古本虫がさまよう 「雨の土曜日」に出没する古本ハンターの狂気?
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昨日(土曜日)はいつものように古本屋(市)行脚。だが、あいにくの雨模様。
いつもより出かけるのが遅れ、午後からの行脚。神保町では、お祭り(神田祭り)がこの週末あるようだが、さてはて?
5・11日経夕刊によると、「小雨の中、オフィス街を練り歩く氏子たち」という写真があったので、どうやら一応、土曜・日中「雨天決行」されたようだ。
土曜の午前、正午ごろまでは小雨だったようだが、僕が神保町にいた午後3時すぎは結構な雨足。小川町方面にちょっと人だかりがあったようにも見えた。そのあたりでは、何か神輿でも担いでいたのかもしれないが、それ以外は静かなもの。
人通りも少ない。祭りに向けてのこの「雨」、午後6時には自発的に「シャッター閉鎖街」になることの多い古本屋街に対しての「天譴」かと思う向きもあるかも?

そういえば、何年か前、以前もこの祭りのある時、古本屋街を歩いていたら、神輿を担いでいる法被姿のオッサンたちが、一休みなのか、道路上でプカプカとタバコを吸っているのに出くわしたことがある。おやおや千代田区条例・路上禁煙を堂々と無視か? 警備をしているお巡りさん、罰金過料を取ってくださいなと言いたくなったものだが? くれぐれも法令順守をお願いしたいもの。

ともあれ、神保町古書会館などでは、トーマス・ビバルディの『毒の蝶』 (浪速書房) 蠣崎要氏の『女の味 婦人科医の診療ノート』(日本文華社)、塩崎淑男氏の『パトグラフィー研究』 (近代文藝社)、北川弘氏の『最後の戦犯死刑囚』 (春秋社)、住野丙馬氏の『おらが村長行状記 狸心中の巻』 (独立評論社)、坂田真太郎氏の『ケインズ先生の株式相場学』 (東洋経済新報社)、佐藤竜一氏の『日中友好のいしずえ 草野心平・陶晶孫と日中戦争下の文化交流』 (日本地域社会研究所)、岡部博之氏の『女人千一夜 体験した一〇三人の女』 (あまとりあ社)、宇能鴻一郎氏の『ためいき』 (新潮社)、廣池秋子氏の『愛と憎しみの街 アメリカ村周辺』 (大日本雄弁会講談社)などを購入。

廣池氏は『オンリー達』の著者。
宇能鴻一郎氏の『ためいき』は昭和49年の刊行で、26字×24行の二段組。字が小さい! 学生時代は、こういう活字本を何のためらいもなく読んでいたものだったが…。もう再読は困難か?
宇能氏のこうした本はいずれ再評価される時代が来る? これは週刊新潮に連載されたということもあろうが、充実しており、分量的にも多いし…。リアルタイムで読んだのは、『わななき』 (新潮社)だったか? いや『すすりなき』 (新潮社)だったか。新潮三部作!?

次に高円寺へ。

周辺の古本屋で、岡部俊夫氏の『続・われら奥州特派員 定年記者、これからもいわせてもらおう』 (彩光社)、角田房子氏の『味に想う』 (中公文庫)、森泉笙子氏の『新宿の夜はキャラ色』 (三一書房)、神津武夫氏の『ある編集者の人生 沢田久雄伝』 (日本書房・非売品)を購入。沢田氏は平凡社の編集者だったようである。

そのほか、古書会館などで、村上兵衛氏の『ヨローッパ人類学入門』 (講談社)、松本幸輝久氏の『近代政治の彗星 想い出の政治家』 (三信図書)、『春、雪ふる 荒畑寒村戦中日誌』 (不二出版)、レオニード・ウラヂーミロフの『素顔のロシア人』 (タイムライフインターナショナル)、菊地定則氏の『群馬の平和運動』 (群馬県平和評議会)、『政治記者 後藤基夫』 (非売品)、『党内資料 北朝鮮問題と日本共産党 歴史的な経過の理解のために』 (日本共産党中央委員会出版局)、『地天老人一代記 木村泰治自叙伝 九十余年の奇運』 (非売品)、津島寿一氏の『風薫る「五月の日々」』 (非売品)、杉山正三氏の『野党外交の証言』 (ミネルヴァ書房)、香川綾氏の『栄養学と私の半生記』 (女子栄養大学出版部)、益田ミリ氏の『47都道府県女ひとりで行ってみよう』 (幻冬舎)、呉林俊氏の『記録なき囚人 ある朝鮮人戦中派の精神史』 (三一書房)、松原正氏の『文學と政治主義』 (地球社)、『松方三郎』 (非売品)、アメリカSF作家協会の『SFの書き方』 (講談社)、アラン・ボンバールの『実験漂流記』 (白水社)、上原光晴氏の『落下傘隊長 堀内海軍大佐の生涯』 (光和堂)、竹村健一氏の『アメリカのユーモア』 (研究社)などを購入。

高円寺古書会館も雨で、かつ閉館間際の夕方のせいか、いつもより少なめ。その中にあって、せっせとしゃがんでは本を手にし、十冊ぐらいになると、レジのカウンター脇に持って行って預け、再び場内をぐるぐると廻る異様な少し白髪まじりの古本ハンターがいらっしゃった。ううむ、どこかでお見かけしたような顔だち。最近も朝日新聞で洒脱な憲法論のインタビューに応じていた某先生ではないかと思ったが…。
それにしても、よく買う…。

僕も上記のように高円寺古書会館ではいつもより多めに買ったが、それでも5000円ぐらい。

松原正氏の本は、お弟子さんが仙台でやっている圭書房から新たに刊行もされているようである。この本も持っているような気がしたのだが…。

『後藤基夫』というのは朝日論説委員の追悼本のようであるが、巻頭に出てくるのが、金日成相手のヨイショインタビューの類では、さほどのことはあるまいと感じもした次第。

『堀内海軍大佐の生涯』は戦史本としては珍しい「ジャケ買い」。堀内大佐の「似顔絵」がカバーにもなっているが、独特の髭面がいい? オランダ相手のインドネシア戦線で活躍した軍人のようだ。オランダのあの女王なんか、江沢民と並ぶ「負け犬の遠吠え」を晩餐会か何かで語った国際非常識の人と記憶している。それはともかく、このカバーイラストの雰囲気は、和田誠氏のものに雰囲気が似ている。

村上兵衛氏に、こんな海外旅行記があるとは知らなかった。スペインや東欧にも出かけているようだ。面白そう。

ともあれ、持っている本もあるようにも感じたが…。

大型トートバッグ二つにショルダーバッグに本を入れて、傘をさしてとぼとほと駅に戻り帰宅…。この恰好、たとえは悪いが、浮浪者があちこちで新聞雑誌を蒐集し、安売りの露店に向かっているのと全く同じというしかない?
趣味は人それぞれ。ゴルフもまたよしだが、雨でも古本屋行脚はなんとかできるところがいい?

それにしても、さっきの高円寺で買いまくる古本ハンターさんは、さすがに全冊持ち帰るのではなく宅配便を使うのだろうが…。僕より先やってきて、まだ蒐集していた。

車中、ヤギヤスオ氏の『るつぼな下北沢日記』 (太田出版)を読んだ。著者は1949年生まれのイラストレーターとのこと。下北沢に住んでいた時の日記。下北沢のみならず周辺(経堂など)の古本屋行脚も書かれていたので手にした次第。といっても、刊行は10年以上前。

最近、下北沢駅も小田急駅が地下化されたとか。また駅周辺の再開発などでいろいろと揉めたりもしていると聞いているが、ここも以前商店街を歩いていたら、携帯が鳴るので出たけど、電柱や周辺店などから流れる音楽がうるさくて、とても聞き取れない。あわてて、路地に逃げてやっと少し話せた記憶がある。
古本屋が点在していて、退屈しない街ではあるが、まぁ、あまりにも雑踏しすぎる感はしないでもない。それがいいということもありうるだろうが…。でも、別に住んでいるわけではなく、高円寺と違ってたまに出かける程度だから、ご自由に?

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  07/07/2013 Sun [ Edit ]
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