介氏の『文豪のおごり』 (大陸書房)、浅田二三男氏の『百姓われ 山村庶民誌』 (白川書院)、中嶋昌一郎氏(渡辺義彦氏編)の『浪花の板前国賊噺』 (径書房)を購入。

それから鶴舞駅に戻り上前津駅あたりまでに点在する十軒の古本屋をテクテクと歩いて廻る。途中、少し小雨がぱらついたがすぐに止んだ。去年寄ったときには臨時休業だった三進堂書店も開いていた。仏教書などが多い。ここでは買いたい本はなかった。

鶴舞駅に近いほうから、①「山星書店」(硬派一色。ジキル的古本屋)→②「大学堂書店」(理系の硬い本中心の店と、隣りの二階はフフフのエロスもの多し。ジキルとハイド的古本屋。ここでは末廣圭氏の『眩暈』ケイブンシャ文庫を購入。)→③「ネットワーク」(入ったところは、ジャズCDや真面目そうな文庫多し。しかし、ちょっと右寄りのコーナーに入ると、フフフのエロスものばかり?。ここもジキルとハイド的古本屋。ここではウィスキー雑誌「ザ・ウイスキー・ワールド」(20号)を一冊購入)→④「千代田書店」(ちょっと狭い。エロスものありだが)→⑤「三進堂書店」(前出)→⑥「飯島書店」(真面目本だらけ。歯が立たず)→⑦「つたや書店」(一般書&エロス本多し?)→⑧⑨「海星堂・北店・南店」(エロス本・戦史・映画関連多し。ここでは井元正章氏の『碧空を往く 一海軍飛行下士官の戦中日誌』 (自費出版)を購入)→⑩三松堂書店(戦史など)。

ちょうど10軒の古本屋を散策した次第。時間はすでに午後3時。遅くとも午後4時すぎに鶴舞を出て帰宅する予定。一時間早いが、もういいか、と鶴舞駅から帰宅の途へ。

しかし、車中、ふと磐田に古本屋が二軒あるなと。古本屋ツアーインジャパンさんの記事でも「武蔵野書店」「山田書房」という古本屋が二軒あるとのこと。その記事もちゃんと持参している。一時間早く鶴舞を出たので、磐田で一時間ぐらいぶらつくことは可能。時刻表のコピーを見ながら点検。そういえば、この前家人が、磐田に一泊して、磐田と名古屋のサッカーの試合を見に行ったっけ? よし、僕もサッカーにはさほど関心はないが、磐田で下車してみるかと。

午後5時すぎに磐田下車。もちろん初めての地。
北口をテクテクと歩く。道端には選手の「足型」が嵌め込まれている。「武蔵野書店」は歩いて十数分。陶器などの類も販売している。結構新しい戦史本などもある。しかも安い。

往復の車中では、百田尚樹氏の『永遠の0』 (講談社文庫)を一気呵成に読了。感動のあまり車中にもかかわらず涙が出てきて仕方なかった。

その読後感は改めて記すことにするが、 「ウイル」(10月号)で、百田氏と安倍首相とがこの本をめぐって対談しているのも拝読した。本書でも登場するどっかのバカ新聞記者をモデルにしたかのような一知半解記者がもっともらしい正義論を振りかざすのも叩かれていて心地よい?

百田氏のこの本は、要は戦前の空想的軍国主義者のバカ戦後の空想的平和主義者のアホとを双方叩いた傑作エンタメといえよう。

この本の何処が「右傾エンタメ」であろうか。極めて反軍的ではないか。

空想的軍国主義と空想的平和主義双方を批判した、この前亡くなった猪木正道氏はこの百田氏の本を読んだであろうか? もし読んでいたら絶賛したのではないか? 百田氏もまた、空想的軍国主義と空想的平和主義、双方を批判しているのだから。

ということもあって、武蔵野書店で、百田氏の本でも登場する撃墜王の西澤の評伝があったので購入することにした。武田信行氏の『最強撃墜王 零戦トップエース西澤廣義の生涯』 (光人社)。本体価格2500円が500円。ほかにテリー・クラウディの『スパイの歴史』 (東洋書林)が、本体価格3800円が1000円ということもあり購入。

この手の本、普通は定価の半分、いや6割ぐらいの売価になるもの。そうした高め設定の相場の半額。この安さなら買うしかない?

あと駅に戻り、駅チカの「山田書房」へ。ここも戦史本が多い(あと、フフフのエロス本も…)。鈴木卓四郎氏の『憲兵下士官』 (新人物往来社)を購入。慰安婦に関する記述があるのが目に止まったので購入した次第。
磐田も、一期一会かな? 今度浜松の古本屋に寄ることがあったら、また立ち寄るかも? 名古屋古書会館は、喫煙野放しがガンだが…、とはいえ、名古屋古書会館でまた古本市がある時は寄るかもしれない?

ともあれ、さすがにもう「定刻」。『永遠の0』で、ラバウルからガダルカナルまで零戦がはるばる遠征し、実際の戦闘時間があまりないことを嘆いているシーンがあったが、我も青春18キップを使う者だから、「現地」での古本屋散策タイムは限定される。今回も名古屋鶴舞3時間、磐田1時間、往復電車13時間? これでは「戦果」「成果」が出せない? いやいや、特急料金節約、乗車料金節約してこそ、古本代も稼げるのだから…。

6時すぎの電車に乗って、一路帰宅へ。

沼津で下車して、グリーン券を購入。

あと、缶ビールを買おうと思ったら、500ミリリットルが310円もする売店がある。駅改札近く。ニューディズではない。JR東海の管轄とはいえ、やはり殿様価格。

車内蛍光灯を間引いていない東海管轄だから、購入してやろうかと思ったが…。

JR東海は東日本に比べて経営者も組合も「健全」だと思うが、「禁煙」対策は東日本より遅れ気味。JR東海管轄の新幹線品川駅ホームも最近になってやっと「青空喫煙所」が閉鎖され「禁煙」(喫煙ルーム設置による分煙)になったばかり。

そんなJR東海だから、やはり東海といえども、あまり殿様商法に妥協しないほうがいいのかも。マルチ商法に騙されないのと同様に、殿様商法、殿様価格に迎合するのは消費者として賢明ではない。

ふと見たら、おお、駅のすぐ近くにローソンの看板が見えるではないか。沼津始発電車の発車時刻までまだまだ時間はある。

なんと、そこに行けば、500ミリリットル缶ビールは284円で買えるではないか。

JR東海管轄コンビニでは公定価格、メーカー希望小売価格、殿様価格310円。それより20円以上安い。開いててよかったローソンである。

さらに、ビーナッツも買って、沼津発のグリーン車へ。豊橋駅で買っていた駅弁と共に飲食す(しかし、「毎月0のつく日は駅弁の日。」という地域限定の850円の駅弁を買ったのだが、駅弁容器がコンビニ弁当みたいな造り(プラスティック?)。これでは駅弁とは思えない。崎陽軒のシウマイ弁当ではないが、やはり容器はあんな感じでないと駅弁とは言えまい。味はまあまあであった。これも百田氏の本にちなんで購入した駅弁(0のつく駅弁だからということで)。

ともあれ、すでに日没。駅弁食べたあとは、空いているグリーン車でウトウト。

都内から名古屋までの普通乗車賃は片道6000円ちょっと。往復で12000円を超える。青春18切符(5日分で11500円)の元は取った(すでに一回使用しており、その時は5000円相当分乗車ずみ)。二回で、17000円相当分利用したことになる。あと残り3回分たが、未使用でも大丈夫?

名古屋鶴舞をトボトボと歩き、何の因果かジュピロ磐田の北口周辺を散策しての古本屋名古屋&磐田ツアー。楽しく有意義であった。この楽しみを思えば、ゴルフなどは別世界のお話しともいえようか。歩行計は15000歩であった。
車中読んだ本にも感銘を受けたし、収穫もまあまあだし…。
スポンサーサイト
 | 古本屋  | TB(0)  | CM(0) | Page Top↑
Secret




TrackBack URL
→http://kesutora.blog103.fc2.com/tb.php/1254-f236ddc3

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

カテゴリ