古本虫がさまよう 「北朝鮮の罠」と『プロメテウスの罠』
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朝日新聞出版から『プロメテウスの罠』という本がシリーズで出ている。①②③④と4冊か。新聞に連載している原発に関する連載を適宜まとめて出版しているようだ。
パラパラとめくったりしているものの、ほぼ積んどく中である。別に朝日の本だからということで毛嫌いしているわけではなく、たまたまである。
本欄でも「カテゴリ」を見ていただければ、「原発」はかなりの数になっている(「古本屋」「エロス」より少ないが?)。「環境」とも絡んでいる。
ただ世の中本は多く、一日一冊程度の読書量では、追いつかない。

また以前、朝日新聞は定期購読をしていたが、数年前だったか、あまりの紙面の酷さ故に(単細胞的な論説主幹の独りよがりのエッセイに啞然呆然となって定期購読を停止してしまった。

それはともかくとして、5・26から新聞紙上で『プロメテウスの罠』の中の連載として「テロは大丈夫か」というのが始まった。

記事によると、朝日記者が大洗港からボートに乗って原発近くまで行ったという。一隻の巡視船が監視はしているが、「もし私が自爆覚悟のテロリストだったら」「原発まで5キロ余り。この船は25ノット出る。エンジン全開で突進すれば、10分足らずで建屋の前に到達する。原発の高さは海から約10メートル。護岸には柵もない。津波で崩れた消並ブロックは修復されており、よじ登る際の足場になる。4基の燃料プールには、今も使用済み核燃料の集合体が2700体あまり入っている」「東電は核燃料の取り出しを計画中だ。しかし、その作業には10年はかかる。危険な状態が10年は続く」。

原発テロの狙い所としては、「原子炉本体を破壊しなくても、電源と冷却水の供給を絶てばそれで十分だ」ということを世界中に知らしめたと指摘している。

そして記事は、原子力安全・保安院の関係者がアメリカの原子力規制委員会でアメリカのテロ対策についてブリーフィングを受けたことを記していく…。あの9・11以降ということもあって、航空機により自爆テロが原発に対して行なわれたら、大火災が発生し電源が喪失したら…といった内容だったとのこと。だが、そうした危機を真摯にとらえられなかった…。


朝日の連載と時同じくして、産経新聞(5・29)朝刊一面にも「北(朝鮮)、対日原発テロ計画」「韓国侵攻前『戦意そぐ』元軍幹部証言」という記事が出ている。
それによると、日韓双方の原発を攻撃し、被害を与えることによって、厭戦ムードを広げ戦意を殺ぐ政治的効果を狙っての計画があったという。

自民党政権になって、やっと原発警備に自衛隊も使うという話が出ているが、こんなのは3・11以降すぐにやるべきことだろう。3・11以降はテロによる原発「事故」も想定内としなくてはいけない。
先の朝日の記者の「もし私が自爆覚悟のテロリストだったら」という指摘は重要である。

その観点からも、脱原発を推進することはあってもいいのではないか。少なくとも脱原発の理由の一つになる(ちゃんとしたテロ対策をするなら、原発推進の理由にもなるかもしれないが…)。

従って、脱原発を声高に推進する人々も、原発テロに対する備えが全くないではないか、警察だけじゃ無理だ。自衛隊をなぜ使わない、使わないなら原発推進はダメだ、といった理由も追記すべきであろう(しかし、北朝鮮に少なからぬ「愛」を感じ拉致問題をあまり咎めたくない、そして自衛隊は違憲だと思っている人々はこの点を無視しがちである。だが、そうした偏りはあらゆる危険性を想定すべきなのに、想定しなかった原発関係者と同じ愚をおかすことになりかねない)。 
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