古本虫がさまよう ソニー「スカイセンサ-5900」と富士通「オアシス(親指シフ・トワープロ)」を持っていて未だに使っている人は「アナログの王者」だ?
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『BCLラジオカタログ 完全保存版』 (三才ブックス)を読んだ。

BCLとは、ブロードキャスティング・リスニング(リスナー)のこと。国内のみならずBBCなど海外の短波放送(日本語)などを受信し、「受信報告書」を送ると、「ベリカード(受信確認証)がもらえる…ということで、その数を競うために、高性能の短波受信ラジオを中学生・高校生などが購入するブームが1972年(昭和47年)ごろから起こった。

ソニー、ナショナル(松下・パナソニック)などが、短波が良好に受信できるラジオを次々に発売していった。
我が実家にもソニーの「スカイセンサー5900」が今なお「現役」ラジオとして鎮座している(といってもあちこちガタがきている。ロッドアンテナは折れたままだし、電池の蓋は壊れ、ガムテープなどで押さえて使っている)。

本書によると、松下は「クーガ」、三菱は「ジーガム」などの愛称のラジオを発売していたそうな(そうしたラジオの写真集ともいえる本)。当時の価格で2万~4万というから、かなりの値段だ。スカイセンサー5900は、1975年の発売で27800円だったという。ううむ。親に買ってもらったのだろうが、今でも27800円となると、ちょっとしたお値段だ。

この前も、アナログのテレビ音声ではなくデジタルのテレビ音声が聴けるラジオが発売されたとのことで、買おうかと思ったら16000円ぐらいするので、しり込みしてまだ買っていない。もっと小型化されないと「危機管理」事態に備えて使うには勿体ないということもあるのだが、1975年当時27800円もするラジオをよくぞ親は買ってくれたものだと、いまになって感謝する次第…。

本書でさまざまなラジオを眺めたが、やはりソニーのスカイセンサー5900が最高である。ただ、この一つ前の5800を友人が持っていたが、そちらはタイマーがたしかあった。5900にはタイマーがなかったかと。夜ラジオをながら族で聴きながら眠るには、タイマーがあったほうが便利である。その点、5900にタイマーがなかったのは唯一の欠陥であったといえようか。

いま、我が家ではソニーのラジオ付き時計C630を愛用している。小型でシンプル。寝る前や深夜ふと目覚めた時など、15分刻みのタイマーをつけてNHKの深夜便を聴いている。電波時計ではないのに、「分」の単位は正確で電波時計並みである。これもいまはもう売っていないだろうか?

もっぱら高校生の頃、このラジオ(5900)で短波の大学受験講座を聴こうとしたものの、イマイチ入りがよくなかったかと? あと、ダンプの運転手のハムのやりとりのような音声がよく聞こえたのではなかったかと?

といっても、僕は当時から早寝早起きタイプだったので、民放ラジオの深夜放送などは聞くことはほとんどなかった。短波はBBCやボイスオブアメリカやオーストラリアだったか、日本語放送を少し聴いたことがあった程度か。とはいえ、勉強もしないで、短波の目盛りを上下させながら、何か聴こえてこないかと耳をすませた。時々、何処の国か分からないが、日本語らしき音声が雑音に混じりながらも聴こえたりしたものだった。

中波で中共やモスクワ放送や北朝鮮の番組を聴けたか? もう40年近い昔のこと故に記憶も定かではない。

本書によると、いまも入手可能な新品BCLラジオはあるとのこと。スカイセンサーなどに比べると、小型化もされている。
ネットの時代、パソコンでラジオも聴けるそうな。アナログおじさん故に、パソコンでラジオを聴けるといわれても、なんのことやら?

それにしてもスカイセンサー5900は一台しかないが、C630は3台あるし、富士通オアシスの親指シフトのワープロは3台ぐらいある。

そういえば、この前(4・30)、元町神戸のガード下の商店街を歩いたが、MDプレーヤーやワープロなどを売っている店が何軒かあった。BCLラジオも売っていたのではないか。青春時代を思い出す…。青春の思い出の品々といったところか。


関連書として、以前紹介したこともある本の題名などを以下列記。

1958年生まれの牧野良幸氏(絵と文)の『僕の音盤青春記1971-1976』『僕の音盤青春記Part2 1976-1981』 (音楽出版社)、 『オーディオ小僧の食いのこし ソノシートからホームシアターまで、昭和~平成オーディオクロニクル』 (共同通信社)。

 松崎順一氏の『ラジカセのデザイン』 (青幻社)や恩蔵茂氏の『FM雑誌と僕らの80年代「FMステーション」青春記』 (河出書房新社)。速水融氏の『汽車とレコード』 (慶應義塾大学出版会)。

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