古本虫がさまよう 高円寺は「都丸」か「古書会館」か「Amleteron」でもつか?
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高円寺は「都丸」か「古書会館」か「Amleteron」でもつか?


今年の梅雨は、首都圏は雨少なめであろうか。本日(土曜日)も晴れ。古本屋・古本市行脚には大いに助かる。

まずは神保町界隈へ。古書会館は久しぶりの「空振り三振 ノーヒットノーラン」ならぬ買いたい本はゼロ。某古本屋の軒先で、阿川秀雄氏の『私の電波史 戦後の電波界うらおもて 上下』 (善本社)を購入。

そのまま、高円寺へ移動。都丸書店を覗くが、買いたいものはなし。

古書会館はなかなかエロス本も充実していて見応えがあった(たまたま、敷地内でタバコ吸う人もいなくて快適。中でもラジオもついておらず尚快適。しかし向かう途中の電柱からは相変わらず煩い音楽が流れていた。アホというしかない!)。

ここでも阿川秀雄氏の『続私の電波史 あの日その時』 (電波タイムス社)を見つけまずはゲット。
そのほか、小林杜人氏の『「転向期」のひとびと 治安維持法下の活動家群像』 (新時代社)、富岡隆氏の『資本家の思想攻撃 その撃退法』 (新興出版)、松本文男氏の『美濃部知事の素顔』 (東洋政経調査会)、フレデリック・ダグラスの『わが生涯と時代』 (真砂書房)、菊盛英夫氏の『昭和交情記 はぐれ学者の履歴書』 (河出書房新社)、清原麻子氏の『愛のむくい』 (至誠社)、布施功氏の『シベリア逃亡の記録』 (国鉄労組全国施設協会)、、奈良本辰也氏の『歴史家への道 昭和史と共に歩んだ青春』 (旺文社文庫)、ザークル他の『ソヴエトにおける科学の死』 (北隆館)などを購入。

最後の本は昭和27年の訳出。ルイセンコ学説など荒唐無稽の非科学的な「発見」をソ連が喧伝していたことへの反論の書。当時はソ連礼賛書が多く、ルイセンコももてはやされていたものだった。今日、そうしたソ連礼賛書とこの本とを読み比べたらどっちに軍配をあげるべきかは言うまでもあるまい。

そういえば、北朝鮮はアメリカが仕掛けた戦争だとマジに主張していた、この前紹介した社会党の国会議員だった高沢寅男氏には『現代日本の政治』 (ありえす書房)という本もある。昭和51年の刊行。

当時の日本などがインフレなどで悩んでいるというのに「世界の社会主義国の姿はどうかといえば、インフレに苦しめられている社会主義の国はひとつもない。また逆に、不景気、不況、あるいは失業で苦しんでいる社会主義の国も一つもない。そういう意味においては、世界の今日の経済情勢の中で、資本主義と社会主義制度の優劣をみれば、インフレの面においても、あるいはデフレ、不況の面においても、、資本社義がその宿命的な欠陥をまぬがれることができないのに対して、社会主義国は、あるいは社会主義の陣営は、そういう苦しみを問題にせずに順調な経済発展を遂げているといえる。この意味において資本主義と社会主義の優劣が、今日ほどはっきりと世界の人類の目に示されている時はないといえる」と記している。

「ベルリンの壁」崩壊やソ連崩壊を見届けて死亡したとはいえ、虚しい人生? こんな人でも、失うものがあれども何か得るものがあったことであろうか?

高沢氏の末裔たちが、いまも貧困先進国や格差大国の最たるものである北朝鮮や中国は無視して、アメリカこそが格差大国、貧困大国だと囃し立てているようだ。昔も今もリベラル左派はどうしようもない?

ともあれ、古書会館を出て近くの周辺の古本屋を廻ろうとしたら、中央書籍の近くに「Amleteron」という店を発見。古本もあるような店。古本屋ツアーインジャパンさんがこの前以下のように紹介していた。

古本を並べた『読書と手紙』のお店がオープンしたことを知る。女子度高めで、男性にとっては入り難いらしいのだが、古本が並んでいるのなら、どんな難関でも突破せねばなるまい。悲愴な決意を胸に、『早稲田通り』を自転車で走り高円寺へ向かう。駅北口東寄りの『あづま通り』。ロータリー右上から東に抜けて、通りを50mも北上すると、左手に緑の多いお洒落な建物地帯が現れる。四軒並ぶ右端の白いお店が、本の形をした小さな看板を出していた…読みは“アムレテロン”で良いのだろうか…?お客さんは誰もいないようなので、自転車を停め電光石火の勢いでデッキに足を掛け、店内へ。小さく白く、アメリカの素朴な農家的空間。真ん中と入口右横にテーブルが置かれ、右壁にラック、左壁に棚が設置されている。奥に帳場があり、大人の松嶋尚美風女性が戸惑いながら「いらっしゃいませ」…驚かせてすみません。右壁には意匠様々な封筒便せん類、入口右横にはショップカードやチラシ、真ん中のテーブルには陶器小物、左壁や棚下平台にはブックカバーなど本関連のグッズやリトルプレス、そして古本が飾られている。二段分で七十冊前後、広瀬正・SF・詩・ポップカルチャー・稲垣足穂・四方田犬彦・ヒップホップミュージシャン本・シュルレアリスム・パリなど。値段はどれもしっかり目である。左には文字が書かれたもの、右には文字がかかれるべきもの。この空間には、文字の力がひっそりと隠れているようだ。読むのも書くのも自分次第。河出書房新社「星 アラベスク/野尻抱影」を購入し、当然の如く読む方を選択する。『あづま通り』に新たに古本を扱うお店が誕生!とても喜ばしいことである。



松嶋尚美風女性か…。といわれても、顔が浮かばず。帰宅してネットで調べて顔写真を拝見して、なるほどとも?

田中小実昌氏の本などもあったが、そんなに高くはない。本以外にも鳥関連のグッズが売っている。そこで、鳥好きの家人のために「バーズカード」(2000円)を購入した。セキセイインコが四羽。可愛いから。

聞くと、 店名(アムレテロン)の由来は、エスペラント語で「ラブレター」という意味だそうな。

この店の隣の隣で「トリ トリドリ」の展示販売会もやっていたのでそこも覗いた。

犬やネコよりもこういう可愛い鳥グッズの店が増えるといいのだが…。
電柱から流れる「騒音」もせめて地下鉄のホームのように鳥の鳴き声程度にしてくれればまだ我慢できるのだが…。

ともあれ、黒磯の白線文庫(こちらの女店主は沢口靖子風女性といえようか)といい、女店主の古本屋風の店が増えてきているこのごろであろうか。

そういえば、6・30日は白線文庫のほうではちょっとしたフェアが開催されるとか。ううむ。でも青春18切符もまだなく、北海道&東日本パスも7・1以降から。行けないか…(この項続く)。
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