古本虫がさまよう 「ダブルヘッダー」と「三本立て」と「美人三姉妹」と「鉄火娼婦」は消えた?
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「ダブルヘッダー」と「三本立て」と「美人三姉妹」と「鉄火娼婦」は消えた?









先述した、徐々に消えつつある「デパふる」(デパートの古本市)はともかくとして、日本のプロ野球のダブルヘッダーはほぼ完全に消滅したようだ。子供の頃はよく、週末だったか、ダブルヘッダー(二試合)があった。

見に行ったことはなかったが、同一カードのダブルヘッダーなら、 二試合続けて同じ料金で見られてお得だったのでは? アメリカではまだダブルヘッダーはあるようだ。4000本安打まだあと数本に迫っていたイチローも昨日はダブルヘッダーだった。一試合目でヒットを二本打ち、あと一本になったのに、二試合目は「休養」? 最後にピンチランナーとして出て、盗塁して、ホームを踏んだりしていたが…。

映画も封切りでも田舎なら二本立てが普通だったが、最近は、一本だけというのがほとんど。日活ロマンポルノなら三本立て(一本はピンク映画?)が普通だった。もっとも日活ロマンポルノは一本一時間程度で、三本でも3時間ちょっとぐらい?

映画もそうだが、同じ料金で得られるものが増えれば増えるほど楽しいもの。古本屋でもよく一冊でも500円。三冊まで500円なんていうコーナーがある(一冊100円。3冊まで200円とかも)。

そういう時、まずはお目当ての一冊目をゲットしても、もう少し買えば、よりお得か?という「ついで買い」を助長されるために、なんかと、ベターな本を選択して「まとめ買い」をすることもある。
こういう時も、一冊より二冊、二冊より三冊のほうが…とお得感がある。

同様に(?)、異性とのおつきあいにしても、「一人」だけを大事にしつつも、やはりタイプの異なる「もう一人」「さらにもう一人」と選ぶことが可能だったら、やはりお得感が増すものだ。「一人」より「二人」、「二人」より「三人」…と。人間の欲望は無限である?

そういう極楽メルヘンの世界を描いているのが、庵及音人氏の『熟れごろ三姉妹』 (フランス書院文庫)と佐藤悠希氏の『美人三姉妹 ひと夏の誘惑』 (マドンナメイト文庫)である。少子化時代に子供3人は例外? しかも美人三姉妹ともなると…?

前作は、両親を事故で失ったかわいそうな17歳の高校生が主人公。

それを不憫に思って、彼が保育園にいた時の保母さん(37歳の未亡人)が心配してくれて同居させて面倒を見ようかと。未亡人だし…と? 彼の母親とも交友があったから。

だが、結果としては彼女の妹である、まだ子供のいない女性(30歳)が高校を卒業するまで同居させることに。彼女も、彼が小学生の時の家庭教師をやっていた縁があったとのこと(さすがに、当時は小学生だったので、よくAVの「カテキョ」にあるようなことはなかった?)。さらに二人の間にももう一人の姉妹(34歳)がいるという設定。

そして…というお話し。少年は一番年上の未亡人に童貞を捧げたいと思っているが、もちろん…。出足は「葛藤」もあり、まずまずなのだが、後半、「大願成就」以降は、この手の小説によくあるワンパターンとなり(それはそれでいいとも思うが)、葛藤の度合いが急減してしまう。

後作は、これまた三姉妹を相手にする童貞の高校二年生が主人公。
夏休みに祖母の実家に行ったところ、彼女が倒れて入院。その間、近くの民宿に「下宿」してバイトをすることに。そこには美人三姉妹がいて、長女(23歳)以下、大学生、中学三年生が…。

『熟れごろ三姉妹』に比べると、10歳前後年下の女性という設定になるが、17歳の高校生からすれば、中学三年生は別にして、20代も30代も、まぁ「五十歩百歩」というか「二十歩三十歩」の熟女で大差あるまい。
さほどの葛藤はなく、明るく(?)、なるようになっていく青春メルヘン物語?

このような公共図書館では置いていない(?)借りられない(?)本は、やはり自腹購入しかない。

ともあれ、エロス文庫も、差別することなく(?)図書館も購入すればいい? リクエストしている人もいるだろうか? いまはいちいち窓口で書類に書かなくても、パソコンでリクエスト書籍を要望できるようだから、恥ずかしがらずに頼める? でもやはりこういう本は私費購入が原則か?  


以前、本欄でも紹介したが、某市議が、この手の本を「公費」で購入したにもかかわらず、もっともらしい名目にして処理。しかし、最近の本屋の領収書は、ISBN番号を明記しているので、新聞記者が調べたら、単なるエロ本と判明した…という事件があった。これはいささか問題! もっとも性体験の低齢化、学校内での教師と少年(教師と少女)の性の乱れなどの調査資料のため…というなら成り立つ? いやいや。
その時の報道&寸評は以下の通り(一部再録的要約)

旧聞だが、昨年(2010年)7月福岡県議会のベテラン議員二人が政務調査費で 『炭鉱と強制連行』 などといった本を購入していたとして届け出ていたところ、実はエロ本(竹書房の『素人手記ひとつ屋根の下 禁断の記憶』、フランス書院文庫の『六人の女新入社員 特別指導』)だったということが発覚する事件があった。夕刊フジ(2010・7・8)などで報道されたからご記憶の方も。

最近は領収書代わりのレシートに書籍番号が印字されることが多く、読売記者がそれを調べたために嘘がばれたのだ。事務所・議員側は勘違いだったとか言い繕ってもいるようだが、国会図書館で先の本(『炭鉱と強制連行』)を検索してもひっかからない。それも嘘だったのか? 政務ならぬ性夢調査もほどほどにすべきだろう。

また少なくとも県議として強制連行に関心があるならば玉井紀子氏の『日の丸を腰に巻いて 鉄火娼婦・高梨タカ一代記』 (徳間書店)ぐらいを資料請求してほしいものだ。この本は、南洋の日本統治下の島々(ペリリュー島など)で酌婦として、また南京では慰安婦として渡り歩いた高梨氏(明治37年生まれ)の評伝(聞き語り)である。慰安婦の当時の状況を垣間見る上でも貴重な資料と言える(どこまで正確で本当かはまた別の問題となるかもしれないが)。

「彼女たちは方々から集められていた。お嬢さんのようにきれいな朝鮮人の女性もいたし、だまされて内地から連れてこられた女性もいた」「イイ商売だと感づいて、最後は居直って娼売を始めたのもたくさんいた」「食糧も確保され、四分六で、六の方が女たちの取り分であった」

こういう人は不遇であったし不運であるといえようし同情すべき対象といえようが、いわゆる「性奴隷」云々であったというのは誇張しすぎる暴論ではないか。

それにしてもこういう県議がいるせいか、女教師や看護婦やスチュワーデスや義母や叔母や兄嫁や女医や未亡人や隣人妻や女秘書などを主要テーマとしてきたフランス書院文庫にも、最近になって『美人市議二十八歳 狙われ騙され犯されて』といった本も登場するようになってしまった? 政界が性界の分野に入ってきたのだ。

香港暴動などがあった時、外務省に出向して領事をしていた佐々淳行氏の『香港領事 佐々淳行』 (文春文庫)を読むと、香港に「視察」にやってきた政治家の接待をすると、夜の女の世話を要求する手合いが多く、中には「5P」をこなした猛者もいたそうな。香港ドルが足りなくて佐々氏に借りたりする一幕もあったとか(さすがに自腹でやったらしい)。
その頃の香港ならまだしも、大陸などでそんなことしたら、美人局やら盗撮やら何があってもおかしくはないだろう?
それにしても「5P」を一応自腹でする政治家と、趣味のエロ本を公費で落とす政治家とどっちが「立派」だろうか? やれやれ?
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