古本虫がさまよう 「ビブリア古書堂」か「薔薇十字社」か、古女房や子供より古本が大事と思えるか、それが問題だ
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今夜(月曜)9時~放送のフジテレビの「ビブリア古書堂の事件手帖」 (最終回)を拝見。先週からの続き。江戸川乱歩の作品が主テーマ。まぁ、話しの流れとしては、多少のどんでん返しもあり、それなりに面白く見た。問題作が収録されている春陽堂文庫版のカバーも懐かしい。キーブックというかキーワード(短編小説タイトル)もかつて、その文庫版シリーズは一読した覚えがあるから、目を通していたはずだが、もう記憶は彼方。

たまたま内藤三津子氏の『薔薇十字社とその軌跡 出版人に聞く⑩』 (論創社・インタビュー構成小田光雄氏)を読んでいた。
内藤氏は1937年生まれ。大学卒業後、さまざまな職業を転々。新書館、「話の特集」、そして「天声出版」にて雑誌「血と薔薇」を企画するもののほぼ三号雑誌で終わる。その後、薔薇十字社を設立し、何十冊かの本を刊行するものの倒産。出帆社などをへて編集プロダクションなどを主宰していったとのこと。

この出版人に聞くシリーズはすでに9冊刊行されており、いずれも面白く一読してきた。『震災に負けない古書ふみくら』など、何冊か紹介もしてきた。

薔薇十字社の本は何冊か積んどくしている程度で、著者のこともよくは知らなかった。「話の特集」にいた時、矢崎泰久とは肌が合わなかったとのこと。要するに価値観が違うという。「左翼権力主義者で、そのくせ正義感を前面にだしたりする」「権力志向が強いのに、反権力だといったりして」と。
あぁ、そういう容共リベラルというのか、左翼の権力主義者って、そのころは掃いて捨てるほどいたことだろう。このあたりの人間批評は、結構「正論」ではなかろうか?

『家畜人ヤプー』や『ポルの王子さま』なども話題として出てくる。都市出版社や路書房なども…。
そうした本が「古本」となって古本屋や古本市の片隅にひっそりと今も残ったりしている。一冊500円前後であったり、少し高かったり…。

「ビブリア古書堂の事件手帖」では、主人公の栞子の母親が一冊の本を求めて家を出て行く軌跡が回想的に描かれていた。一冊の本のために子供や妻子を捨てていく男もいることだろうか。鹿島茂氏の名著『子供より古書が大事と思いたい 増補新版』 (青土社。文春文庫版もあり。ただ文庫版は増補新版以前の最初の版を文庫化したもの)という本があるが、栞子の母親は文字通り「子供より古書が大事と思いたい」女であったのだろう。
しかし、『古女房より古本が大事と思いたい』人もいることだろう。女房と畳は新しいほうがいいともいうし。
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古女房と古本の確執の答えは、古本虫さんのブログ内にあったのですね。
この記事にある、内藤三津子関連の作品は、図書館にあつたので、早速
予約しました。投稿日 (2014/07/03)
HN:青木慧 (67歳)  07/03/2014 Thu URL [ Edit ]
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