古本虫がさまよう 爆弾低気圧を避けて古本屋行脚を断念し黒磯で花見しながら『短い夏』?
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土曜朝7時のNHKテレビニュースで゙「無理な外出控えて」と字幕にあった。「無用・不要な外出控えて」ということか。青春18切符で名古屋に出かけ、鶴舞の古書会館の古本市を見て、その周辺の古本屋に出かけようかと思ったが、「無用・不要な外出控えて」と言われては…。

それに、首都圏はどちらかというと土曜夜が「爆弾低気圧」襲来の「本番」のよう。名古屋は土曜・日中が危ない?

ということで、名古屋行きは断念し、なぜか、古女房と取り敢えず黒磯へ。その前に神保町古書会館などで、金田龍之介氏の『四十四年目の役者』 (レオ企画)を購入。すぐに黒磯へ。神保町はその後雨に祟れ、ワゴンセールは午後6時閉店どころか、もっと早く店じまいになったことであろうか? だとしたら天譴でしょうか?

黒磯の古本屋白線文庫さんは朝ブログで見た段階では、海外(仕入れ)旅行から帰国して営業再開しているか不明(帰宅して夜見ると再開しているように見えるが?)。どちらにせよ、白線文庫に寄る時間的余裕は今回はなし。駅蕎麦は食べたけど。

黒磯に向かう途中もそうだったが、ついて遊覧風バスでブラブラしたが、丁度桜も満開状態。雑木林の中にポツリポツリとピンクの桜の木が散開しているのはなかなかいいものなり。天候は、正午前後は少し薄日もさしていたが、午後3時過ぎからポツポツと雨。帰りはグリーンを奮発して、いつもの駅弁などを食べながら黒磯→上野一直線で帰宅。

車中では、柏原兵三氏の『短い夏』 (文藝春秋)を読んだ。若くして亡くなった芥川賞作家。最近、『長い道』 (桂書房)が復刊されたそうな。『長い道』は自らの疎開体験を綴った書。異質なモノに対するイジメはいつの世にもあったにせよ、昨今のアホないじめをする不良どもにも読ませたい本。僕は20年ちょっと前に中公文庫で読んだきり。

それはともかく、『短い夏』は短編小説集。自叙伝的な私小説の側面もあるようだ。世代というか歳を感じさせる内容でもある。 「外套」という作品では、自分の祖父は「映画」といわず「活動写真」といっていた。「レコードプレーヤー」を「蓄音機」というとも。自分自身も「国鉄」といわず、つい「省線」といったりして歳がばれるとも。

しかし、僕なども「JR」といわず「国鉄」「(旧)国鉄」とはよくいうものだ。さすがに「外套」とか「行李(カバン)」とは言わないが、ズボンのことを「パンツ」というのには抵抗がある。

また、ある女性の結婚を評するにあたって、「29歳で結婚」「女性にしてはずい分晩婚だったな」とも。まぁ、かつてはクリスマスケーキのように、24、25がピークで、26以降は半額セールの対象?になったものだ。

とまぁ、前半の短編小説は、一昔前の東京などの風俗が描かれている小説だ。房総に行く時に、「両国」から電車が出ていたり、「外套」欲しさにアメリカの中古品を買いあさりに行ったり…。

後半はベルリンやアメリカに出かけた時のエッセイ風の作品も。本は、昭和46年の刊行。一連の作品が雑誌に掲載されたのは昭和43年~のころ。僕が小学生のころだ。当時、こういう本を読んでも、無論何も感じなかっただろうが、平成25年の今、読むと、なにかしみじみと感じるものがある…。歳か……。

蛇足だが、古女房が携帯電話からスマホに転換。このスマホ、放射線量を測定することができるそうな。黒磯周辺は首都圏より、やはり福島第一原発に近い分、線量はヒトケタ多かった。ううむ。
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